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[ディストリビュータ]

[ディストリビュータ] ページは、ディストリビューションの構成ウィザードとパブリケーションの新規作成ウィザードで表示されます。ディストリビュータは、ディストリビューション データベースを備え、あらゆる種類のレプリケーションのメタデータおよび履歴データを格納するサーバーです。ディストリビュータは、トランザクション レプリケーションのトランザクションも格納します。ディストリビュータは、パブリッシャと同じサーバーであっても、別のサーバーであってもかまいません。前者の場合はローカル ディストリビュータで、後者の場合はリモート ディストリビュータになります。ディストリビュータの役割は、実装するレプリケーションの種類によって異なります。一般に、マージ レプリケーションやスナップショット レプリケーションに比べて、トランザクション レプリケーションに対するディストリビュータの役割は大きくなります。マージ レプリケーションおよびスナップショット レプリケーションではローカル ディストリビュータを使用するのが一般的です。ただし、非常に稼働率が高いシステムでのトランザクション レプリケーションの場合は、リモート ディストリビュータを利用すると効果的です。

サーバーがディストリビュータとして指定されると、次のようなリソースが新たに消費されることになります。

  • 一般的な方法でパブリケーションのスナップショット ファイルがサーバーに格納される場合は、そのためのディスク領域

  • ディストリビューション データベースを格納するためのディスク領域

  • ディストリビュータ上で実行されるプッシュ サブスクリプションのために、レプリケーション エージェントによって使用されるプロセッサ時間

ディストリビュータとして指定するサーバーには、サーバー上でさまざまな機能を果たしながら、レプリケーションの処理を実行できるだけの十分なディスク容量とプロセッサ パワーが必要です。

オプション

  • ['<ServerName>' を独自のディストリビュータとする (SQL Server はディストリビューション データベースとログを作成します)]
    このオプションを選択すると、ディストリビュータとして接続するサーバーを構成できます。

  • [以下のサーバーをディストリビュータとして使用する (選択するサーバーはディストリビュータとして構成されている必要があります)]
    別のサーバーをディストリビュータとして構成するには、このオプションを選択し、以下のサーバーの名前をクリックします。

  • [追加]
    ディストリビュータとして構成するサーバーが表示されていない場合は、[追加] をクリックし、目的のサーバーを識別して一覧に追加します。

    注意注

    リモート サーバーをディストリビュータとして使用するには、リモート サーバーがディストリビュータとして構成されている必要があります。このウィザードの実行の対象となるサーバーは、そのディストリビュータ上でパブリッシャとして有効に設定されている必要があります。