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XML データのサポート

SQL Server 2005 以降の SQL Server には、XML ドキュメントとフラグメントを SQL Server データベースに格納できる xml データ型が用意されています。xml データ型は SQL Server の組み込みデータ型で、intvarchar などの他の組み込みデータ型といくつかの点で似ています。他の組み込み型と同様に、xml データ型は、テーブルの作成時に列型として使用したり、変数の型やパラメーターの型、関数の戻り値の型として使用したり、Transact-SQL の CAST や CONVERT 関数内で使用したりすることができます。JDBC ドライバーでは、xml データ型は、文字列、byte 配列、ストリーム、CLOB、BLOB、または SQLXML オブジェクトとしてマップできます。文字列が既定のマッピングです。

Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 以降では、SQLXML インターフェイスを導入した JDBC 4.0 API がサポートされます。SQLXML インターフェイスには、XML データを操作するための各種のメソッドが定義されています。SQLXML は JDBC 4.0 のデータ型であり、SQL Server の xml データ型にマップされます。したがって、アプリケーション内で SQLXML データ型を使用する場合は、sqljdbc4.jar ファイルをインクルードするためのクラスパスを設定する必要があります。アプリケーションから sqljdbc3.jar を使用して SQLXML オブジェクトやそのメソッドにアクセスしようとすると、例外がスローされます。

注重要 :

SQL Server では、XML データをデータベース列に格納する前に必ず XML データが検証されます。SQL Server 2005 または SQL Server 2008 上で実行されるアプリケーションでは、SQLXML データ型が JDBC Driver Version 2.0 によって xml データ型へ自動的にマップされるため、このデータ型を使用できます。一方、SQL Server 2000 上で SQLXML データ型を使用すると例外がスローされます。SQLXML は sqljdbc4.jar でサポートされます。sqljdbc4.jar は、Java ランタイム環境 (JRE) 6.0 以降でのみ動作します。

このセクションのトピックでは、SQLXML インターフェイスについて説明し、JDBC API のメソッドを使用して SQLXML データ型を扱う方法についても説明しています。

このセクションの内容

トピック 説明

SQLXML インターフェイス

SQLXML のインターフェイスとそのメソッドについて説明します。

SQLXML でのプログラミング

Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 API のメソッドを使用し、SQLXML Java データ型を介して、リレーショナル データベースに XML データを格納したり、リレーショナル データベースから XML データを取得したりする方法について説明します。SQLXML オブジェクトの型についての情報や、SQLXML オブジェクトを使用するうえでの重要なガイドラインおよび制限事項の一覧も掲載されています。

参照

その他の技術情報

JDBC ドライバのデータ型について