max worker threads 設定の検証
このルールでは、max worker threads サーバー オプションに不適切な設定がないかどうかを確認します。max worker threads オプションに小さい値を設定すると、必要な数のスレッドを確保できなくて着信クライアント要求に適切なタイミングで対応できず、"スレッド不足" に陥る可能性があります。その半面、アクティブな各スレッドは、32 ビット サーバー上で 512 KB、64 ビット サーバー上で最大 4 MB を消費するので、このオプションを大きい値に設定すると、アドレス空間が無駄に使用される可能性があります。
ベスト プラクティスと推奨事項
SQL Server 2000 のインスタンスの場合、max worker threads オプションの値を、32 ビット サーバーでは 255 ~ 512、64 ビット サーバーでは 255 ~ 2000 に設定します。
SQL Server 2005 および SQL Server 2008 のインスタンスの場合は、max worker threads オプションの値を 0 に設定します。この設定により、SQL Server では、ユーザー要求に基づいてアクティブなワーカー スレッドの適切な数が自動的に決定されます。