sp_help_schedule (Transact-SQL)
スケジュールについての情報を一覧表示します。
構文
sp_help_schedule
[ @schedule_id = ] id ,
[ @schedule_name = ] 'schedule_name'
[ , [ @attached_schedules_only = ] attached_schedules_only ]
[ , [ @include_description = ] include_description ]
引数
- [ @schedule_id = ] id
一覧表示するスケジュールの識別子を指定します。schedule_name のデータ型は int で、既定値はありません。schedule_id または schedule_name のいずれかを指定できます。
- [ @schedule_name = ] 'schedule_name'
一覧表示するスケジュールの名前を指定します。schedule_name のデータ型は sysname で、既定値はありません。schedule_id または schedule_name のいずれかを指定できます。
- [ @attached_schedules_only = ] attached_schedules_only ]
ジョブがアタッチされているスケジュールのみを表示するかどうかを指定します。attached_schedules_only のデータ型は bit で、既定値は 0 です。attached_schedules_only の値を 0 に設定すると、すべてのスケジュールが表示されます。attached_schedules_only の値を 1 に設定すると、結果セットにはジョブがアタッチされているスケジュールのみが格納されます。
- [ @include_description = ] include_description
結果セットに説明を含めるかどうかを指定します。include_description のデータ型は bit で、既定値は 0 です。include_description の値を 0 に設定すると、結果セットの schedule_description 列にプレースホルダが格納されます。include_description が 1 の場合は、スケジュールの説明が結果セットに含まれます。
リターン コードの値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
このプロシージャは次の結果セットを返します。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
schedule_id |
int |
スケジュール識別番号。 |
schedule_uid |
uniqueidentifier |
スケジュールの識別子。 |
schedule_name |
sysname |
スケジュールの名前。 |
enabled |
int |
スケジュールが有効な場合は 1、有効でない場合は 0。 |
freq_type |
int |
ジョブを実行する頻度を示す値。 1 = 1 回 4 = 毎日 8 = 毎週 16 = 毎月 32 = freq_interval を基準とした月単位 64 = SQLServerAgent サービスの開始時に実行 |
freq_interval |
int |
ジョブを実行する日数。値は freq_type の値により異なります。詳細については、「sp_add_schedule (Transact-SQL)」を参照してください。 |
freq_subday_type |
int |
freq_subday_interval の単位。詳細については、「sp_add_schedule (Transact-SQL)」を参照してください。 |
freq_subday_interval |
int |
freq_subday_type 期間の数。ジョブの実行間隔を示します。詳細については、「sp_add_schedule (Transact-SQL)」を参照してください。 |
freq_relative_interval |
int |
毎月、freq_interval に基づいて定期ジョブを実行します。詳細については、「sp_add_schedule (Transact-SQL)」を参照してください。 |
freq_recurrence_factor |
int |
定期ジョブの実行間隔 (月単位)。 |
active_start_date |
int |
スケジュールをアクティブにした日付。 |
active_end_date |
int |
スケジュールの終了日。 |
active_start_time |
int |
スケジュールを開始する時刻。 |
active_end_time |
int |
スケジュールを終了する時刻。 |
date_created |
datetime |
スケジュールを作成した日付。 |
schedule_description |
nvarchar(4000) |
英語によるスケジュールの説明 (必要な場合)。 |
job_count |
int |
このスケジュールを参照するジョブの数。 |
解説
パラメータを指定しない場合、sp_help_schedule ではインスタンスのすべてのスケジュールに関する情報が一覧表示されます。
権限
既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバです。他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。
- SQLAgentUserRole
- SQLAgentReaderRole
- SQLAgentOperatorRole
これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。
SQLAgentUserRole のメンバは、自分のスケジュールだけを表示できます。
例
A. インスタンスのすべてのスケジュールに関する情報を一覧表示する
次の例では、インスタンスのすべてのスケジュールに関する情報を一覧表示します。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_help_schedule ;
GO
B. 特定のスケジュールに関する情報を一覧表示する
次の例では、NightlyJobs
というスケジュールに関する情報を一覧表示します。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_help_schedule
@schedule_name = N'NightlyJobs' ;
GO
参照
関連項目
sp_add_schedule (Transact-SQL)
sp_attach_schedule (Transact-SQL)
sp_delete_schedule (Transact-SQL)
sp_detach_schedule (Transact-SQL)