基本パッケージの作成 (SQL Server ビデオ)
適用対象 : Microsoft SQL Server Integration Services |
作成者 : カルラ サボータ、Microsoft Corporation |
再生時間 : 00:07:55 サイズ : 12.2 MB 種類 : WMV ファイル |
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ビデオの概要
このビデオでは、Business Intelligence Development Studio の SSIS デザイナを使って基本パッケージを作成する方法を説明します。
ビデオの内容
こんにちは。カルラ サボータです。Microsoft SQL Server Integration Services 製品のドキュメント作成を担当しています。
このビデオでは、BI Development Studio の SSIS デザイナを使って基本パッケージを作成する方法を説明します。
学習するのは、基本的な Integration Services パッケージを作成する方法です。この作業では、パッケージのプロジェクトを作成し、パッケージの制御フローにデータ フロー タスクを追加し、データ フローに要素を追加します。
パッケージとは、1 つのまとまりとして実行される制御フローおよびデータ フロー要素の集まりです。パッケージには、少なくとも 1 つの制御フロー要素を含める必要があり、また、1 つ以上のデータ フロー要素を含めることができます。
パッケージを作成するには、まずプロジェクトを作成する必要があります。プロジェクトのベースとして、Integration Services プロジェクト テンプレートを使用します。このテンプレートにより、パッケージを 1 つ含む新しいプロジェクトが作成されます。
プロジェクト名は変更できるので、今回は「Integration Services Basic Package」に変更します。既定の場所と他の既定の設定はそのまま使用します。
パッケージには少なくとも 1 つの制御フロー要素を含める必要があるので、タスクを [制御フロー (Control Flow)] タブに追加します。
このデモでは、データ フロー タスクを追加します。データ フロー タスクは、データの抽出、変更、読み込みに使用します。
このようにデータ フロー タスクに注釈を追加すると、タスクの処理内容を簡潔に記すことができます。注釈を利用することで、パッケージの内容がわかりやすく、管理が容易になります。
続いて、データ フローに要素を追加します。データ フロー タスクには、ソースと変換先のコンポーネントが必要です。また、通常は 1 つ以上の変換コンポーネントも指定します。
このデモでは、OLE DB ソース、OLE DB 変換先、そしてデータ変換を追加します。ここでは、ソース コンポーネントの出力を変換の入力に接続し、変換の出力を変換先の入力に接続します。このようにデータ フローを構成すると、ソース コンポーネントからデータを抽出し、選択した列のデータ型を変換し、変更後のデータを変換先コンポーネントに読み込むことができます。
ソース コンポーネントと変換先コンポーネントでは、接続マネージャを使用してデータ ソースに接続します。
このデモでは、ソースと変換先の両方で使用する OLE DB 接続マネージャを 1 つ作成し、AdventureWorks データベースに接続します。
次の手順では、ソース、変換、変換先の各コンポーネントを構成します。
OLE DB ソース コンポーネントは、次のように構成します。
- 作成した接続マネージャが選択されていることを確認します。
- コンポーネントによってデータを抽出するソースを選択します。このデモでは、Production.Product テーブルを選択します。
- ソースに含める列を選択します。
- このデモでは、[使用できる外部列 (Available External Columns)] テーブルで、すべての列の選択を解除した後、ソースに含める列として、Name、ListPrice、Size、Weight、SellStartDate を選択します。
データ変換は、次のように構成します。
- [使用できる入力列 (Available Input Columns)] テーブルで、変換する列を選択します。これらの入力列は、変換に接続されたソース コンポーネントからのものです。
- このデモでは、データ型を変更することによって SellStartDate 列を変換します。具体的には、日付と時刻のデータを格納する DT_DBTIMESTAMP データ型を、日付データのみを格納する DT_DBDate データ型に変更します。
OLE DB 変換先は、次のように構成します。
- 作成した接続マネージャが選択されていることを確認します。
- コンポーネントによって変更済みデータを読み込むソースを選択します。このデモでは、新しいテーブルを作成します。
Integration Services によって、接続されているデータ ソースに基づいて既定の CREATE TABLE ステートメントが生成されます。この CREATE TABLE ステートメントは変更できます。 - このデモでは、テーブル名を「OLE DB Destination_BasicPackageTutorial」に変更し、OLE DB Source.SellStartDate 列を削除し、データ変換で変更したバージョンの列 (DataConversion.SellStartDate) を残します。
- 入力列が正しく出力列にマッピングされていることを確認します。
最後に、変換先に読み込まれた変更済みデータを表示するために、データ ビューアを追加します。
これで、パッケージを実行する準備が整いました。
画面に表示されているように、日付データのみを含む SellStartDate 列が変換先コンポーネントに読み込まれています。
このビデオでは、BI Development Studio の SSIS デザイナを使って基本的な Integration Services パッケージを作成する方法を説明しました。ビデオでは、プロジェクトを作成する方法、およびパッケージに制御フローとデータ フローを追加する方法を説明しました。
ご覧くださいましてありがとうございました。このビデオが皆様のお役に立ちましたら幸いです。Web サイトには Microsoft SQL Server に関する他のビデオもありますので、併せてご覧ください。