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レポートの処理と表示のトラブルシューティング

更新 : 2008 年 11 月 17 日

このトピックでは、レポート実行時に発生する問題のトラブルシューティングを行います。

レポートのトラブルシューティング方法の詳細については、「レポートの問題のトラブルシューティング テクニック」を参照してください。

レポートのパフォーマンスの詳細については、「レポートのパフォーマンスのトラブルシューティング」を参照してください。

rsProcessingAborted エラーと rsErrorExecutingCommand エラー

次に示すエラーの組み合わせは、データ ソース接続がない、または無効である場合に発生します。

"レポートの処理中にエラーが発生しました。(rsProcessingAborted)

データセット '<datatset name>' に対してクエリを実行できませんでした。(rsErrorExecutingCommand)

オブジェクト名 '<object name>' が無効です。"

接続文字列がデータ ソースに対して有効であることを確認してください。

詳細については、「Reporting Services のエラーおよびイベント」を参照してください。

サーバーでのレポート処理中に予期しないエラーが発生した

レポート サーバーにローカル管理者の資格情報を使ってログオンした場合は、ページを右クリックして [ソースの表示] をクリックすると、呼び出し履歴を表示できます。呼び出し履歴には詳細情報が記載されています。

ローカルでのレポート処理中に予期しないエラーが発生した

ローカル データ キャッシュ (.rdl データ) ファイルに問題が発生すると、"ローカル レポートの処理中にエラーが発生しました。インデックスが配列の境界外です。" というエラー メッセージが表示されることがあります。

境界外のインデックスが参照しているデータセットを特定します。SQL Server Business Intelligence Development Studio を閉じて、そのデータセットに該当する .rdl.data ファイルを削除します。BI Development Studio を開き、レポートを再度実行します。これにより、適切なインデックス境界でキャッシュ データが再構築されます。

切り替えアイテムが機能しない

エラーが発生することなくレポートが生成されても切り替えアイテムが機能しない (たとえば、展開アイコン (+) をクリックしても何も起こらない) 場合、レポート サーバーをホストするコンピュータの名前を確認してください。コンピュータ名にアンダースコアが含まれていると、切り替えアイテムが機能しません。これは既知の問題です。回避策はありません。切り替えアイテムを使用する場合、名前にアンダースコア文字を含まないコンピュータを使用する必要があります。

Web アーカイブへのエクスポートでキャッシュ データが使用される

Microsoft Internet Explorer で Web アーカイブ (MHTML) にレポートをエクスポートするときに、前回のエクスポートと異なるパラメータ値を選択している場合、エクスポートしたレポートの値に前回の選択内容が反映されるという問題が発生します。これは Internet Explorer で、レポート サーバーから提供される最新バージョンのレポートではなく、キャッシュにあるレポートが読み込まれるためです。この問題を回避するには、ブラウザのキャッシュをクリアするか、レポート ツール バーの [更新] をクリックしてからレポートを再エクスポートします。

ブラウザに関連するその他の問題については、「Reporting Services のブラウザ サポート」を参照してください。

対応するクライアント アプリケーションが見つからない場合、エクスポートが失敗する

エクスポート形式によっては、クライアント アプリケーションが必要な場合があります。必要なクライアント アプリケーションがインストールされていない場合、エクスポートが実行されません。たとえば、PDF 形式のレポートを開く場合には、Adobe Acrobat Reader がコンピュータにインストールされている必要があります。

静的ファイルにエクスポートした場合に、対話型レポート機能が動作しない

ドリルダウン マトリックス レポートやハイパーリンクが含まれるレポートなど、対話機能を持つレポートを静的ファイルとして保存した場合、これらの機能が動作しません。

対話機能を備えた形式 (具体的には Office Web Components を使用している HTML) でコンピュータにレポートを保存すると、ファイルにエラーが発生したり、画像が欠落します。Office Web Components を使用している HTML 形式は静的ファイル用ではありません。

Run As を使用してレポートを実行すると、画像とグラフが読み込まれない

Microsoft Windows の Run As を使用して、別のセキュリティ コンテキストでレポートを表示できます。状況によっては、グラフを含むレポートが正しく読み込まれない場合があります。レポートを開くと、グラフはインターネット一時ファイルとしてレポート サーバーのキャッシュに保存されます。キャッシュ ファイルが保存されているフォルダにアクセスする権限を持っていない場合、レポートにグラフが表示されないことがあります。

参照

概念

Reporting Services のログ ファイル
レポートのパフォーマンスのトラブルシューティング

その他の技術情報

Reporting Services のトラブルシューティング
Reporting Services のエラーおよびイベント

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2008 年 11 月 17 日

変更内容 :
  • コンテンツの処理と表示を連結させ、新しいトラブルシューティング コンテンツおよびレポート処理コンテンツへのリンクを追加しました。

2006 年 4 月 14 日

追加内容 :
  • 「ローカルでのレポート処理中に予期しないエラーが発生した」のセクションを追加しました。