レッスン 4 : レポート モデルの定義
レポート モデルとは、物理データベースの上に位置し、ビジネス エンティティ、フィールド、およびロールを識別するメタデータ レイヤです。レポート モデルがパブリッシュされていれば、データベース構造に詳しくなくても、またクエリを記述しなくても、レポート ビルダでレポートを生成することができます。モデルは複数のエンティティで構成されます。エンティティとは、わかりやすい名前でグループ化された関連レポート アイテム、これらのビジネス エンティティ間の定義済みリレーションシップ、および定義済みの計算です。モデルは、SMDL (Semantic Model Definition Language) と呼ばれる XML 言語を使用して定義されます。レポート モデルのファイル拡張子は .smdl です。
このチュートリアルでは、レポート ビルダで使用できるレポート モデルを作成します。
レポート モデルを定義するには
ソリューション エクスプローラで [レポート モデル] を右クリックし、[新しいレポート モデルの追加] をクリックします。
レポート モデル ウィザードが表示されます。
[次へ] をクリックします。
[使用できるデータ ソース ビュー] の一覧で [ModelTutorial] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[レポート モデル生成ルールの選択] ページが表示されます。このルールは、データ ソースからメタデータを生成する方法を決定します。このチュートリアルではすべて既定値を使用します。メタデータがエンティティと呼ばれるオブジェクトに結合されます。
[次へ] をクリックします。[モデルの統計の収集] ページが表示されます。
メモ : SMDL は、データ ソース ビューに格納されているデータベース統計に基づいて、モデル内に設定を生成します。データ ソース内のデータを変更した場合、またはデータ ソース ビューを更新した場合は、[生成の前にモデルの統計を収集する] をオンにすることをお勧めします。 [生成の前にモデルの統計を収集する] がオンになっていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[名前] ボックスで、[ModelTutorial] が選択されていることを確認します。
ウィザードの入力を完了してレポート モデルを作成するには、[実行] をクリックします。
[完了] をクリックします。
[ModelTutorial - Microsoft Visual Studio] ウィンドウに、モデル内のエンティティとフォルダが表示されます。エンティティを選択すると、そのエンティティに存在するフィールド、フォルダ、およびロールの一覧が表示されます。モデル名が選択されている場合は、右クリックしてエンティティ、分析観点、およびフォルダを追加できます。エンティティが選択されている場合は、右クリックしてフォルダ、ソース フィールド、式、およびロールを追加できます。
次の手順
次に、Business Intelligence Development Studio を使用して、モデルをレポート サーバーにパブリッシュします。「レッスン 5 : レポート モデル プロジェクトのパブリッシュ」を参照してください。
参照
概念
Reporting Services のチュートリアル
チュートリアル : レポート モデルの作成
その他の技術情報
モデル デザイナを使用した作業
モデル デザイナ
レポート ビルダ
レポート モデル ウィザードの F1 へルプ