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サブスクリプションの状態の監視

各ユーザーは、[個人用サブスクリプション] ページ、またはレポート マネージャの [サブスクリプション] タブを使用して、サブスクリプションの状態を監視できます。[サブスクリプション] ページには、サブスクリプションが最後に実行された日時およびサブスクリプションの状態を示す列があります。配信中にエラーが発生すると、レポート サーバーのトレース ログにエントリが作成されます。サブスクリプションの処理中に発生するエラーは、[状態] 列に表示されます。次の表に、状態の値の説明を示します。

状態

説明

新しいサブスクリプション

初めてサブスクリプションを作成するときに表示されます。

無効

サブスクリプションを処理できないときに表示されます。詳細については、このトピックの「無効なサブスクリプションの管理」を参照してください。

終了: 合計 <number> 件のうち <number> 件を処理し、<number> 件のエラーが発生しました。

データ ドリブン サブスクリプション実行の状態を表示します。このメッセージはスケジュールおよび配信のプロセッサで作成されます。

<number> 件を処理しました。

スケジュールおよび配信のプロセッサが正常に配信した通知、または配信の試行が行われなくなった通知の件数です。データ ドリブンの配信が完了したとき、処理された通知の件数と生成された通知の合計件数が等しくなる必要があります。

合計 <number> 件

最後にサブスクリプションを配信したときに生成されたサブスクリプションの通知の合計件数です。

<number> 件のエラーが発生しました。

スケジュールおよび配信のプロセッサが配信できなかった通知、または配信の試行が行われなくなった通知の件数です。

電子メールを送信できません: サーバーに接続できなかったため、配信が失敗しました。

レポート サーバーがメール サーバーに接続されなかったことを示します。このメッセージは電子メールの配信拡張機能で作成されます。

ファイル "<filename>" が "<path>" ファイル共有に保存されました。

ファイル共有の場所への配信が成功したことを示します。このメッセージはファイル共有の配信拡張機能で作成されます。

ファイルへの書き込み時に不明のエラーが発生しました。

ファイル共有の場所への配信が失敗したことを示します。このメッセージはファイル共有の配信拡張機能で作成されます。

接続先のフォルダ <path> にアクセスしようとしたときにエラーが発生しました。接続先のフォルダまたはファイル共有が存在することを確認してください。

指定したフォルダが見つからなかったことを示します。このメッセージはファイル共有の配信拡張機能で作成されます。

ファイル <filename> を <path> に書き込めませんでした。再試行しています。

ファイルを新しいバージョンに更新できなかったことを示します。このメッセージはファイル共有の配信拡張機能で作成されます。

ファイル <filename> に書き込めません: <message>

ファイル共有の場所への配信が失敗したことを示します。このメッセージはファイル共有の配信拡張機能で作成されます。

<custom status messages>

配信拡張機能で提供される、配信の成功および失敗に関する状態メッセージです。サード パーティまたはカスタムの配信拡張機能を使用している場合、追加の状態メッセージが提供される可能性があります。

サブスクリプションの処理がスケジュールされると、状態メッセージが更新されます。トリガが発生しない場合 (レポート実行スナップショットが更新されない、スケジュールが実行されないなどの場合)、状態メッセージは更新されません。

レポート サーバー管理者は、reportserverservice_*.log ファイルを参照して、サブスクリプションの配信状態を判断できます。電子メールの配信の場合、レポート サーバーのログ ファイルには、処理するレコード、および特定の電子メール アカウントへの配信の記録が含まれます。

ログ ファイルには、レポートが開かれているかどうか、または実際に配信が成功したかどうかに関する情報は含まれません。配信が成功するということは、スケジュールおよび配信のプロセッサでエラーが生成されず、レポート サーバーがメール サーバーに接続したことを意味します。電子メールがユーザーのメールボックスで配信不能なメッセージ エラーとなった場合、その情報はログ ファイルに含まれません。ログ ファイルの詳細については、「Reporting Services のログ ファイル」を参照してください。

また、レポート サーバー管理者は、現在処理中の標準のサブスクリプションを監視することもできます。データ ドリブン サブスクリプションは監視できません。詳細については、「実行中の処理の管理」を参照してください。

サブスクリプションを配信できない場合 (たとえば、メール サーバーが利用不可能な場合)、配信拡張機能は配信を再試行します。構成設定では、実行する試行回数を指定します。既定値は再試行なしです。場合によっては、レポートがデータを使用せずに処理されることがあります (たとえば、データ ソースがオフラインになっている場合)。この場合、その結果を示すテキストが、メッセージの本文に記載されます。

無効なサブスクリプションの管理

サブスクリプションが無効になった場合、サブスクリプションが処理されない根本的な条件を解決して、サブスクリプションを削除または再び有効にする必要があります。処理を妨げる条件が発生すると、サブスクリプションは無効になることがあります。このような条件には、以下の内容が含まれます。

  • サブスクリプションで指定された配信拡張機能の削除またはアンインストール。

  • 資格情報の設定を格納された値から統合または要求された値に変更。

  • レポート定義のパラメータ名またはデータ型を変更後にレポートを再パブリッシュ。サブスクリプションに無効なパラメータが含まれていると、サブスクリプションは無効になります。詳細については、「サブスクリプションでのパラメータの設定」を参照してください。

  • レポートの実行モードの変更 (たとえば、要求時レポートをレポート実行スナップショットとして実行するように変更)。詳細については、「レポート処理プロパティの設定」を参照してください。

無効なサブスクリプションは、サブスクリプション自体のメッセージによって示されます。メッセージには、その原因とサブスクリプションを再び有効にする際に実行する手順が含まれています。

処理を妨げる条件が原因でサブスクリプションが無効になる場合、サブスクリプションは、レポート サーバーがサブスクリプションを実行したときにこの事実を反映します。サブスクリプションが毎週金曜日午前 2 時にレポートを配信するようにスケジュールされているのに、使用する配信拡張機能が月曜日の午前 9 時にアンインストールされた場合、サブスクリプションは、金曜日の午前 2 時になるまで無効な状態であることを示しません。