[実行] プロパティ ページ (レポート マネージャ)
[実行] プロパティ ページを使用すると、現在選択されているレポートのレポート実行プロパティを設定できます。これらのオプションでは、レポート処理を行う時期を決定します。これらのオプションを設定すると、ピーク タイム以外の時間にレポートを実行できます。また、頻繁にアクセスされるレポートがある場合に、複数のユーザーが同時に同じレポートにアクセスしたときの待ち時間をなくすために、そのコピーを一時的にキャッシュすることができます。
メモ : |
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この機能は、SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services ではサポートされません。使用できる機能の詳細については、「SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services の Reporting Services」を参照してください。 |
このページを開くには、レポートを選択し、ページの上部の [プロパティ] タブをクリックします。次に、ページの横にある [実行] タブをクリックします。
オプション
[常に最新データを使用して、このレポートを実行する]
このオプションは、ユーザーがレポートを選択したときにレポートを実行する場合に使用します。キャッシュされたレポートのコピーが使用できる場合は、そのコピーがユーザーに返されます。それ以外の場合は、ユーザーがレポートを選択したときにデータの取得と表示が発生します。常に最新のデータを使用してレポートを実行するには、[このレポートの一時コピーをキャッシュしない] チェック ボックスをオンにします。レポートを開く各ユーザーが、レポートで使用されるデータを含むデータ ソースに対してクエリを実行します。
最初のユーザーがレポートを開いたときに、レポートの一時コピーがキャッシュに保存されるようにするには、[レポートの一時コピーをキャッシュする] チェック ボックスをオンにします。レポートは再度処理されることなくキャッシュから返されるので、後続のユーザーがレポートを開くパフォーマンスが速くなります。
キャッシュされたレポートは、ある一定期間が過ぎた後で有効期限が切れるようにする必要があります。レポートの一時コピーが無効になるまでの時間を分単位で入力することができます。一時コピーが無効になると、レポートはキャッシュから返されなくなります。次にユーザーがレポートを開いたときに、レポート サーバーは、再びレポートを処理し、更新されたレポートのコピーがキャッシュに保存されます。
また、スケジュールを使用して、分単位ではなく頻度に基づいて、キャッシュされたレポートを有効期限切れにすることもできます。たとえば、1 日の終わりにキャッシュされたレポートを有効期限切れにするために、夜間のある時間を指定してそのコピーの有効期限が切れるようにすることができます。
[このレポートをレポート実行スナップショットから表示する]
このオプションは、スケジュール設定した時間に、このレポートをスナップショットとして処理するために使用します。ピーク タイム以外の時間にレポートを実行する場合に、このオプションをオンにします。ユーザーがレポートを開くときにキャッシュされた複数のコピーが作成されるのとは違い、1 つのスナップショットが作成され、その後はスケジュールに従って更新されます。スナップショットには、有効期限がありません。つまり、スナップショットは、新しいバージョンに置き換えられるまで動作します。レポート実行設定の結果として生成されたスナップショットは、レポート履歴スナップショットと同じ特徴を持っています。違いは、レポート実行スナップショットが 1 つであるのに対して、レポート履歴スナップショットは複数であることです。レポート履歴スナップショットは、レポートの [履歴] ページからアクセスされ、ここにさまざまな時点で存在した複数のレポートのインスタンスが格納されています。対照的に、ユーザーはレポート実行スナップショットに、アクティブなレポートにアクセスするのと同じ方法で、フォルダからアクセスします。レポート実行スナップショットの場合、レポートがスナップショットであるとユーザーが認識できるような視覚的な手掛かりはありません。
- [このページの [適用] ボタンをクリックしたときに、レポート スナップショットを作成します]
このオプションは、[適用] をクリックしたときにレポート スナップショットを作成する場合に使用します。レポートをスナップショットとして処理した場合、スナップショットをすぐに生成して、スケジュール設定された開始時刻より前に利用可能にすることができます。
[レポート実行タイムアウト]
特定の秒数が経過した後、レポート処理をタイムアウトさせるかどうかを指定します。既定の設定を選択した場合、このレポートには [サイトの設定] ページで指定されているタイムアウトの設定が使用されます。この値は、レポート サーバーでのレポート処理に適用されます。レポートにデータを提供するデータベース サーバーで処理するデータには影響しません。
レポート処理のカウントは、レポートを選択したときに開始され、レポートを開くと終了します。この値を設定する際には、データ処理とレポート処理の両方を十分に完了できる時間を指定してください。
参照
関連項目
その他の技術情報
レポート処理の管理
レポート実行プロパティの設定
Reporting Services でのレポートのキャッシュ
スケジュールの作成、変更、および削除