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カスタム配信プロトコルの開発

  • [アーティクル]

Notification Services には、インスタンスの配信チャネルですぐに使用できる標準の配信プロトコルが用意されています。ただし、標準コンポーネントに用意されたプロトコル以外のプロトコルで通知を配信する場合は、カスタム配信プロトコルを開発する必要があります。カスタム配信プロトコル コンポーネントは、メッセージの作成とネットワーク プロトコルのトランスポート要件が実装されることで、Notification Services システム内からアクセスできるようになります。

配信プロトコル インターフェイス

カスタム配信プロトコルを開発するには、Notification Services に用意された次の 2 つのインターフェイスのいずれかを実装するマネージ クラスを開発します。

  • IHttpProtocolProvider インターフェイスは、HTTP ベースのカスタム配信プロトコルの開発を容易にするために用意されています。このインターフェイスでは、HTTP 関連の機能がすべて提供されるので、HTTP ベースのプロトコルの開発は単純化され、開発者は、メッセージ エンベロープの書式設定とサーバーからの応答の処理を行うコードを作成するだけで済みます。
  • IDeliveryProtocol インターフェイスは、他のプロトコルを実装するカスタム配信プロトコル、または IHttpProtocolProvider インターフェイスで開発されたものよりも柔軟な HTTP ベースの配信プロトコルを開発するときに使用します。

これらのインターフェイスは、どちらも Microsoft.SqlServer.NotificationServices 名前空間にあります。

カスタム配信プロトコルは、マネージ コード アセンブリのクラスとして実装する必要があります。このアセンブリは、インスタンス構成で完全なパスを指定することで任意の場所に配置できます。

カスタム配信プロトコルの宣言および使用

カスタム配信プロトコルを使用するには、Notification Services のインスタンスとアプリケーションを構成する必要があります。

  • 各カスタム配信プロトコルについて、インスタンス構成で宣言する必要があります。詳細については、「カスタム配信プロトコルの定義」を参照してください。
  • カスタム配信プロトコルを使用する配信チャネルを 1 つ以上定義する必要があります。詳細については、「配信チャネルの定義」を参照してください。
  • その配信プロトコルに必要な通知クラス固有の情報を宣言する必要があります。詳細については、「配信プロトコルの構成」を参照してください。

Web サービス

カスタム配信プロトコルで Web サービスを呼び出して Windows 認証を使用する場合は、Web サービス プロキシに資格情報を渡すように Notification Services エンジンを構成する必要があります。エンジンのプロパティは、NSService.exe.config ファイルで構成します。

構成要素の子として以下の XML を追加します。

<system.web>
    <authentication mode="Windows" /> 
    <identity impersonate="true" /> 
</system.web>

参照

処理手順

Notification Services イベント ログ記録の構成

その他の技術情報

標準配信プロトコル
Notification Services のカスタム コンポーネントの開発

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手