SQLXML インターフェイス
Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 以降では、SQLXML インターフェイスを導入した JDBC 4.0 API がサポートされます。SQLXML インターフェイスには、XML データを操作するための各種のメソッドが定義されています。SQLXML データ型は、SQL Server の xml データ型にマップされます。
SQLXML インターフェイスには、XML 値に String、Reader/Writer、または Stream としてアクセスするためのメソッドが用意されています。XML 値は Source を介してアクセスしたり、Result として設定したりすることもでき、これらを XSLT 変換や XPath のほか、Document Object Model (DOM)、Simple API for XML (SAX)、Streaming API for XML (StAX) などの XML パーサー API と組み合わせて利用することが可能です。
次の表で、SQLXML インターフェイスに定義されている各メソッドについて説明します。
メソッドの構文 | メソッドの説明 |
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このメソッドは、SQLXML オブジェクトと、それが占有していたリソースを解放します。 |
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SQLXML からデータを読み取る入力ストリームを返します。 |
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XML データを java.io.Reader オブジェクトまたは文字のストリームとして返します。 |
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この SQLXML オブジェクトによって指定された XML 値を読み取るための Source を返します。
メモ :
getSource メソッドは、javax.xml.transform.dom.DOMSource、javax.xml.transform.sax.SAXSource、javax.xml.transform.stax.StAXSource、java.io.InputStream の各ソースをサポートします。
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この SQLXML オブジェクトによって指定された XML 値の文字列表現を返します。 |
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この SQLXML オブジェクトが表す XML 値の書き込みに使用できるストリームを取得します。 |
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この SQLXML オブジェクトが表す XML 値の書き込みに使用されるストリームを返します。 |
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この SQLXML オブジェクトによって指定された XML 値を設定するための Result を返します。
メモ :
setResult メソッドは、javax.xml.transform.dom.DOMResult、javax.xml.transform.sax.SAXResult、javax.xml.transform.stax.StaxResult、java.io.OutputStream の各ソースをサポートします。
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この SQLXML オブジェクトによって指定された XML 値を、指定された String 表現に設定します。 |
アプリケーションから SQLXML オブジェクトを介して XML 値の読み取りと書き込みを行うことができるのは 1 回だけです。
SQLXML オブジェクトは free() メソッドが呼び出された時点で無効になり、読み取りも書き込みもできなくなります。同じ SQLXML オブジェクトの (free() 以外の) メソッドを呼び出そうとすると、例外がスローされます。
アプリケーションから getSource、getCharacterStream、getBinaryStream、getString のいずれかの getter メソッドが呼び出されると、SQLXML オブジェクトは読み取りも書き込みもできない状態となります。
アプリケーションから setResult、setCharacterStream、setBinaryStream、setString のいずれかの setter メソッドが呼び出されると、SQLXML オブジェクトは書き込みも読み取りもできない状態となります。
SQLXML インターフェイスの詳細については、Sun Microsystems の Web サイトを参照してください。