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PowerPivot メタデータの復元

このダイアログ ボックスが表示されるのは PowerPivot データが破損した場合であり、この状況はまれにしか発生しません。この場合、ソース データには影響しませんが、PowerPivot ウィンドウ内のデータ (およびそのデータに基づいて作成されているピボットテーブルまたはピボットグラフ) を使用することができません。データが破損した場合、PowerPivot for Excel には次の 3 つのオプションが用意されています。

  • [何もしない]
    ブックの変更をまったく行いません。ブック内の Excel データでそのまま作業できますが、ブックを開くたびにエラー メッセージが表示されます。

  • [PowerPivot データ構造を復旧する]
    PowerPivot データを削除し、各 PowerPivot テーブルの構造 (スキーマとも呼ばれる) を再作成します。構造は、ブックの最後に保存されたバージョンに基づいて再作成されます。再作成された構造には、自動保存によって保存された変更は反映されません。

    データは、自動的には復元されません。分析でテーブルを引き続き使用する場合は、テーブルの構造が再作成されてから、次の手順を実行する必要があります。

    • インポートしたデータについては、PowerPivot で再度インポートするためにデータを更新します。詳細については、「PowerPivot ブックのデータの手動更新」を参照してください。

    • コピーしたデータについては、[貼り付け追加] を使用してデータをテーブルにもう一度貼り付けます。詳細については、「PowerPivot へのデータのコピーと貼り付け」を参照してください。

    • リンク テーブルの場合は、リンクが引き続き確立されていることとデータが更新されていることを確認します。リンクが失われている場合は再作成します。詳細については、「Excel のリンク テーブルを使用したデータの追加」を参照してください。

  • [PowerPivot データを削除してブックの使用を継続する]
    ブックで PowerPivot データは使用しないが、Excel データは引き続き使用する場合にこのオプションを使用します。

データの復元を計画する場合は、以下の点に注意してください。

  • 基になるデータ ソース (リモート データベース サーバーなど) は、PowerPivot がクエリを実行できるように、使用可能な状態である必要があります。

  • セキュリティ上の理由から、サーバーから抽出されたメタデータには、パスワード情報は含まれません。データを更新するには、もう一度パスワードを指定する必要があります。詳細については、「既存のデータ ソースのプロパティの編集」を参照してください。

関連項目

概念