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SQL Server Management Studio によるスクリプトの作成、分析、編集

更新 : 2005 年 12 月 5 日

SQL Server Management Studio には、Transact-SQL、MDX、DMX、XMLA、および SQL Server Compact Edition の各クエリを編集するための、言語固有のコード エディタが組み込まれています。

機能

SQL Server Management Studio のコード エディタには、次のような機能があります。

  • テンプレート。これを利用すると、SQL Server、SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS)、および SQL Server 2005 Compact Edition のスクリプト作成を迅速に行えます。テンプレートは、データベース内にオブジェクトを作成するのに必要なステートメントの基本構造が含まれたファイルです。
  • 色分け表示。複雑なステートメントが読みやすくなります。
  • グラフィカルなクエリ デザイナ。ドラッグ アンド ドロップでクエリを作成できます。
  • ドキュメント ウィンドウ内のタブ、または別個のドキュメントのいずれかとして表示できるクエリ ウィンドウ。
  • クエリ結果の表示。結果はグリッドまたはテキスト ウィンドウに表示されるか、ファイルにリダイレクトされます。
  • 別個のタブ付きウィンドウとして表示できる結果グリッド。
  • プラン表示情報のグラフィカルな表示。Transact-SQL ステートメントの実行プランに組み込まれた論理手順が表示されます。Management Studio は、SQL Server 2005 のインスタンスへの接続時には XML プラン表示を使用して SQL Server データベース エンジンからプラン表示を取得します。しかし、SQL Server 2000 のインスタンスに接続する場合は、テキスト情報を使用します。
  • 豊富な機能を備えた編集環境。検索と置換、一括コメントアウト、フォントと色のカスタマイズ、行番号表示の機能をサポートしています。一部の種類のエディタには、アウトライン表示やオートコンプリートなどの付加的な機能もあります。
  • SQLCMD モード。オペレーティング システム コマンドを使ってスクリプトを実行できます。
    ms173477.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    SQLCMD をコマンド プロンプトから開始することはできないので、SQLCMD モードでクエリ エディタを実行することにはいくつかの制限事項があります。まず、変数などのコマンド プロンプトのパラメータを受け渡すことができません。また、クエリ エディタはオペレーティング システムのプロンプトに応答できないため、対話型のステートメントを実行しないように注意してください。

コンポーネント

クエリ エディタには、次のようなウィンドウがあります。

  • クエリ エディタ。このウィンドウは、スクリプトを作成および実行するために使用します。
  • 結果。このウィンドウは、クエリの結果を表示するために使用します。このウィンドウには、グリッド形式またはテキスト形式で結果が表示されます。
  • メッセージ。このウィンドウには、クエリがどのように実行されたかに関する情報が表示されます。たとえば、メッセージ ウィンドウには、エラーや、返された行数が表示されます。
  • クライアント統計。このウィンドウには、クエリの実行に関する情報がカテゴリに分けて表示されます。[クエリ] メニューの [クライアント統計を含める] をクリックすると、[クライアント統計] ウィンドウがクエリ実行中に表示されます。連続するクエリ実行の統計は、平均値と共に一覧表示されます。[クエリ] メニューの [クライアント統計のリセット] をクリックすると、平均がリセットされます。

次の表に、コード エディタに関係のある SQL Server Books Online のトピックを示します。

トピック 説明

SQL Server Management Studio テンプレートの使用

テンプレートと、カスタム テンプレートを作成する方法について説明しています。

エディタの便利なコマンドおよび機能

コードのアウトライン表示、行番号表示、コメント内のハイパーリンク、波線、右端での折り返し、およびその他の機能に関するトピックが含まれています。

SQL Server Management Studio のキーボード ショートカット

コード エディタで利用可能なキーボード ショートカットの一覧です。

ファイル拡張子をコード エディタに関連付ける方法

ファイル拡張子に基づいて適切なコード エディタを開くように SQL Server Management Studio を構成する方法を説明しています。

SQL Server Management Studio でのスクリプトやファイルの編集

コード エディタの多くの構成オプションについて説明したページへのリンクが含まれています。

フォントの色、サイズ、およびスタイルを変更する方法

コード エディタ内のテキストの外観をカスタマイズする方法を説明しています。

SQL Server Management Studio のクエリ エディタにアクセスするには

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[ファイル] をクリックします。

    [新しいファイル] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [カテゴリ] で、作成するクエリの種類をクリックします。たとえば、Transact-SQL クエリを作成するには、[SQL Server クエリ] をクリックします。

  3. [テンプレート] で、作成するクエリの種類をクリックします。たとえば、Transact-SQL クエリを作成するには、[SQL Server クエリ] をクリックします。

  4. [開く] をクリックします。

    [SQL Server への接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [サーバー名] ボックスで、使用するサーバー名を入力または選択し、[接続] をクリックします。

    クエリ エディタ ウィンドウが表示されます。

コード エディタを全画面モードで表示するには

  1. コード エディタのウィンドウ内で Shift キーと Alt キーを押しながら Enter キーを押すと、全画面モードの表示の切り替えができます。

参照

関連項目

コード エディタのコードの色分け
SQL Server Management Studio のキーボード ショートカット

概念

エディタの便利なコマンドおよび機能
メニューとショートカット キーのカスタマイズ

その他の技術情報

データベース エンジンの概要
SQL Server Management Studio のチュートリアル
Transact-SQL ステートメントの作成チュートリアル
sqlcmd ユーティリティのチュートリアル
sqlcmd ユーティリティの使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手