StDevP 関数 (レポート ビルダ 2.0)
式で指定された NULL 以外のすべての数値の母集団標準偏差を、指定されたスコープのコンテキストで評価して返します。
構文
StDevP(expression, scope, recursive)
パラメーター
expression
(Integer または Float) この集計関数の実行対象の式です。この式には、集計関数が使用されている式を指定することはできません。scope
(String) 省略可。集計関数の適用先となるレポート アイテムを含むデータセット、グループ、またはデータ領域の名前です。scope を指定しない場合、現在のスコープが使用されます。詳細については、「式での組み込みのレポート関数と集計関数の使用 (レポート ビルダ 2.0)」および「合計およびその他の集計の計算 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。recursive
(列挙型) 省略可。Simple (既定値) または RdlRecursive です。集計を再帰的に実行するかどうかを指定します。詳細については、「再帰型階層グループの作成 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。
戻り値の型
10 進数型の式には Decimal 値が、その他すべての式には Double 値が返されます。
説明
式で指定されたデータセットは、同じデータ型である必要があります。複数の数値データ型のデータを同じデータ型に変換するには、CInt、CDbl、CDec などの変換関数を使用します。詳細については、「データ型変換関数」を参照してください。
scope の値には、式を指定することができません。また、この値では、現在のスコープまたはコンテナ スコープを参照する必要があります。
使用例
次のコード例では、Order グループまたはデータ領域の行アイテムの合計の母集団標準偏差が返されます。
=StDevP(Fields!LineTotal.Value, "Order")