プログラムによるパッケージの実行と管理
開発環境以外で Integration Services パッケージを管理および実行する必要がある場合は、プログラムでパッケージを操作できます。その場合、次に示すいくつかの方法があります。
既存のパッケージを読み込んで、変更せずに実行します。
既存のパッケージを読み込み、(別のデータ ソースを指定するなど) 再構成してから実行します。
新しいパッケージを作成し、オブジェクト単位やプロパティ単位でコンポーネントを追加および構成し、保存してから実行します。
数行のコードを記述するだけで、クライアント アプリケーションから既存のパッケージを読み込んで実行することができます。
ここでは、プログラムで既存のパッケージを実行する方法と、他のアプリケーションからデータ フローの出力にアクセスする方法について説明します。高度なプログラミング オプションを利用して、「プログラムによるパッケージの作成」に示すように、Integration Services パッケージを行単位で作成できます。
また、保存されているパッケージ、実行中のパッケージ、およびパッケージ ロールを管理するためにプログラムによって実行できる他の管理タスクについても説明します。
このセクションの内容
ローカル実行とリモート実行の相違点について
パッケージをローカルで実行する場合とサーバーで実行する場合の重要な違いについて説明します。プログラムによるローカル パッケージの読み込みと実行
ローカル コンピュータのクライアント アプリケーションから既存のパッケージを実行する方法について説明します。プログラムによるリモート パッケージの読み込みと実行
クライアント アプリケーションから既存のパッケージを実行し、パッケージがサーバーで実行できるようにする方法について説明します。ローカル パッケージの出力の読み込み
ローカル コンピュータでパッケージを実行し、DataReader 変換先および DtsClient 名前空間を使用して、データ フローの出力をクライアント アプリケーションに読み込む方法について説明します。プログラムによる使用可能なパッケージの列挙
Integration Services サービスによって管理されている使用可能なパッケージを検出する方法について説明します。プログラムによるパッケージとフォルダの管理
パッケージとフォルダを作成、名前変更、および削除する方法について説明します。プログラムによるパッケージの実行の管理
現在実行中のパッケージの一覧表示、プロパティの分析、および実行中のパッケージの停止方法について説明します。プログラムによるパッケージ ロールの管理
パッケージまたはフォルダに割り当てられているロールに関する情報を取得または設定する方法について説明します。
リファレンス
- Integration Services のエラーおよびメッセージのリファレンス
事前に定義されている Integration Services エラー コードと、そのシンボル名および説明の一覧を示します。
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スクリプトによるパッケージの拡張
スクリプト タスクを使用した制御フローの拡張方法と、スクリプト コンポーネントを使用したデータ フローの拡張方法について説明します。カスタム オブジェクトを使用したパッケージの拡張
複数のパッケージで使用するプログラム カスタム タスク、データ フロー コンポーネント、およびその他のパッケージ オブジェクトを作成する方法について説明します。プログラムによるパッケージの作成
Integration Services パッケージをプログラムで作成、構成、および保存する方法について説明します。Integration Services のサンプル
オプションのインストール コンポーネントとして使用できる Integration Services プログラミング サンプルを一覧で示し、説明します。
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