スケジュールの作成、変更、および削除
このトピックでは、スケジュールを作成、変更、および削除する方法について説明します。レポート マネージャまたは SQL Server Management Studio を使用して、共有スケジュールを操作できます。個々のレポートについてレポートおよびサブスクリプションの処理をスケジュール設定する場合は、レポート マネージャを使用する必要があります。
注 |
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レポート サーバーを SharePoint 統合モードで実行するように構成した場合、SharePoint サイトから共有スケジュールを作成および管理できます。詳細については、「共有スケジュールを作成および管理する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード)」を参照してください。 |
必要条件
Reporting Services では、スケジュールされた操作のタイマとして SQL Server エージェントが使用されます。スケジュール設定された操作を作成する場合、SQL Server エージェントを実行しておく必要があります。また、レポート サーバーが、スケジュールと配信の操作をサポートするように構成されている必要もあります。スケジュールと配信を有効にするには、SQL Server のポリシー ベースの管理の [Reporting Services のセキュリティ構成] ファセットで、ScheduleEventsAndReportDeliveryEnabled プロパティを True に設定します。
スケジュールを使った作業を行う方法は、ロールの割り当ての一部であるタスクによって異なります。既定のロールを使用する場合、スケジュールを作成および管理できるユーザーはコンテンツ マネージャとシステム管理者です。カスタム ロールの割り当てを使用する場合、そのロールの割り当てにはスケジュールが設定された操作をサポートするタスクが含まれている必要があります。
目的 |
必要なタスク |
定義済みロール |
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共有スケジュールの作成、変更、または削除 |
共有スケジュールの管理 |
システム管理者 |
共有スケジュールの選択 |
共有スケジュールの表示 |
システム ユーザー |
ユーザー定義サブスクリプションでのレポート固有スケジュールの作成、変更、または削除 |
個別のサブスクリプションを管理 |
閲覧者、レポート ビルダ、個人用レポート、コンテンツ マネージャ |
その他すべてのスケジュール設定された操作用のレポート固有スケジュールの作成、変更、または削除 |
レポート履歴の管理、すべてのサブスクリプションの管理、レポートの管理 |
コンテンツ マネージャ |
Reporting Services のセキュリティの詳細については、「定義済みロールの使用」、「ネイティブ モードのレポート サーバーに対する権限の許可」、および「タスクと権限」を参照してください。
スケジュールの作成と変更
スケジュールの作成と変更は、スケジュールを実行する日時を指定する頻度オプションの設定で構成されます。
共有スケジュールは、個別のアイテムとして作成されます。共有スケジュールは、作成後、サブスクリプションまたは他のスケジュール操作を定義するときに参照します。
レポート固有スケジュールは、サブスクリプションを定義するとき、またはレポート実行プロパティを設定するときに作成されます。スケジュール情報の入力は、サブスクリプションの定義またはプロパティの設定の一部です。レポート固有スケジュールを定義するには、そのスケジュールを使用するレポートまたはサブスクリプションを開きます。
スケジュールは、いつでも作成または変更できます。ただし、変更が完了する前にスケジュールが実行された場合、変更前のスケジュールが使用されます。変更されたスケジュールは、保存されるまで有効になりません。
共有スケジュールを変更する場合は、変更操作を行う前に一時停止することができます。変更内容は、スケジュールを再開すると有効になります。
スケジュールの削除
共有スケジュールは、レポート マネージャの [スケジュール] ページまたは Management Studio の [共有スケジュール] フォルダを使用して、手動で削除する必要があります。使用中の共有スケジュールを削除する場合、その共有スケジュールへのすべての参照はレポート固有スケジュールに置き換えられます。
レポートおよびサブスクリプションに固有のスケジュールは、レポートまたはサブスクリプションを削除したとき、または別の方法でレポートまたはサブスクリプションを実行することを選択したときに削除されます。たとえば、[常に最新データを使用して、このレポートを実行する] を選択すると、レポート実行スナップショットとしてレポートを実行するために作成したレポート固有のスケジュールは削除されます。
スケジュールを削除することとスケジュールの有効期限が切れることは違います。有効期限はスケジュールを停止するために使用されますが、スケジュールは削除されません。スケジュールは多くの機能を自動化するために使用されるので、自動的に削除されることは決してありません。有効期限切れのスケジュールが残っていることで、レポート サーバー管理者は自動化された処理が突然停止した理由を知ることができます。有効期限が切れたスケジュールがないと、レポート サーバー管理者は問題の診断を誤るか、正常に機能していた処理のトラブルシューティングを行おうとして不要な時間を費やしてしまう可能性があります。
有効期限の切れたレポート固有スケジュールは、レポートに添付されたままになります。スケジュールの有効期限が切れたかどうかは、終了日を確認することで判断できます。有効期限が切れた共有スケジュールは、[共有スケジュール] の一覧に残ります。スケジュールの有効期限が切れたかどうかは [状態] フィールドに表示されます。終了日を延長してスケジュールを再設定するか、または必要がなければスケジュールの参照を削除することができます。