Parse (geometry データ型)
Open Geospatial Consortium (OGC) の Well-Known Text (WKT) 表現を基に geometry インスタンスを返します。Parse() は、パラメータとして SRID (spatial reference ID) の値を 0 と想定している点を除いて、STGeomFromText() と同じです。入力には、オプションとして Z (標高) 値と M (メジャー) 値が含まれる場合があります。
構文
Parse ( 'geometry_tagged_text' )
引数
- geometry_tagged_text
返される geometry インスタンスの WKT 表現です。geometry_tagged_text は nvarchar 式です。
戻り値の型
SQL Server の戻り値の型 : geometry
CLR の戻り値の型 : SqlGeometry
説明
Parse() によって返された geometry インスタンスの OGC 型は、対応する WKT 入力に設定されます。
"NULL" 文字列は、geometry の NULL インスタンスと解釈されます。
このメソッドは、入力が適切な形式でない場合に、FormatException をスローします。
例
Parse() を使用して geometry インスタンスを作成する例を次に示します。
DECLARE @g geometry;
SET @g = geometry::Parse('LINESTRING (100 100, 20 180, 180 180)');
SELECT @g.ToString();