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ログ ファイルの表示 (PowerPivot for SharePoint)

PowerPivot サーバー操作、イベント、およびメッセージは、SharePoint ログ ファイルに記録されます。このトピックでは、SharePoint 環境で発生する PowerPivot エラーを検出してトラブルシューティングする方法について説明します。

注意

ログ ファイルに記録される PowerPivot サーバー イベントを制御できます。また、ログに記録されるメッセージの重大度も制御できます。詳細については、「使用状況データ収集の構成 (PowerPivot for SharePoint)」および「イベントのログ記録の構成 (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。

ファイルの場所

SharePoint ログ ファイルは C:\Program files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\LOGS フォルダーにあります。

LOGS フォルダーには、ログ ファイル (.log)、データ ファイル (.txt)、および使用状況ファイル (.usage) が保存されています。SharePoint トレース ログのファイル名前付け規則では、サーバー名の後に日付とタイム スタンプが続きます。SharePoint トレース ログは定期的に作成され、IISRESET が実行された場合も作成されます。一般に、24 時間内で多数のトレース ログが作成されます。

SharePoint ログ ファイルの表示方法

ログ ファイルはテキスト ファイルであり、テキスト エディターで開くことができます。サードパーティのログ ビューアー アプリケーションを使用することもできます。

テキスト エディターの使用

テキスト エディターを使用して PowerPivot サーバー エラーをトラブルシューティングする場合は、次のヒントを参考にすると、ファイルで関連する情報を見つけることができます。

  • PowerPivot ブックのパブリッシュ、表示、または更新に関連するエラーの場合は、ログ ファイルでブックの名前を検索します。

  • エラーに相関 ID が示されている場合は、ID をコピーしてログ ファイルで検索用語として使用します。

  • "高" または "例外" のエラー状態を検索します。"PowerPivot サービス" を検索します。

  • エラーの発生日時を把握している場合は、日付と時刻の情報を使用して、スクロールするエントリの範囲を絞り込みます。

ログ ビューアー アプリケーションの使用

テキスト エディターを使用してトレース ログを個別に表示できますが、いくつかのログ ファイルを同時に表示できるログ ビューアー アプリケーションの方が便利です。サードパーティのいくつかのログ ビューアー アプリケーションは、Codeplex サイトからダウンロードでき、1 つのワークスペースで複数のトレース ログを表示できます。次に、"Stefan Gordon の SharePoint ULS ログ ビューアー" のインストールと使用に関するリンクおよび手順を示します。

  1. CodePlex サイトの「SharePoint ULS Log Viewer」(英語) に移動します。

  2. [Downloads] タブをクリックします。

  3. [ULS Viewer 2.0 Binary] をクリックします。

  4. 使用許諾契約書を読み、同意します。

  5. [保存] をクリックして、ソフトウェアをローカル システムにダウンロードします。ULSViewer.zip をダウンロード フォルダーに保存します。

  6. ダウンロード フォルダーで、ULSViewer.zip を右クリックして、[すべて展開] をクリックします。

  7. 展開先フォルダーを指定し、[展開] をクリックします。

  8. 展開されたプログラム ファイルを含むフォルダーで、[ULSViewer] をダブルクリックし、アプリケーションを実行します。

  9. アプリケーション ウィンドウの左上隅にあるフォルダー アイコンをクリックします。

  10. \Program files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\Logs を参照します。

  11. 1 つ以上のトレース ログを選択します。既定では、トレース ログ ファイル名は、コンピューター名、日付、時刻の情報で構成されています。ファイルの種類は、テキスト ドキュメントです。

  12. [開く] をクリックし、ファイルが読み込まれるまで待機します。

  13. 組み込みフィルターを使用して、重大度、プロセス、カテゴリ、またはユーザー定義のテキスト ファイルに基づいてレコードを選択します。また、列見出しをクリックして並べ替え順を変更することもできます。

PowerPivot サービスのエントリ

次の表では、SharePoint ログ ファイルで検出される可能性が特に高い PowerPivot サーバー操作のエントリについて説明します。

プロセス

領域

カテゴリ

レベル

メッセージ

詳細

w3wp.exe

PowerPivot サービス

使用法

詳細

現時点では要求の統計は存在せず、ログに記録するものはありません。

サービスは、事前に定義された間隔でクエリ応答統計を使用状況イベントとして使用状況データ収集システムに報告します。このメッセージは、報告するクエリ統計がないことを示しています。

w3wp.exe

PowerPivot サービス

Web フロント エンド

詳細

データ ソース=<パス> のアプリケーション サーバーの検索を開始しています。

接続要求を受信すると、PowerPivot サービスは使用できる Analysis Services サービスを識別して要求を処理します。ファーム内にサーバーが 1 台しかない場合は、すべての要求をローカル サーバーが受け取ります。

w3wp.exe

PowerPivot サービス

Web フロント エンド

詳細

アプリケーション サーバーの検索に成功しました。

要求は PowerPivot サービス アプリケーションに割り当てられました。

w3wp.exe

PowerPivot サービス

Web フロント エンド

詳細

<PowerPivot データ ソース> の要求を Analysis Services サービスにリダイレクトしています。

要求は Analysis Services サービスに転送されました。

w3wp.exe

PowerPivot サービス

要求の処理

詳細

ユーザー名 <SharePoint ユーザー> の要求をデータベースにリダイレクトしています。

PowerPivot データ ソースへの権限を借用した接続が、SharePoint ユーザーの代わりに作成されました。