SQL Server Analysis Services からのレポート データセットの作成
Reporting Services には、Microsoft SQL Server Analysis Services データ ソースからのレポート データの取得をサポートするデータ処理拡張機能が用意されています。このデータ処理拡張機能は、ディメンション、階層、レベル、主要業績評価指標 (KPI)、メジャー、および属性を MicrosoftSQL ServerAnalysis Services キューブから、またはメタデータをデータ マイニング モデルから取得し、レポート データに使用します。
Analysis Services データ ソースに接続した後は、多次元式 (MDX) クエリまたはデータ マイニング予測 (DMX) クエリを使用して、レポート処理中に取得するレポート データを指定するデータセットを定義できます。データ ソースの基となるデータ構造で参照および選択を行うことによりクエリを作成するには、MDX グラフィカル クエリ デザイナーまたは DMX グラフィカル クエリ デザイナーを使用できます。 Reporting Services で MicrosoftSQL ServerAnalysis Services データ ソースに初めて接続するときに、有効なキューブが検出された場合は、既定のクエリ デザイナーは MDX になります。有効なキューブがなくても、有効なデータ マイニング モデルがある場合は、既定のクエリ デザイナーは DMX になります。クエリを作成したら、それを実行して結果ペインにサンプル データを表示できます。クエリの結果は、レポート データですぐに使用できるフラットな行セットとして自動的に取得されます。
クエリ デザイナーにより、クエリを分析してデータセット フィールドが決定されます。また、レポート データ ペインでデータセット フィールド コレクションを手動で編集することもできます。詳細については、「レポート データ ペインでフィールドを追加、編集、削除する方法」を参照してください。
テキスト ベースのクエリ デザイナーはこのデータ ソースに対しては読み取り専用です。.mdx ファイルまたは .dmx ファイルをインポートしてクエリで直接使用することはできません。Analysis Services キューブの結果セットは、XML for Analysis (XMLA) プロトコルを使用して、フラット化された行セットとして取得されます。不規則な階層はサポートされていません。詳細については、「XML for Analysis の概要 (XMLA)」および「不規則階層の操作」を参照してください。
Analysis Services データ ソースを使用する既存のレポートからクエリをインポートできます。詳細については、「Analysis Services キューブ (MDX) からデータを取得する方法」を参照してください。
このセクションのトピック
デザイン モードでの Analysis Services MDX クエリ デザイナの使用 (Reporting Services)
MDX クエリ デザイナーのデザイン モードでは、ディメンション、メンバー、メンバー プロパティ、メジャー、および KPI をメタデータ ブラウザーからデータ ペインにドラッグして、MDX クエリを作成できます。計算されるメンバーを計算されるメンバー ペインからデータ ペインにドラッグして、追加のデータセット フィールドを定義します。クエリ モードでの Analysis Services MDX クエリ デザイナの使用 (Reporting Services)
MDX クエリ デザイナーのクエリ モードでは、ディメンション、メンバー、メンバー プロパティ、メジャー、および KPI をメタデータ ブラウザーからクエリ ペインにドラッグして、MDX クエリを作成できます。クエリ ペインでは、直接 MDX テキストを編集できます。計算されるメンバーを計算されるメンバー ペインからクエリ ペインにドラッグして、追加のデータセット フィールドを定義します。Analysis Services の DMX クエリ デザイナーの使用 (Reporting Services)
DMX クエリ デザイナーのデザイン モードでは、データ マイニング モデルと入力テーブルを選択できます。また、データセットにフィールドを定義するために使用される条件を選択できます。クエリ モードでは、直接 DMX クエリ テキストを表示および編集できます。結果モードでは、クエリの実行結果を参照できます。Analysis Services データセットに対する拡張フィールド プロパティの使用
Fields コレクションを使用すれば、Analysis Services データ処理拡張機能でサポートされている拡張フィールド プロパティをレポートで使用できます。データ ソースに値を持つプロパティについては、FormattedValue、Color、UniqueName などの定義済みプロパティの値にアクセスできます。
ユーザー インターフェイスの詳細については、「Analysis Services の MDX クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」および「Analysis Services の DMX クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。
SQL Server 2000 Analysis Services
MDX クエリ デザイナーを使用すると、SQL Server 2000 Analysis Services データベースに対してクエリを作成できます。DMX クエリはサポートされていません。
Analysis Services 2000 の OLAP データ プロバイダーでは、パラメーターがサポートされていません。
変更履歴
変更内容 |
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不規則な階層はサポートされていません。 |