SQL Server Native Client のインストール
Microsoft SQL Server Native Client 10.0 は、SQL Server 2008 または SQL Server のツールをインストールするとインストールされます。コンピュータに SQL Server 2005 バージョンの SQL Server Native Client もインストールされている場合、SQL Server Native Client 10.0 が以前のバージョンのものとサイド バイ サイドでインストールされます。
SQL Server Native Client のファイル (sqlncli10.dll、sqlnclir10.rll、および s10ch_sqlncli.chm) は、次の場所にインストールされます。
%SYSTEMROOT%\system32\
注意 |
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SQL Server Native Client OLE DB プロバイダと SQL Server Native Client ODBC ドライバのすべてのレジストリ設定は、インストール処理の一環として適切に行われます。 |
SQL Server Native Client ヘッダー ファイルとライブラリ ファイル (sqlncli.h と sqlncli10.lib) は、次の場所にインストールされます。
%PROGRAMFILES%\Microsoft SQL Server\100\SDK
SQL Server Native Client を SQL Server の一部としてインストールする以外に、sqlncli.msi という再配布可能なインストール プログラムもあります。このファイルは、SQL Server インストール ディスクの次の場所にあります。
%CD%\Setup\
SQL Server Native Client は、sqlncli.msi を使用して配布できます。アプリケーションを配置する場合は、SQL Server Native Client をインストールする必要があります。チェイナーとブートストラップのテクノロジを使用すると、ユーザーが 1 回のインストール手順に従うだけで複数のパッケージをまとめてインストールできるようになります。詳細については、「Visual Studio 2005 用のカスタム ブートストラップ パッケージの作成」および「カスタムの必須コンポーネントの追加」を参照してください。
x64 バージョンと Itanium バージョンの sqlncli.msi では、32 ビット バージョンの SQL Server Native Client もインストールされます。アプリケーションが、開発時に使用したものとは異なるプラットフォームを対象としている場合、Microsoft ダウンロード センターから x64、Itanium、および x86 用のバージョンの sqlncli.msi をダウンロードできます。
sqlncli.msi を呼び出すと、既定ではクライアント コンポーネントだけがインストールされます。クライアント コンポーネントは、SQL Server Native Client を使用して開発されたアプリケーションの実行をサポートするファイルです。SDK コンポーネントもインストールするには、コマンド ラインで ADDLOCAL=All を指定します。次に例を示します。
msiexec /i sqlncli.msi ADDLOCAL=ALL APPGUID={0CC618CE-F36A-415E-84B4-FB1BFF6967E1}
SQL Server Native Client のアンインストール
SQL Server サーバーや SQL Server ツールなどのアプリケーションは SQL Server Native Client に依存するので、すべての依存アプリケーションを最初にアンインストールしてから SQL Server Native Client をアンインストールすることが重要です。アプリケーションが SQL Server Native Client に依存していることを示す警告をユーザーに表示するには、次のように MSI で APPGUID インストール オプションを使用します。
msiexec /i sqlncli.msi APPGUID={0CC618CE-F36A-415E-84B4-FB1BFF6967E1}
APPGUID に渡す値は、特定の製品コードです。Microsoft インストーラを使用してアプリケーションのセットアップ プログラムをバンドルするときは、製品コードを作成する必要があります。