レッスン 5 : エラー フロー リダイレクションの追加
MicrosoftIntegration Services には、変換できないデータの処理方法を、コンポーネントごと、および列ごとに指定できる機能があります。これにより、変換プロセスで発生するエラーを処理することができます。特定の列で発生したエラーは無視し、変換に失敗した行全体をリダイレクトできます。または、この操作をコンポーネント単位で行うこともできます。既定の構成では、エラーの発生時に Integration Services のすべてのコンポーネントが変換に失敗したものと見なされます。つまり、1 つのコンポーネントの変換が失敗すると、パッケージの変換が失敗されたものと見なされ、以降の処理が中断されます。
パッケージ全体の変換を中断する代わりに、変換エラーが発生したときに潜在的なエラー処理を行うように構成する方法があります。エラーを無視してパッケージが確実に実行されるように設定することもできますが、多くの場合、失敗した行を別の処理フローにリダイレクトした方がよい結果が得られます。退避させたデータおよびエラーは後で検証し、再変換できます。
このレッスンでは、「レッスン 4 : ログ機能の追加」で作成したパッケージのコピーを作成します。この新しいパッケージを使用し、壊れたサンプル データ ファイルを作成します。この破損ファイルは、パッケージを実行するときに変換エラーを発生させます。
エラー データを処理するには、フラット ファイルの変換先を追加および構成し、Lookup Currency Key 変換で参照値が見つからなかった行をファイルに書き込むようにします。
また、エラー データをファイルに書き込む前に、エラーの説明を取得するスクリプトを含むスクリプト コンポーネントを追加し、その後 Lookup Currency Key 変換を再構成して、処理できなかったデータをスクリプト変換にリダイレクトするようにします。
重要 |
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このチュートリアルには、AdventureWorksDW サンプル データベースが必要です。AdventureWorksDW のインストール方法の詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。 |
このレッスンの内容
このレッスンの内容は次のとおりです。
レッスンの開始
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