レッスン 2 : トランザクション パブリケーションへのサブスクリプションの作成
このレッスンでは、SQL Server Management Studio を使用してサブスクリプションを作成します。このレッスンを学習するには、前のレッスン「レッスン 1 : トランザクション レプリケーションを使用したデータのパブリッシュ」を完了している必要があります。
サブスクリプションを作成するには
SQL Server Management Studio でパブリッシャに接続して、サーバー ノードを展開し、[レプリケーション] フォルダを展開します。
[ローカル パブリケーション] フォルダを展開し、[AdvWorksProductTrans] パブリケーションを右クリックして、[新しいサブスクリプション] をクリックします。
サブスクリプションの新規作成ウィザードが起動します。
[パブリケーション] ページで [AdvWorksProductTrans] を選択し、[次へ] をクリックします。
[ディストリビューション エージェントの場所] ページで、[ディストリビュータですべてのエージェントを実行する] を選択し、[次へ] をクリックします。
[サブスクライバ] ページにサブスクライバ インスタンスの名前が表示されない場合は、[サブスクライバの追加]、[SQL Server サブスクライバの追加] の順にクリックし、[サーバーの接続] ダイアログ ボックスにサブスクライバ インスタンス名を入力して、[接続] をクリックします。
[サブスクライバ] ページでサブスクライバ サーバーのインスタンス名を選択し、[サブスクリプション データベース] で [<新しいデータベース>] を選択します。
[新しいデータベース] ダイアログ ボックスで、[データベース名] ボックスに「ProductReplica」と入力し、[OK] をクリックして [次へ] をクリックします。
[ディストリビューション エージェント セキュリティ] ダイアログ ボックスで、参照ボタン ([…]) をクリックし、[プロセス アカウント] ボックスに「<コンピュータ名>\repl_distribution」と入力します。次に、このアカウントのパスワードを入力して [OK] をクリックし、[次へ] をクリックします。
以降のページでは既定値をそのまま採用し、[完了] をクリックしてウィザードを終了します。
サブスクライバ側のデータベース権限を設定するには
SQL Server Management Studio でサブスクライバに接続します。次に、[データベース]、[ProductReplica]、[セキュリティ] の順に展開し、[ユーザー] を右クリックして、[新しいユーザー] をクリックします。
[全般] ページで、[ユーザー名] ボックスに「<コンピュータ名>\repl_distribution」と入力します。次に、参照ボタン ([…]) をクリックして [参照] をクリックし、<コンピュータ名>\repl_distribution を選択して、[OK]、[名前の確認]、[OK] の順にクリックします。
[データベース ロールのメンバシップ] で [db_owner] を選択し、[OK] をクリックしてユーザーを作成します。
サブスクリプションの同期状態を表示するには
SQL Server Management Studio でパブリッシャに接続して、サーバー ノードを展開し、[レプリケーション] フォルダを展開します。
[ローカル パブリケーション] フォルダで、AdvWorksProductTrans パブリケーションを展開し、ProductReplica データベースのサブスクリプションを右クリックして、[同期の状態の表示] をクリックします。
サブスクリプションの現在の同期状態が表示されます。
[AdvWorksProductTrans] の下にサブスクリプションが表示されない場合は、F5 キーを押して一覧を更新します。
次の手順
ここでは、トランザクション パブリケーションへのサブスクリプションを作成しました。このサブスクリプションのディストリビューション エージェントは常時動作しているので、サブスクリプションの作成時に初期化も行われます。次は、トレーサ トークンを使って、変更内容がサブスクライバにレプリケートされているかどうかを確認し、待機時間を決定します。「レッスン 3 : サブスクリプションの検証と待機時間の計測」を参照してください。