パッケージでのデータ ソースの使用
Business Intelligence Development Studio には、MicrosoftIntegration Services パッケージで使用できる、データ ソース オブジェクトおよびデータ ソース ビュー オブジェクトの、2 つのデザイン時のオブジェクトが含まれています。
データ ソース オブジェクトは接続への参照であり、少なくとも接続文字列とデータ ソース識別子が含まれています。また、説明、名前、ユーザー名、パスワードなどの追加メタデータを含むこともできます。詳細については、「データ ソース (SSIS)」を参照してください。
Integration Services パッケージでデータ ソースを使用する場合、次の利点があります。
データ ソースにはプロジェクト スコープがあるため、Integration Services プロジェクト内で作成されたデータ ソースは、そのプロジェクト内のすべてのパッケージで利用できます。データ ソースを一度定義すると、複数パッケージの接続マネージャーで参照できます。
データ ソースは、データ ソース オブジェクトと、そのパッケージ参照との間を同期します。データ ソースとそのデータ ソースを参照するパッケージが同じプロジェクトに存在する場合、データ ソース参照の接続文字列のプロパティは、データ ソースが変更されるときに自動的に更新されます。
データ ソースと、そのデータ ソースを参照する接続マネージャーとの間に、依存関係はありません。データ ソースがプロジェクトの一部ではなくなった場合でも、パッケージは引き続き有効です。接続の種類や接続文字列などのデータ ソースに関する情報は、パッケージ定義に含まれているためです。
パッケージ内でデータ ソース オブジェクトを使用するには、そのデータ ソース オブジェクトを参照する接続マネージャーをパッケージに追加します。パッケージ制御フローおよびデータ フローを構築する前に接続マネージャーをパッケージに追加するか、制御フローまたはデータ フローを構築する手順の中で接続マネージャーを追加することができます。パッケージ内でデータ ソース オブジェクトを使用する方法については、「パッケージでデータ ソースを使用する方法」を参照してください。
データ ソース オブジェクトはデータ ソースへの単純な接続を表し、参照するデータ ストア内のオブジェクトへのアクセスを提供します。たとえば、SQL Server の AdventureWorks2008R2 サンプル データベースに接続するデータ ソース オブジェクトには、データベースのすべてのテーブルが含まれます。データベースの一部のテーブル、ビュー、およびデータのみを使用する場合は、データ ソース上にデータ ソース ビューを作成し、データ ソースの代わりにデータ ソース ビューを使用することを考慮する必要があります。詳細については、「パッケージでのデータ ソース ビューの使用」を参照してください。
データ ソースの処理
データ ソース オブジェクトの処理の詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
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