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MDX クエリ エディタ (Analysis Services - 多次元データ)

MDX クエリ エディタを使用すると、多次元式 (MDX) 言語で記述されたステートメントおよびスクリプトを作成したり実行したりできます。

機能

  • MDX クエリ エディタのクエリ エディタ ペインに、スクリプトを入力します。

  • スクリプトを実行するには、F5 キーを押すか、ツール バーの [実行] をクリックします。または、[クエリ] メニューの [実行] をクリックします。コードの一部だけが選択されている場合、その部分だけが実行されます。コードが選択されていない状態では、MDX クエリ エディタの内容全体が実行されます。

  • メタデータ ペインには、Analysis Services データベースに格納されているキューブなどのオブジェクトのメタデータが表示されます。

  • MDX 構文のヘルプを表示するには、MDX クエリ エディタ内でキーワードを選択し、F1 キーを押します。

  • MDX 構文のダイナミック ヘルプを表示するには、[ヘルプ] メニューの [ダイナミック ヘルプ] メニューをクリックしてダイナミック ヘルプ コンポーネントを開きます。ダイナミック ヘルプの場合、キーワードをクエリ エディタに入力すると、ヘルプ トピックが [ダイナミック ヘルプ] ウィンドウに表示されます。

[SQL Server Analysis Services エディタ] ツール バー

MDX クエリ エディタが開いているときは、次の表に示すボタンを備えた [SQL Server Analysis Services エディタ] ツール バーが表示されます。

用語

定義

[接続]

Analysis Services インスタンスへの接続を確立するための [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスを開きます。

[切断]

MDX クエリ エディタと Analysis Services インスタンスの接続を解除します。

[接続の変更]

別の Analysis Services インスタンスへの接続を確立するための [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスを開きます。

[新しいクエリを現在の接続で実行]

現在の MDX クエリ エディタ ウィンドウの接続情報を使用して、新しい MDX クエリ エディタ ウィンドウを開きます。

[使用できるデータベース]

接続を同じインスタンス上の別の Analysis Services データベースに変更します。

[実行]

選択されているコードを実行します。コードが選択されていない場合は、MDX クエリ エディタ内のコード全体を実行します。

[解析]

選択されているコードの構文をチェックします。コードが選択されていない場合は、MDX クエリ エディタ ウィンドウ内のコード全体の構文をチェックします。

[クエリ実行のキャンセル]

キャンセル要求をサーバーに送信します。即座にキャンセルできないクエリもあります。そのようなクエリは、適切なキャンセル条件が整うまでキャンセルできません。クエリがキャンセルされると、トランザクションがロールバックされる間に遅延が発生することがあります。

MDX クエリ エディタ ウィンドウ

MDX クエリ エディタ ウィンドウでは、次の表に示すオプションを使用できます。

用語

定義

クエリ エディタ ウィンドウ

MDX クエリ エディタで実行される MDX ステートメントおよびスクリプトを入力します。

クエリ エディタ ペインの詳細については、「SQL Server Management Studio でのスクリプトやファイルの編集」を参照してください。

クエリ エディタのショートカット メニューには、次のオプションがあります。

用語定義
[切り取り]現在選択している部分をクリップボードにコピーし、その部分をクエリ エディタ ウィンドウから削除します。
[コピー]現在選択している部分をクリップボードにコピーします。
[貼り付け]クリップボードの内容を現在の選択位置に貼り付けます。
[接続] Analysis Services インスタンスへの接続を確立するための [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスを開きます。
[切断]現在のクエリ エディタと Analysis Services インスタンスの接続を解除します。
[すべてのクエリの切断]現在開いているクエリ エディタの接続をすべて解除します。
[接続の変更]別の Analysis Services インスタンスへの接続を確立するための [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスを開きます。
[オブジェクト エクスプローラでサーバーを開く]オブジェクト エクスプローラ で、現在のクエリ エディタの接続先の Analysis Services インスタンスを開きます。
[実行]選択されているコードを実行します。コードが選択されていない場合は、現在のクエリ エディタ内のコード全体を実行します。
[プロパティ ウィンドウ]現在のクエリ ウィンドウの SQL Server Management Studio に [プロパティ] ウィンドウを表示します。
[クエリ オプション][クエリ オプション] ダイアログ ボックスを表示します。

メタデータ ウィンドウ

現在接続されている Analysis Services データベースのメタデータを表示します。

[キューブ]

現在接続されている Analysis Services データベース内のキューブを選択して、キューブに関連付けられているメタデータを [メタデータ] タブに表示します。

[メタデータ]

[キューブ] で選択されているキューブのメタデータ (メジャー グループとメジャー、主要業績評価指標、ディメンション、階層、レベル、メンバ、およびメンバ プロパティなど) を表示します。

オブジェクトの完全修飾キーを取得するには、次のどちらかの操作を行います。

  • オブジェクトを [メタデータ] タブからクエリ ペインにドラッグします。

  • オブジェクトを右クリックし、[コピー] をクリックします。次に、クエリ ペインを右クリックし、[貼り付け] をクリックします。

[関数]

MDSCHEMA_FUNCTIONS スキーマ行セットから取得された、Analysis Services データベースで使用できる MDX 関数のメタデータを表示します。

関数の構文を取得するには、次のどちらかの操作を行います。

  • オブジェクトを [関数] タブからクエリ ペインにドラッグします。

  • 関数を右クリックし、[コピー] をクリックします。次に、クエリ ペインを右クリックし、[貼り付け] をクリックします。

[結果] ウィンドウ

MDX ステートメントまたはスクリプトの結果がグリッドに表示されます。

[メッセージ] ウィンドウ

MDX ステートメントまたはスクリプトの実行に関する情報が表示されます。たとえば、実行中に発生したエラーや、実行後に取得されたセルの数などが表示されます。