スクリプトタスクによる画像の操作

[アーティクル]
12/15/2008

製品またはユーザーのデータベースには、テキストや数値データに加え、画像も頻繁に含まれています。Microsoft .NET Framework の System.Drawing 名前空間では、画像を操作するためのクラスが提供されています。

例 1 : 画像を JPEG 形式に変換する

例 2 : サムネイル画像を作成および保存する

メモ :
複数のパッケージでより簡単に再利用できるタスクを作成する場合は、このスクリプトタスクサンプルのコードを基にした、カスタムタスクの作成を検討してください。詳細については、「カスタムタスクの開発」を参照してください。

例 1 の説明 : 画像を JPEG 形式に変換する

次の例では、変数で指定された画像ファイルを開き、エンコーダを使用して圧縮 JPEG ファイルとして保存します。エンコーダ情報を取得するコードは、private 関数にカプセル化されています。

このスクリプトタスクの例を単一の画像ファイルで使用するように構成するには

CurrentImageFile という名前の文字列変数を作成し、その値を既存の画像ファイルのパスおよびファイル名に設定します。
[スクリプトタスクエディタ] の [スクリプト] ページで、CurrentImageFile 変数を ReadOnlyVariables プロパティに追加します。
このスクリプトプロジェクトでは、参照を System.Drawing 名前空間に設定します。
実際のコードでは、Imports ステートメントを使用して、System.Drawing および System.IO 名前空間をインポートします。

このスクリプトタスクの例を複数の画像ファイルで使用するように構成するには

Foreach ループコンテナ内にスクリプトタスクを入れます。
[Foreach ループエディタ] の [コレクション] ページで、列挙子として [Foreach File 列挙子] を選択し、次に、ソースファイルのパスおよびファイルマスク ("*.bmp" など) を指定します。
[変数のマッピング] ページで、CurrentImageFile 変数をインデックス 0 にマップします。この変数は、列挙子が繰り返されるたびに、現在のファイル名をスクリプトタスクに渡します。

メモ :

この手順は、単一の画像ファイルで使用する場合の手順としてリストされているものに追加されます。

メモ :
この手順は、単一の画像ファイルで使用する場合の手順としてリストされているものに追加されます。

例 1 のコード

Public Sub Main()

    'Create and initialize variables.
    Dim currentFile As String
    Dim newFile As String
    Dim bmp As Bitmap
    Dim eps As New Imaging.EncoderParameters(1)
    Dim ici As Imaging.ImageCodecInfo
    Dim supportedExtensions() As String = _
        {".BMP", ".GIF", ".JPG", ".JPEG", ".EXIF", ".PNG", _
        ".TIFF", ".TIF", ".ICO", ".ICON"}

    Try
        'Store the variable in a string for local manipulation.
        currentFile = Dts.Variables("CurrentImageFile").Value.ToString
        'Check the extension of the file against a list of
        'files that the Bitmap class supports.
        If Array.IndexOf(supportedExtensions, _
            Path.GetExtension(currentFile).ToUpper) > -1 Then

            'Load the file.
            bmp = New Bitmap(currentFile)

            'Calculate the new name for the compressed image.
            'Note: This will overwrite existing JPEGs.
            newFile = Path.Combine( _
                Path.GetDirectoryName(currentFile), _
                String.Concat(Path.GetFileNameWithoutExtension(currentFile), _
                ".jpg"))

            'Specify the compression ratio (0=worst quality, 100=best quality).
            eps.Param(0) = New Imaging.EncoderParameter( _
                Imaging.Encoder.Quality, 75)

            'Retrieve the ImageCodecInfo associated with the jpeg format.
            ici = GetEncoderInfo("image/jpeg")

            'Save the file, compressing it into the jpeg encoding.
            bmp.Save(newFile, ici, eps)
        Else
            'The file is not supported by the Bitmap class.
            Dts.Events.FireWarning(0, "Image Resampling Sample", _
                "File " & currentFile & " is not a supported format.", _
                "", 0)
         End If
        Dts.TaskResult = Dts.Results.Success
    Catch ex As Exception
        'An error occurred.
        Dts.Events.FireError(0, "Image Resampling Sample", _
            ex.Message & ControlChars.CrLf & ex.StackTrace, _
            String.Empty, 0)
        Dts.TaskResult = Dts.Results.Failure
    End Try

End Sub

Private Function GetEncoderInfo(ByVal mimeType As String) As Imaging.ImageCodecInfo

    'The available image codecs are returned as an array,
    'which requires code to iterate until the specified codec is found.

    Dim count As Integer
    Dim encoders() As Imaging.ImageCodecInfo

    encoders = Imaging.ImageCodecInfo.GetImageEncoders()

    For count = 0 To encoders.Length
        If encoders(count).MimeType = mimeType Then
            Return encoders(count)
        End If
    Next

    'This point is only reached if a codec is not found.
    Err.Raise(513, "Image Resampling Sample", String.Format( _
        "The {0} codec is not available. Unable to compress file.", _
            mimeType))
    Return Nothing

End Function

例 2 の説明 : サムネイル画像を作成および保存する

次の例では、変数で指定された画像ファイルを開いて、一定の縦横比を維持しながら画像のサムネイルを作成し、ファイル名を変更してサムネイルを保存します。一定の縦横比を維持しながらサムネイルの高さと幅を計算するコードは、private サブルーチンでカプセル化されています。

このスクリプトタスクの例を単一の画像ファイルで使用するように構成するには

CurrentImageFile という名前の文字列変数を作成し、その値を既存の画像ファイルのパスおよびファイル名に設定します。
次に MaxThumbSize 整数変数を作成し、100 などのピクセル値を割り当てます。
[スクリプトタスクエディタ] の [スクリプト] ページで、この 2 つの変数を ReadOnlyVariables プロパティに追加します。
このスクリプトプロジェクトでは、参照を System.Drawing 名前空間に設定します。
実際のコードでは、Imports ステートメントを使用して、System.Drawing および System.IO 名前空間をインポートします。

このスクリプトタスクの例を複数の画像ファイルで使用するように構成するには

Foreach ループコンテナ内にスクリプトタスクを入れます。
[Foreach ループエディタ] の [コレクション] ページで、[列挙子] として [Foreach File 列挙子] を選択し、次に、ソースファイルのパスおよびファイルマスク ("*.jpg" など) を指定します。
[変数のマッピング] ページで、CurrentImageFile 変数をインデックス 0 にマップします。この変数は、列挙子が繰り返されるたびに、現在のファイル名をスクリプトタスクに渡します。

メモ :

この手順は、単一の画像ファイルで使用する場合の手順としてリストされているものに追加されます。

メモ :
この手順は、単一の画像ファイルで使用する場合の手順としてリストされているものに追加されます。

例 2 のコード

Public Sub Main()

    Dim currentImageFile As String
    Dim currentImage As Image
    Dim maxThumbSize As Integer
    Dim thumbnailImage As Image
    Dim thumbnailFile As String
    Dim thumbnailHeight As Integer
    Dim thumbnailWidth As Integer

    currentImageFile = Dts.Variables("CurrentImageFile").Value.ToString
    thumbnailFile = Path.Combine( _
        Path.GetDirectoryName(currentImageFile), _
        String.Concat(Path.GetFileNameWithoutExtension(currentImageFile), _
        "_thumbnail.jpg"))

    Try
        currentImage = Image.FromFile(currentImageFile)

        maxThumbSize = CType(Dts.Variables("MaxThumbSize").Value, Integer)
        CalculateThumbnailSize( _
            maxThumbSize, currentImage, thumbnailWidth, thumbnailHeight)

        thumbnailImage = currentImage.GetThumbnailImage( _
           thumbnailWidth, thumbnailHeight, Nothing, Nothing)
        thumbnailImage.Save(thumbnailFile)
        Dts.TaskResult = Dts.Results.Success
    Catch ex As Exception
        Dts.Events.FireError(0, "Script Task Example", _
        ex.Message & ControlChars.CrLf & ex.StackTrace, _
        String.Empty, 0)
        Dts.TaskResult = Dts.Results.Failure
    End Try

End Sub

Private Sub CalculateThumbnailSize( _
    ByVal maxSize As Integer, ByVal sourceImage As Image, _
    ByRef thumbWidth As Integer, ByRef thumbHeight As Integer)

    If sourceImage.Width > sourceImage.Height Then
        thumbWidth = maxSize
        thumbHeight = CInt((maxSize / sourceImage.Width) * sourceImage.Height)
    Else
        thumbHeight = maxSize
        thumbWidth = CInt((maxSize / sourceImage.Height) * sourceImage.Width)
    End If

End Sub

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スクリプトタスクによる画像の操作

例 1 の説明 : 画像を JPEG 形式に変換する

このスクリプトタスクの例を単一の画像ファイルで使用するように構成するには

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例 2 の説明 : サムネイル画像を作成および保存する

このスクリプトタスクの例を単一の画像ファイルで使用するように構成するには

このスクリプトタスクの例を複数の画像ファイルで使用するように構成するには

例 2 のコード

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このスクリプト タスクの例を単一の画像ファイルで使用するように構成するには

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例 2 の説明 : サムネイル画像を作成および保存する

このスクリプト タスクの例を単一の画像ファイルで使用するように構成するには

このスクリプト タスクの例を複数の画像ファイルで使用するように構成するには

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