次の方法で共有


RunningValue 関数 (Reporting Services)

更新 : 2007 年 9 月 15 日

指定された式の累計を返します。

構文

 RunningValue(Expression, Function, Scope)

パラメータ

  • Expression
    (データ型は Function で指定されている集計関数により決まります) この集計関数の実行対象の数値データに評価される式です。この式には、集計関数が使用されている式を指定することはできません。
  • Function
    (Enum) 式に適用する集計関数の名前です。この関数は、RunningValueRowNumber、または Aggregate にすることはできません。
  • Scope
    (String) この集計関数の適用先となるレポート アイテムを含むデータセット、グループ、またはデータ領域の名前です。データセットが指定された場合は、累計値はデータセット全体にわたってリセットされません。グループが指定された場合は、累計値はグループ式が変更されるとリセットされます。データ領域が指定された場合は、累計値はデータ領域の新しいインスタンスごとにリセットされます。Scope パラメータの詳細については、「式でのレポート関数の使用 (Reporting Services)」を参照してください。

戻り値の型

Function パラメータに指定された集計関数によって決まります。

解説

RunningValue の制限も、Function パラメータに指定された集計関数によって決まります。詳細については、使用する集計関数のトピックを参照してください。

式で指定する一連のデータは、同じデータ型である必要があります。複数の数値データ型を持つデータを同じデータ型に変換するには、CIntCDblCDec などの変換関数を使用します。詳細については、「データ型変換関数」を参照してください。

Scope に式は指定できません。

使用例

次のコード例では、最も外側のデータ領域の Cost フィールドの累計が返されます。

RunningValue(Fields!Cost.Value, Sum, Nothing)

参照

概念

Reporting Services での式の作成

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手