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Excel 表示でのレポート アイテム

レポート アイテムとは、データ領域以外のアイテム (テーブル、マトリックス、一覧、およびグラフ) です。レポート アイテムが、四角形や一覧などのコンテナ内にある場合は、このアイテムの座標はコンテナに対して相対的に決められます。たとえば、レポート アイテムが四角形内に定義されている場合、各アイテムの座標はこの四角形に対して相対的に決められます。

このトピックでは、テキスト ボックス、四角形、画像、サブレポート、およびアクションを Microsoft Excel にエクスポートする際の表示動作について説明します。

テキスト ボックス

Textbox 要素を Excel で表示する場合、そのデータ型は Excel で利用できるデータ型の 1 つに変換される可能性があります。数値は、ピリオドを小数点とする、完全な有効桁数の数値に変換されます。ブール値の 0 および 1 は、文字列 "true" または "false" に変換されます。

四角形

四角形は、セルのグループに変換されます。四角形に他のアイテムが含まれている場合は、四角形は複数のセルで表される領域となり、四角形の枠線と背景色がこのセル領域に適用されます。四角形の枠線はセルの罫線に変換され、背景はこの領域内のセルの背景色に変換されます。これは、一覧や本文、ページ ヘッダー、ページ フッターなど、四角形の自由形式レイアウト領域として扱われるすべてのアイテムに該当します。

改ページは、四角形のアイテムに定義されている PageBreakAtStart 属性および PageBreadAtEnd 属性の値に応じて変換されます。四角形にアイテムが何もない場合は、改ページは作成されません。

画像

画像には、ロゴやピクチャ、またはデータ行で繰り返し使用されるピクチャを使用できます。画像は、任意のレポート アイテムの背景としても使用できます。URL ベースの画像をレポートで使用している場合は、この画像アイテムにはレポート サーバーまたは別の Web サーバー上の画像を指す URL が含まれます。画像を Excel 形式で表示すると、静的ピクチャとして表示されます。

サブレポート

サブレポートは、レポート内部にあるアイテムです。このアイテムは、同じレポート サーバー内の別のレポートを参照します。Excel 形式で表示すると、サブレポートは他のレポートのコンテンツを含む現在のレポート内にある四角形として表示されます。サブレポートは、別の Excel シートではなく、親レポートと同じ Excel ワークシート上に表示されます。ただし、サブレポートに関連付けられているデータがない場合は、サブレポートは表示されません。

サブレポートの罫線は表示されます。また、レポート中のアイテム名は、他のサブレポートと重複している可能性があります。

アクション

レポート上にハイパーリンク、ブックマーク リンク、またはドリルスルー リンクが作成されると、レポート定義言語 (RDL) 内に Action 要素が作成されます。次の表は、Excel での Action 要素の変換方法を示しています。

Action の子要素 Excel での変換

Hyperlink

ワークシート内のハイパーリンクに変換されます。

BookmarkLink

レポート アイテムの名前を指すハイパーリンクに変換されます。

Drillthrough

ドリルスルー リンクが参照するレポートを指すハイパーリンクに変換されます。

Action 要素の詳細については、「Action 要素 (RDL)」を参照してください。

参照

概念

レポートの表示に関するデザイン上の注意事項

その他の技術情報

Reporting Services のプログラミング

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手