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TopCount (MDX)

更新 : 2006 年 7 月 17 日

セットを降順に並べ替え、値の大きい方から指定された数の要素を返します。

構文

TopCount(Set_Expression,Count [ ,Numeric_Expression ] )

引数

  • Set_Expression
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
  • Count
    返す組の数を指定する有効な数値式です。
  • Numeric_Expression
    有効な数値式です。通常は、数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。

解説

数値式が指定されている場合、TopCount 関数は、指定されたセットに対して評価した数値式で指定される値に基づいて、指定されたセット内の組を降順で並べ替えます。TopCount 関数は、セットを並べ替えてから、指定数の組を値の大きい方から返します。

ms144792.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
TopCount 関数は、BottomCount 関数と同様に、常に階層を解除します。

数値式が指定されていない場合は、Head (MDX) 関数の同様の動作で、並べ替えを行わずに自然順序でメンバのセットを返します。

次の例では、Bike カテゴリについて、2003 会計年度の Geography ディメンションの Geography 階層にある City レベルのメンバのセットを Reseller Sales Amount メジャーで (最も売上が多いメンバが 1 番目になるように) 並べ替えて、最初の 5 つのメンバを返しています。

SELECT TopCount
   ({[Geography].[Geography].[City].Members 
      *[Date].[Fiscal].[Fiscal Year].[FY 2003]}
   , 5
   , [Measures].[Reseller Sales Amount]
   ) ON 0,
   [Product].[Product Categories].Bikes ON 1
FROM [Adventure Works]

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

変更内容 :
  • わかりやすくするために構文および引数を更新しました。
  • 更新した例を追加しました。