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データ ソースの操作 (Analysis Services)

更新 : 2006 年 4 月 14 日

Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) データ ソースとは、ビジネス インテリジェンス ソリューションで利用する情報のソースに接続するために必要な情報を Analysis Services サービスに対して提供するオブジェクトです。ビジネス インテリジェンス ソリューションが必要とする OLAP クエリまたはデータ マイニング クエリを Analysis Services が構築できるという前提があって初めて、Analysis Services は、1 つまたは複数のデータ ソースにアクセスできます。Microsoft およびサード パーティ ベンダが SQL Server 2005 Analysis Services のサポートを強化しているので、Analysis Services プロジェクトで利用できる接続プロバイダは増えています。現在、Analysis Services プロジェクトでは、次のプロバイダおよびリレーショナル データベースがサポートされています。

  • SQL Server 7.0 (x86、x64、および ia64) と、SQL OLE DB プロバイダまたは .NET 固有の OLE DB プロバイダを使用。
  • SQL Server 2000 (x86、x64、および ia64) と、SQL OLE DB プロバイダまたは .NET 固有の OLE DB プロバイダを使用。
  • SQL Server 2005 (x86、x64、および ia64) と、SQL OLE DB プロバイダまたは .NET 固有の OLE DB プロバイダを使用。
  • Oracle 9.0 (x86 のみ) と、Microsoft OLE DB Provider for Oracle または .NET 固有の OLE DB プロバイダを使用。
  • IBM DB2 8.1 (x86, x64, ia64) と、Microsoft OLE DB Provider for DB2 を使用。Microsoft SQL Server 2005 Enterprise Edition または Microsoft SQL Server 2005 Developer Edition についてのみ利用可能で、Microsoft SQL Server 2005 Service Pack 1 の Feature Pack としてダウンロード可能。
  • Access と Microsoft Jet 4.0 OLE DB プロバイダを併用 (x86 のみ)。
  • NCR の Teradata v2R6 と OLE DB 1.3 プロバイダを併用 (x86 のみ)。
ms175608.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
Oracle OLEDB プロバイダなどのサード パーティ プロバイダを使用して、サード パーティ製データベースと接続することもできます。ただし、その場合は、プロバイダの提供元が使用するデータベースをサポートしていることが条件となります。

少なくとも、データ ソースには、識別子、名前、および接続文字列が含まれます。ソース データのアクセスに使用される接続文字列には次の情報を指定します。

  • プロバイダ名。
  • 指定されたプロバイダを使用するデータ ソースへの接続に必要な情報特定のデータ ソースのプロパティ設定は、プロバイダによって異なります。
  • プロバイダでサポートされている、または必要とされる他のプロパティ。

Analysis Services サービスは、その独自のセキュリティ資格情報または他に指定されたセキュリティ資格情報のいずれかを使用してデータ ソースに接続できます。OLAP 処理タスクの場合、Analysis Services サービスは、データ ソースへの接続の際に、そのサービス アカウントまたは指定されたユーザー アカウントのいずれかのセキュリティ コンテキストで実行する必要があります。データ マイニング クエリの場合、Analysis Services サービスは、その独自のサービス アカウントのコンテキストか、指定されたユーザー アカウントのコンテキストで実行できます。あるいは、現在のユーザーの権限を借用してデータ ソースに接続することもできます。権限借用の詳細については、「データ ソース ウィザードを使用したデータ ソースの定義」を参照してください。

ms175608.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
複数のデータ ソースが定義され、単一のクエリにおいて複数のソースからデータをクエリする場合 (スノーフレーク ディメンションの場合など) は、OpenRowset を使用してリモート クエリをサポートするデータ ソースを定義する必要があります。通常、このデータ ソースが Microsoft SQL Server データ ソースになります。

このセクションの内容

トピック 説明

データ ソース ウィザードを使用したデータ ソースの定義

データ ソース ウィザードを使用したデータ ソース オブジェクトの作成方法を説明します。

データ ソース デザイナでのデータ ソースの変更

データ ソース デザイナを使用した既存のデータ ソースの修正方法を説明します。

ソリューション エクスプローラでのデータ ソースの削除

Business Intelligence Development Studio でデータ ソースを削除する方法を説明します。

リリース 履歴

2006 年 4 月 14 日

新しい内容 :
  • サポートされているプロバイダに関する内容を追加。
  • 権限借用に関する内容を追加。

参照

概念

データ ソース (Analysis Services)
Analysis Services で使用するデータ ソースのセキュリティ保護
データ ソース ビューの操作 (Analysis Services)

その他の技術情報

データ ソースの操作について (SSAS)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手