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再帰型階層グループの作成 (レポート ビルダ 2.0)

親子間のリレーションシップがデータセットのフィールドで表されている再帰型データを表示するには、子フィールドに基づいたデータ領域グループ式や、親フィールドに基づいた Parent プロパティを設定できます。

階層データの表示は、組織図に含まれている従業員など、再帰型階層グループでよく使用されます。データセットには従業員とマネージャの一覧が含まれており、マネージャ名は従業員の一覧にも表示されます。

再帰型階層の作成

Tablix データ領域で再帰型階層を作成するには、子データを指定するフィールドにグループ式を設定し、親データを指定するフィールドにグループの Parent プロパティを設定します。たとえば、従業員がマネージャの監督下にある場合、従業員 ID およびマネージャ ID のフィールドを含んでいるデータセットでは、グループ式を従業員 ID に設定し、Parent プロパティをマネージャ ID に設定します。

再帰型階層として定義されたグループ (Parent プロパティを使用しているグループ) には、グループ式は 1 つしか設定できません。テキスト ボックスの余白に Level 関数を使用して、階層内のレベルに応じて従業員名をインデントできます。

詳細については、「再帰型階層グループを作成する方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

再帰をサポートする集計関数

パラメータ Recursive を受け取る Reporting Services 集計関数を使用して、再帰型階層の集計データを計算できます。関数 SumAvgCountCountDistinctCountRowsMaxMinStDevStDevPSumVar、および VarP は、パラメータとして Recursive を受け入れます。詳細については、「式での組み込みのレポート関数と集計関数の使用 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。