sp_autostats (Transact-SQL)

[アーティクル]
12/16/2008

現在のデータベース内にある指定されたテーブルまたはインデックス付きビューを対象とし、特定のまたはすべてのインデックスと統計について、自動 UPDATE STATISTICS 設定を表示または変更します。

メモ :
このストアドプロシージャのコンテキストでは、用語インデックスはテーブルまたはビューの統計情報を参照します。

トピックリンクアイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_autostats [ @tblname = ] 'table_name' 
    [ , [ @flagc = ] 'stats_flag' ] 
    [ , [ @indname = ] 'index_name' ]

引数

[ @tblname= ] 'table_name'

自動 UPDATE STATISTICS 設定を表示するテーブルまたはビューの名前を指定します。table_name のデータ型は nvarchar(776) で、既定値はありません。index_name を指定した場合、SQL Server 2005 ではそのインデックスに対する自動 UPDATE STATISTICS 設定が変更されます。

[ @flagc= ] 'stats_flag'

テーブル、ビュー、またはインデックスの自動 UPDATE STATISTICS 設定を指定します。

ON = 有効。

OFF = 無効。

stats_flag のデータ型は varchar(10) で、既定値は NULL です。

[ @indname= ] 'index_name'

自動 UPDATE STATISTICS 設定を有効または無効にするインデックスの名前を指定します。index_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

結果セット

stats_flag を指定した場合、このプロシージャでは実行された操作がレポートされますが、結果セットは返されません。

stats_flag を指定しない場合、sp_autostats では次の結果セットが返されます。

列名	データ型	説明
Index Name	varchar(60)	インデックスの名前。
AUTOSTATS	varchar(3)	現在の自動 UPDATE STATISTICS 設定。OFF または ON になります。
Last Updated	datetime	統計が最後に更新された日付。

解説

指定したインデックスが無効な場合、または指定したテーブルに無効なクラスタ化インデックスがある場合は、エラーメッセージが表示されます。

権限

自動 UPDATE STATISTICS 設定を変更するには、db_owner 固定データベースロールのメンバシップ、または table_name に対する ALTER 権限が必要です。自動 UPDATE STATISTICS 設定を表示するには、public ロールのメンバシップが必要です。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

例

A. テーブルのすべてのインデックスに関する現在の状態を表示する

次の例では、Product テーブルにあるすべてのインデックスに関する、現在の統計の状態を表示します。

USE AdventureWorks;
GO
EXEC sp_autostats 'Production.Product';

B. テーブルのすべてのインデックスに対して、自動統計を有効にする

次の例では、Product テーブルにあるすべてのインデックスの自動統計設定を有効にします。

USE AdventureWorks;
GO
EXEC sp_autostats 'Production.Product', 'ON';

C. 特定のインデックスの自動統計を無効にする

次の例では、Product テーブルにある AK_Product_Name インデックスの自動統計設定を無効にします。

USE AdventureWorks;
GO
EXEC sp_autostats 'Production.Product', 'OFF', AK_Product_Name;

参照

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

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