データ ソース ビューの定義 (Analysis Services)
MicrosoftSQL ServerAnalysis Services では、Business Intelligence Development Studio のデータ ソース ビュー ウィザードを使用して、Analysis Services のプロジェクトまたはデータベースの新しいデータ ソース ビューを、1 つのデータ ソースに基づいて定義します。データ ソース ビュー ウィザードは、次の作業を実行する場合に使用します。
既に定義されているデータ ソースを選択したり、データ ソース ウィザードを起動してデータ ソース ビューの新しいデータ ソースを定義します。このデータ ソースは、データ ソース ビューのプライマリ データ ソースとなります。この指定は変更できません。スノーフレーク ディメンションの場合のように、Analysis Services で単一の処理クエリを使用して複数のデータ ソースを参照するには、データ ソース ビュー ウィザードで指定するプライマリ データ ソース (通常はこれが SQL Server データ ソースになります) で OPENROWSET クエリがサポートされている必要があります。
プライマリ データ ソースからテーブルおよびビューを選択してデータ ソース ビューに追加します。外部キー リレーションシップまたは名前の一致条件に基づいて、選択したテーブルおよびビューに関連するテーブルを追加することもできます。
注意 最初にディメンション ウィザードを使用してデータ ソース ビューを定義している場合は、複数のデータ ソースからテーブルやビューを追加することはできません。テーブルや列は、データ ソース ビューを最初に定義した後にセカンダリ データ ソースからのみ追加できます。詳細については、「データ ソース ビューでのテーブルまたはビューの追加または削除 (Analysis Services)」を参照してください。
リレーションシップの名前一致条件の指定
データ ソース ビューを作成すると、データ ソース内の外部キー制約に基づいて、テーブル間にリレーションシップが生成されます。Analysis Services エンジンで適切な OLAP 処理クエリおよびデータ マイニング クエリを構築するには、これらのリレーションシップが必要です。ただし、複数のテーブルが含まれているデータ ソースには、外部キー制約がない場合があります。データ ソースに外部キー制約がない場合は、異なるテーブルの列名を照合する方法を定義するように指示するプロンプトがデータ ソース ビュー ウィザードに表示されます。
注意 |
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名前の一致条件は、基になるデータ ソース内で外部キー リレーションシップが検出されない場合のみ指定するように要求されます。外部キー リレーションシップが検出された場合は、そのリレーションシップが使用されます。また、データ ソース ビューに含める追加のリレーションシップ (論理主キーなど) を手動で定義する必要があります。詳細については、「データ ソース ビューでの論理リレーションシップの定義 (Analysis Services)」、「データ ソース ビュー デザイナを使用して論理リレーションシップを追加、削除、表示、または変更する方法 (Analysis Services)」、「データ ソース ビューでの論理主キーの定義 (Analysis Services)」、「データ ソース ビュー デザイナを使用して論理主キーを設定または変更する方法 (Analysis Services)」を参照してください。 |
データ ソース ビュー ウィザードは、ユーザーが指定した名前一致条件を使用して列名を一致させ、データ ソース ビュー内のさまざまなテーブル間にリレーションシップを作成します。次の表に示すいずれかの条件を指定できます。
名前一致条件 |
説明 |
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主キーと同一の名前 |
基になるテーブルの外部キー列名は、対象になるテーブルの主キー列名と同じです。たとえば、外部キー列 Order.CustomerID は、主キー列 Customer.CustomerID と同じです。 |
対象のテーブル名と同一の名前 |
基になるテーブルの外部キー列名は、対象になるテーブルの名前と同じです。たとえば、外部キー列 Order.Customer は、主キー列 Customer.CustomerID と同じです。 |
一致先のテーブル名と主キー名の組み合わせ |
基になるテーブルの外部キー列名は、対象になるテーブル名と主キー列名を連結したものと同じです。区切り記号としてスペースまたはアンダースコアを使用できます。たとえば、次の外部キーと主キーのペアはすべて一致します。 Order.CustomerID および Customer.ID Order.Customer ID および Customer.ID Order.Customer_ID とCustomer.ID |
選択した条件によって、データ ソース ビューの NameMatchingCriteria プロパティの設定が変わります。この設定によって、ウィザードによる関連テーブルの追加方法が決まります。また、この設定では、データ ソース ビュー デザイナを使用してデータ ソース ビューを変更するときに、列をどのように一致させてデータ ソース ビューのテーブル間にリレーションシップを作成するかも決定されます。NameMatchingCriteria プロパティの設定は、データ ソース ビュー デザイナで変更できます。詳細については、「データ ソース ビュー デザイナを使用してデータ ソース ビューのプロパティを表示または変更する方法 (Analysis Services)」を参照してください。
注意 |
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データ ソース ビュー ウィザードを完了したら、データ ソース ビュー デザイナのスキーマ ペインでリレーションシップを追加または削除できます。詳細については、「データ ソース ビューでの論理リレーションシップの定義 (Analysis Services)」を参照してください。 |
データ ソース ビューの作成
データ ソース ビューの作成手順については、「データ ソース ビュー ウィザードを使用してデータ ソース ビューを定義する方法 (Analysis Services)」を参照してください。
関連項目