[クライアント認証]
Web 同期の構成ウィザードの [クライアント認証] ページでは、Web サーバーとも呼ばれる Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) を実行しているサーバーへ、クライアントが接続するときに使用する認証の種類を指定できます。
オプション
[クライアントから SQL Server に匿名で接続されます。ユーザー名とパスワードを指定する必要はありません。]
クライアントに匿名アクセスを許可する場合は、このオプションを選択します。匿名アクセスは、ユーザー名やパスワードの入力を求められることなくクライアントから Web サイトにアクセスできるようにする IIS の認証方法の一種です。ユーザーがパブリック Web サイトに接続しようとすると、Web サーバーにより、Windows ユーザー アカウントの IUSR_computername に接続が既定で割り当てられます。ここで、computername は IIS が実行されているコンピュータの名前です。
[クライアントが認証されます。ユーザー名とパスワードを指定する必要があります。]
クライアントに認証済みアクセスを適用する場合は、このオプションを選択します。認証済みアクセスは、クライアントから Web サーバーに接続するたびにユーザー名やパスワードなどの資格情報の入力をクライアントに求める、IIS の認証方法の一種です。これらの資格情報に基づいて、データベースなどへのアクセス許可の有無が検証されます。資格情報が有効な場合、資格情報を送信したユーザーは、認証済み ID と見なされます。
メモ : |
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匿名アクセスと IIS のインスタンスを指定し、Microsoft SQL Server を複数のコンピュータに配置している場合、IIS 匿名ユーザー アカウントをドメイン ユーザー アカウントとして構成する必要があります。既定の匿名ユーザーである computername\IUSR_computername は、コンピュータのローカル アカウントなので使用できません。これらのオプションの詳細については、「IIS のセキュリティ」を参照してください。 |