次の方法で共有


スケジュールの作成、変更、および削除

このトピックでは、スケジュールの作成、変更と削除について説明します。スケジュールは、レポート マネージャまたは SQL Server Management Studio を使用して操作できます。

ms155897.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポート サーバーを SharePoint 統合モードで実行するように構成した場合、SharePoint サイトから共有スケジュールを作成および管理できます。詳細については、「共有スケジュールを作成および管理する方法 (SharePoint 統合モード)」を参照してください。

必要条件

Reporting Services は、スケジュール エンジンとして SQL Server エージェントを使用します。スケジュール設定された操作を作成する場合、SQL Server エージェントを実行しておく必要があります。また、レポート サーバーが、スケジュールと配信の操作をサポートするように構成されている必要もあります。スケジュールと配信を有効にするには、SQL Server セキュリティ構成ツールを使用します。

スケジュールを使った作業を行う方法は、ロールの割り当ての一部であるタスクによって異なります。既定のセキュリティを使用している場合、ローカルの管理者がスケジュールを作成および管理できます。カスタム ロールの割り当てを使用する場合、そのロールの割り当てにはスケジュールが設定された操作をサポートするタスクが含まれている必要があります。

目的 必要なタスク

共有スケジュールの作成、変更、または削除

共有スケジュールの管理

共有スケジュールの選択

共有スケジュールの表示

ユーザー定義サブスクリプションでのレポート固有スケジュールの作成、変更、または削除

個別のサブスクリプションを管理

その他すべてのスケジュール設定された操作用のレポート固有スケジュールの作成、変更、または削除

レポート履歴の管理、すべてのサブスクリプションの管理、レポートの管理

Reporting Services のセキュリティの詳細については、「既定のセキュリティの使用」、「ロールの割り当てを使用したセキュリティの構成」、および「Reporting Services のタスクと権限」を参照してください。

スケジュールの作成と変更

スケジュールの作成と変更は、スケジュールを実行する日時を指定する頻度オプションの設定で構成されます。

  • 共有スケジュールは、個別のアイテムとして作成されます。共有スケジュールは、作成後、サブスクリプションまたは他のスケジュール操作を定義するときに参照します。
  • レポート固有スケジュールは、サブスクリプションを定義するとき、またはレポート実行プロパティを設定するときに作成されます。スケジュール情報の入力は、サブスクリプションの定義またはプロパティの設定の一部です。レポート固有スケジュールを定義するには、そのスケジュールを使用するレポートまたはサブスクリプションを開きます。

スケジュールは、いつでも作成または変更できます。ただし、変更が完了する前にスケジュールが実行された場合、変更前のスケジュールが使用されます。変更されたスケジュールは、保存されるまで有効になりません。

共有スケジュールを変更する場合は、変更操作を行う前に一時停止することができます。変更内容は、スケジュールを再開すると有効になります。

スケジュールの削除

共有スケジュールかレポート固有スケジュールかにかかわらず、すべてのスケジュールは手動で削除する必要があります。使用中の共有スケジュールを削除する場合、その共有スケジュールへのすべての参照はレポート固有スケジュールに置き換えられます。

スケジュールを削除することとスケジュールの有効期限が切れることは違います。有効期限はスケジュールを停止するために使用されますが、スケジュールは削除されません。スケジュールは多くの機能を自動化するために使用されるので、自動的に削除されることは決してありません。有効期限切れのスケジュールが残っていることで、レポート サーバー管理者は自動化された処理が突然停止した理由を知ることができます。有効期限が切れたスケジュールがないと、レポート サーバー管理者は問題の診断を誤るか、正常に機能していた処理のトラブルシューティングを行おうとして不要な時間を費やしてしまう可能性があります。

有効期限の切れたレポート固有スケジュールは、レポートに添付されたままになります。スケジュールの有効期限が切れたかどうかは、終了日を確認することで判断できます。有効期限が切れた共有スケジュールは、[共有スケジュール] の一覧に残ります。スケジュールの有効期限が切れたかどうかは [状態] フィールドに表示されます。終了日を延長してスケジュールを再設定するか、または必要がなければスケジュールの参照を削除することができます。

参照

処理手順

共有スケジュールを作成、削除、または変更する方法 (Management Studio)
共有スケジュールを作成、削除、または変更する方法 (レポート マネージャ)
キャッシュされたレポートの有効期限をスケジュールする方法 (Management Studio)
キャッシュされたレポートの有効期限をスケジュールする方法 (レポート マネージャ)
レポート スナップショットのスケジュールを設定する方法 (Management Studio)
レポート スナップショットのスケジュールを設定する方法 (レポート マネージャ)

概念

共有スケジュールの一時停止と再開
スケジュールおよび配信のプロセッサ

その他の技術情報

レポートとサブスクリプションのスケジュール設定

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手