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レポート アイテムへのスタイルのプロパティの適用

各レポート アイテムには、アイテムの外観を制御するスタイルのプロパティがあります。これらのプロパティには、罫線のスタイル、色、フォント スタイル、余白などがあります。スタイルの中には、一部のレポート アイテムでのみ利用できるものがあります。たとえば、テキストを保持できるアイテムはテキスト ボックスか集計しかないので、フォント スタイルのプロパティはこれらのアイテムにのみ適用できます。レポート アイテムの両端に同じ罫線のスタイル プロパティと余白プロパティを適用することも、それぞれ別のスタイルを適用することもできます。

レポート デザイナのアイテムにスタイル プロパティを適用するには、適用対象のアイテムを選択し、そのアイテムの [プロパティ] ダイアログ ボックスでプロパティを編集するか、[プロパティ] ウィンドウでアイテムのプロパティを変更します。

ms156380.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
FontFamily プロパティには、ローカル コンピュータ上にあるすべてのフォントが一覧表示されます。希望するフォントがレポート サーバーにはなくても、ローカル コンピュータにある場合は、このフォント名を入力できます。テキストが適切に表示されるためには、レポート サーバーまたはクライアント コンピュータに、レポート定義で使用されているフォントがインストールされている必要があります。たとえば、画像表示拡張機能により表示されたレポートでは、サーバーにフォントがインストールされている必要があります。HTML 表示拡張機能により表示されたレポートでは、クライアント コンピュータにフォントがインストールされている必要があります。

Reporting Services のスタイルのプロパティ

スタイルのプロパティ 説明

BackgroundColor 要素 (RDL)

アイテムの背景色です。

BackgroundGradientType 要素 (RDL)

背景のグラデーションが表示される方向です。

BackgroundGradientEndColor 要素 (RDL)

背景のグラデーションの終了色です。省略した場合、アイテムの背景にはグラデーションが使用されません。

BackgroundImage 要素 (RDL)

アイテムの背景として表示される画像です。

BorderColor 要素 (RDL)

アイテムの罫線の色です。

BorderStyle 要素 (RDL)

アイテムの罫線のスタイルです。たとえば、点線、破線、実線などです。

BorderWidth 要素 (RDL)

アイテムの罫線の幅です。

Calendar 要素 (RDL)

日付の書式設定に使用するカレンダーです。

Color 要素 (RDL)

アイテムのテキストの色です。

Direction 要素 (RDL)

テキストの方向を示します。

FontFamily 要素 (RDL)

アイテムのテキストに使用するフォントの名前です。

FontSize 要素 (ASSL)

フォントのサイズ (ポイント単位) です。

FontStyle 要素 (RDL)

アイテムのテキストに使用するフォントのスタイルです。たとえば、斜体などです。

FontWeight 要素 (RDL)

アイテムのテキストに使用するフォントの太さです。

Format 要素 (RDL)

アイテムに適用される Microsoft .NET Framework 書式指定文字列です。たとえば、通貨の C などです。

Language 要素 (Report) (RDL)

テキストの第一言語です。

LineHeight 要素 (RDL)

テキスト行の高さです。指定がない場合は、高さはフォント サイズによって決められます。

NumeralLanguage 要素 (RDL)

言語プロパティに基づいて使用する数値形式です。

NumeralVariant 要素 (RDL)

使用するバリアント型の数値形式です。

PaddingBottom 要素 (RDL)

アイテムの下枠とアイテム内のテキストや画像の間に挿入される空間の大きさです。

PaddingLeft 要素 (RDL)

アイテムの左枠とアイテム内のテキストや画像の間に挿入される空間の大きさです。

PaddingRight 要素 (RDL)

アイテムの右枠とアイテム内のテキストや画像の間に挿入される空間の大きさです。

PaddingTop 要素 (RDL)

アイテムの上枠とアイテム内のテキストや画像の間に挿入される空間の大きさです。

TextAlign 要素 (RDL)

アイテムのテキストの横方向の配置です。たとえば、左揃え、右揃え、中央揃えなどです。

TextDecoration 要素 (RDL)

アイテムのテキストに使用されるフォントに適用する特殊効果を示します。たとえば、下線などです。

UnicodeBiDi 要素 (RDL)

双方向埋め込みのレベルです。

VerticalAlign 要素 (RDL)

アイテムのテキストの縦方向の配置です。たとえば、上詰め、中央揃え、下詰めなどです。

WritingMode 要素 (RDL)

テキストの方向を示します。

ms156380.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
環境によっては、いくつかの TextDecoration スタイルが表示されない場合があります。たとえば、Overline テキスト装飾はグラフには反映されません。

[罫線] ツール バー

レポート デザイナには、選択したレポート アイテムの罫線スタイルの変更に使用できる [罫線] ツール バーが用意されています。このツール バーを使用して罫線を適用するには、レポート アイテム、テーブル、またはマトリックスのセルを選択します。ツール バーで、[罫線のスタイル]、[罫線の太さ]、および [罫線の色] を選択し、スタイルに適用する罫線を選択します。ツール バーから利用できる罫線は、選択されたレポート アイテムによって異なります。たとえば、テキスト ボックスの外縁にはスタイルしか適用できませんが、テーブルの複数のセルには複数の罫線を適用できます。スタイルは、ツール バーの罫線を選択しないと適用されません。

参照

概念

レポート アイテムの書式設定
レポート レイアウトのデザイン

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手