グラフに移動平均を追加する方法 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)
移動平均は、定義された期間にわたって計算される、系列内のデータの平均です。移動平均をグラフに表示すると、重要な傾向を特定することができます。
移動平均式は、技術的分析で最も一般的に使用される価格指標です。他にも、平均値、中央値、標準偏差など、多くの式をグラフ上の系列から算出することができます。移動平均を指定する場合、各式には、指定する必要のあるパラメーターが 1 つ以上設定されていることがあります。
デザイン モードで移動平均式を追加した際に、追加される線系列は、視覚的なプレースホルダーにすぎません。グラフでは、レポート処理中に各式のデータ ポイントが計算されます。
Reporting Services では、傾向線の組み込みサポートは提供されていません。
注 |
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レポート定義 (.rdl) は、Business Intelligence Development Studio のレポート ビルダー 3.0 およびレポート デザイナーで作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーとレポート ビルダー 3.0 でのレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
計算される移動平均をグラフ上の系列に追加するには
[値] 領域内のフィールドを右クリックし、[計算系列の追加] をクリックします。[計算系列のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[式] ボックスの一覧の [移動平均] を選択します。
移動平均の期間を表す整数値を [期間] に指定します。
注 期間は、移動平均の計算に使用する日数です。x 軸で日付/時刻値が指定されていない場合、期間は、移動平均の計算に使用されるデータ ポイント数で表されます。データ ポイントが 1 つしか存在しない場合は、移動平均式による計算は行われません。移動平均の計算は、2 番目のポイントから開始されます。[最初のポイントから開始する] チェック ボックスをオンにすると、移動平均の計算は最初のポイントから開始されます。データ ポイントが 1 つしか存在しない場合、計算された移動平均のポイントは、元の系列の最初のポイントと同じになります。