パラメータを使用した他のレポートへの接続

パラメータを使用してメイン レポートをドリルスルー レポート、サブレポート、およびリンク レポートに関連付けることがきます。また、レポート パラメータと URL パラメータのパラメータ値を含む、レポートの URL を指定することもできます。

一連のレポートをデザインするときは、通常は、特定の情報を得るために各レポートをデザインします。各レポートでは、関連する情報について、さまざまな表示形式や詳細レベルで情報を示すことができます。相互に関連する一連のレポートを提供するには、対象となる各レポート上のデータのうち、関連性を持つデータに対して、パラメータを作成します。対象となるレポートに適切なパラメータを渡す方法は、対象となるレポートの種類によって異なります。

ドリルスルー レポート

ドリルスルー アクションは、レポート アイテムのいずれかのテキスト ボックスのプロパティ ページで設定します。ドリルスルー アクションの対象がレポート プロジェクトのローカル レポートである場合は、[テキスト ボックスのプロパティ] ダイアログ ボックスの [アクション] ページの [追加] ボタンを使用して、対象となるレポートに渡すパラメータ値を設定できます。パラメータ名は、ローカル レポートのボックスの一覧に表示されます。詳細については、「[アクション] ([テキスト ボックスのプロパティ] ダイアログ ボックス)」を参照してください。

対象のレポートがローカル ディレクトリ内ではなくレポート サーバー上にある場合は、レポート マネージャを使用してレポート プロパティを調べることによって、対象となるレポートのパラメータ名を特定する必要があります。その後、手動でパラメータ名と既定値を入力できます。パラメータ名では大文字と小文字が区別されます。

URL アドレスを指定可能なレポートには URL アクセスを使用し、URL 構文の一部としてレポート パラメータ値を含めることができます。詳細については、「URL アクセス」を参照してください。

サブレポート

レポート デザイナでは、サブレポートはレポート サーバー プロジェクトのレポートである必要があります。サブレポートのパラメータを設定するには、[サブレポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの [パラメータ] ページを使用します。

注意注意

データ領域でサブレポートを使用する場合は、サブレポートとそのパラメータがデータ領域で行ごとに処理されます。このため、ドリルスルー レポートが適切なものであるかどうかを確認する必要があります。

詳細については、「サブレポートおよびパラメータを追加する方法 (Reporting Services)」を参照してください。

リンク レポート

レポートをパブリッシュしたら、パブリッシュされたレポートからリンク レポートを作成できます。リンク レポートはメイン レポートを指すポインタと見なすことができますが、独立した一連のパラメータがあります。リンク レポートを作成したら、レポート マネージャでそのリンク レポートを開いてパラメータを変更します。詳細については、「パブリッシュ済みレポートのパラメータ プロパティの設定」を参照してください。パラメータはサーバーで個別に管理されるため、新しいパラメータ設定でメイン レポートを再パブリッシュしても、メイン レポートとリンク レポートのどちらの既存のパラメータ設定も上書きされません。詳細については、「[新しいリンク レポート] ページ (レポート マネージャ)」または「リンク レポートを作成する方法」を参照してください。

URL パラメータの指定

HTML で表示されるレポートの場合は、URL を使用してレポートを開いたときに URL アドレスに URL パラメータ値を渡すことによって、特定のページにあるレポートを開くことができます。次の例では、AdventureWorks の Product Catalog サンプル レポートの 30 ページを開きます。

https://localhost/reportserver?%2fAdventureWorks+Sample+Reports%2fProduct+Catalog&rs:Command=Render&rc:Section=30

詳細については、「URL アクセス パラメータの使用」を参照してください。

URL アクセスを使用してレポート パラメータを指定することもできます。詳細については、「URL 内でレポート パラメータを渡す」を参照してください。