レポート定義スキーマのバージョンを確認する方法 (SSRS)
レポート定義ファイルでは、rdl ファイルの検証に使用されるレポート定義スキーマのバージョンに対応して、RDL 名前空間が指定されます。以前の名前空間に対応するレポートが作成済みの場合、Business Intelligence Development Studio のレポート デザイナーやレポート ビルダーなどのレポート作成環境で .rdl ファイルを開くと、バックアップ ファイルが自動的に作成され、レポートが現在の名前空間にアップグレードされます。アップグレードされたレポート定義を保存すると、変換された .rdl ファイルが保存されることになります。 これは、レポート定義をアップグレードする唯一の方法です。レポート定義そのものはレポート サーバーでアップグレードされません。コンパイル済みレポートが、レポート サーバーで自動的にアップグレードされます。詳細については、「レポートのアップグレード」を参照してください。
レポートの RDL スキーマのバージョンを確認する方法
メモ帳や、XML を表示できる XML Notepad 2007 などのアプリケーションでレポートの .rdl ファイルを開きます。
スキーマ名前空間は XML の Report 要素で指定されます。たとえば、次の Report 要素では、レポート デザイナーの名前空間とレポート定義の名前空間が指定されています。
<Report xmlns:rd=https://schemas.microsoft.com/SQLServer/reporting/reportdesigner xmlns="https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition">
レポート定義の名前空間は、https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition という URL で指定されています。
レポート デザイナーの RDL スキーマのバージョンを確認する方法
新しいプロジェクトを開きます。選択したプロジェクトのバージョンにより、RDL スキーマのバージョンが決まります。SQL Server 2008 R2 では、複数のスキーマ バージョンがサポートされています。詳細については、「Business Intelligence Development Studio でのレポートの作成」を参照してください。
[プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] をクリックします。[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[テンプレート] ペインで [レポート] をクリックします。
[名前] にレポートの名前を入力するか、既定の名前をそのまま使用します。
[追加] をクリックします。レポート デザイナーの [デザイン] ビューに新しい空のレポートが表示されます。
[表示] メニューの [コード] をクリックします。レポート定義が XML ファイルとして表示されます。
スキーマ名前空間は XML の Report 要素で指定されます。たとえば、次の Report 要素では、レポート デザイナーの名前空間とレポート定義の名前空間が指定されています。
<Report xmlns:rd=https://schemas.microsoft.com/SQLServer/reporting/reportdesigner xmlns="https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition">
レポート定義の名前空間は、https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition という URL で指定されています。
レポート サーバー上で RDL スキーマのバージョンを確認する方法
レポート マネージャーで、レポート サーバーの URL を入力します。たとえば、次の URL はローカル コンピューターのレポート サーバーを指定しています。
https://localhost/reportserver/reportdefinition.xsd
.xsd ファイルがブラウザーに表示されます。
スキーマ名前空間は XML の schema 要素で指定されます。たとえば、次の schema 要素では、Visual Studio によって内部的に使用される targetNamespace 参照、スキーマ自体 (xsd) の xsd 参照、およびレポート定義参照の 3 つの名前空間が指定されています。
<xsd:schema targetNamespace="https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns="https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition" elementFormDefault="qualified">
レポート定義の名前空間は、https://schemas.microsoft.com/sqlserver/reporting/2009/01/reportdefinition という URL で指定されています。