レッスン 2 : キューブの定義と配置
前のレッスンでは、Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) プロジェクトのデータ ソース ビューを定義しました。これで、最初の Analysis Services キューブを定義することができます。まず、キューブとは別にディメンションを定義し、その後、それらのディメンションを使用してキューブを定義します。Business Intelligence Development Studio のキューブ ウィザードでは、キューブとそのディメンションを一度に定義することもできます。簡単なキューブを作成する場合、またはキューブを初めて定義する場合は、キューブ ウィザードを使用して、キューブとそのディメンションをまとめて作成することをお勧めします。ただし、複数のキューブで構成され、それらのキューブが同じデータベース ディメンションを共有するような複雑なソリューションを設計する場合は、通常、データベース レベルでディメンションを定義することから始めます。このようなディメンションをデータベース ディメンションといいます。次に、ソリューション内にキューブを定義し、それぞれのキューブでどのデータベース ディメンションを使用するか、またどのように使用するかを指定します。このようなディメンションをキューブ ディメンションといいます。1 つのデータベース ディメンションを、複数のキューブ ディメンションの参照元として使用できます。詳細については、「ディメンション、属性、階層の定義と構成」および「キューブとキューブのプロパティの定義および構成」を参照してください。
メモ : |
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レッスン 1 までの操作内容が反映されたプロジェクトを使用する場合は、サンプルの最新版をダウンロードしてインストールしてください。詳細については、「サンプルのインストール」の「サンプルの最新版の入手」を参照してください。 |
このレッスンの内容は次のとおりです。
- キューブの定義
この実習では、キューブ ウィザードを使用して、ディメンション、属性、階層、および最初の Analysis Services キューブを定義します。
- キューブとディメンションのプロパティの確認
この実習では、キューブ ウィザードで定義したディメンション、階層、属性、およびキューブを確認します。
- Analysis Services プロジェクトの配置
この実習では、Analysis Services プロジェクトを Analysis Services のローカル インスタンスに配置し、配置プロパティについて学習します。
- 配置したキューブの表示
この実習では、キューブ デザイナおよびディメンション デザイナのブラウザを使用して、キューブとディメンションのデータを表示します。
次のレッスン
参照
概念
Analysis Services のチュートリアル シナリオ
SQL Server 2005 Analysis Services のチュートリアル
その他の技術情報
ディメンション、属性、階層の定義と構成
キューブとキューブのプロパティの定義および構成
Analysis Services プロジェクトのプロパティの構成
Analysis Services プロジェクトの作成
Analysis Services プロジェクトの配置