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PowerPivot ブックのデータの手動更新

外部データを使用する PowerPivot ブックを作成すると、ブック内からデータを手動で更新できます。ブック内の 1 つのテーブル、同じ接続を共有するテーブル、またはすべてのテーブルを更新できます。データを更新するときには、データの再計算も必要になることがあります。データの更新とは、外部ソースから最新のデータを取得することです。再計算とは、データを使用する数式の結果を更新することです。詳細については、「数式の再計算」を参照してください。

このトピックでは、PowerPivot ブックのデータを手動で更新する方法について説明します。SharePoint にパブリッシュされたブックの自動更新をスケジュールする方法については、「SharePoint で PowerPivot データを自動的に更新する」を参照してください。ブックに関連付けられているデータを変更する必要がある場合は、PowerPivot のツールを使用して接続情報を編集することもできます。詳細については、「既存のデータ ソースのプロパティの編集」を参照してください。

データの手動更新

SQL Server や Oracle など、リレーショナル データ ソースからデータをインポートした場合、関連テーブルを 1 回の操作ですべて更新できます。新しいデータまたは更新されたデータのブックへの読み込み操作を実行すると、多くの場合、再計算が行われます。どちらの処理も完了するまでに時間がかかることがあります。したがって、データ ソースを変更したり、データ ソースから取得したデータを更新する前に、その影響について常に考慮する必要があります。

注意

Windows Vista および Windows 7 では、PowerPivot ウィンドウの機能をリボンから実行できます。このトピックではその手順について説明しています。Windows XP では、同じ機能を一連のメニューから実行できます。Windows XP を使用している場合、メニュー コマンドとリボン コマンドの対応については、「Windows XP の PowerPivot UI」を参照してください。

ブック内の 1 つまたはすべてのテーブルのデータを更新するには

  • PowerPivot ウィンドウで [ホーム] タブをクリックします。[外部データの取り込み] グループの [更新] をクリックし、[更新] または [すべて更新] をクリックします。

同じ接続を使用するすべてのテーブルのデータを更新するには

  1. PowerPivot ウィンドウで [デザイン] タブをクリックし、[接続] グループの [既存の接続] をクリックします。

  2. [既存の接続] ダイアログ ボックスで接続を選択し、[更新] をクリックします。

PowerPivot ウィンドウに含まれているすべてのデータ ソースから選択したテーブルまたはすべてのテーブルのデータが PowerPivot エンジンによって再度読み込まれている間、進行状況に関する情報が表示されます。ブックは完全に再処理されます。つまり、すべてのキーが検証され、リレーションシップと数式を含むすべての依存関係が検証されて再計算されます。データを更新しようとしたときにエラーが発生する場合は、列マッピングまたはデータ ソースのその他のプロパティが変更されている可能性があります。その場合は、ブックとデータ ソースが同期するように、ブックを更新する必要があります。詳細については、「既存のデータ ソースのプロパティの編集」を参照してください。