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例 1 - 許可されたセットを明示的に指定する

この例では、データベース ロールに次の表に示したディメンション セキュリティ設定があります。

Attribute IsAllowed AllowedSet DeniedSet ApplyDenied VisualTotals

State

True

True

False

City

True

San Jose

True

False

Gender

True

True

False

これらのセキュリティ設定の結果は次のとおりです。

  • State 属性の California メンバのみが表示されます (City 属性で許可されるセットには、California 州の都市である San Jose のみが含まれます。これは、許可されるセットは、City 属性を制限するだけではなく、State 属性の表示も California 州に限定することを表しています)。
  • City 属性に対して許可されるセットを定義したときにディメンションに存在した都市のみが表示されます。新しく追加された都市は表示されません。

結果セットの確認

データベース ロールのこれらのディメンション セキュリティ設定、およびすべてのセルへのキューブ アクセスに基づき、すべてのメンバに対するクエリは次の表に示した結果セットを返します。

All Level State City Gender Sales Amount

All Offices

27300

California

12900

San Jose

4200

Male

2000

Female

2200

結果セットの情報をどのように使用するかによっては、前の表に示した結果セットは限定的すぎる可能性もあります。たとえば、すべてのオフィスの全売上の合計には、データベース ロール メンバが権限を持たない州の売上が含まれます。したがって、このデータベース ロールのメンバは、州別の売上内訳を表示できません。同様に、California 州の全売上の合計には、データベース ロールが表示権限を持たない都市の売上も含まれます。したがって、このデータベース ロールのメンバは、都市別の売上内訳を表示できません。

参照

処理手順

ディメンション データへのカスタム アクセス権の付与

概念

例 2 - 拒否されたセットの明示的な指定
例 3 - Except 関数を使用した拒否されたセットからのメンバの除外
例 4 - Exists 関数を使用した拒否されたセットからのメンバの除外
例 5 - Exists 関数を使用した許可されたセットの指定
例 6 - Exists および Except 関数を使用した許可されたセットおよび拒否されたセットの指定

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手