次の方法で共有


SQL トレースを使用したクエリ通知のトラブルシューティング

SQL トレースには、開発者と管理者がクエリ通知を監視し、トラブルシューティングを行う際に役立ついくつかのイベントが用意されています。このトピックでは、クエリ通知のイベントについて説明します。

イベント クラス

次のイベント クラスでは、クエリ通知に関する情報が報告されます。

  • QN:Dynamics

    QN:Dynamics イベントでは、クエリ通知をサポートするためにデータベース エンジンが実行するバックグラウンドの利用状況に関する情報が報告されます。データベース エンジン内部では、バックグラウンド スレッドでサブスクリプションのタイムアウト、実行を待機しているサブスクリプション、およびパラメータ テーブルの破棄が監視されています。

  • QN:Parameter Table

    QN:Parameter Table イベントでは、パラメータ情報を格納する内部テーブルの作成や削除、およびその内部テーブルに対する参照カウンタの管理に必要な操作に関する情報が報告されます。また、このイベントでは、内部的な動作状況も報告されます。この情報はパラメータ テーブルの使用カウントをリセットするために使用されます。

  • QN:Template

    QN:Template イベントでは、クエリ テンプレートの内部使用に関する情報が報告されます。クエリ テンプレートは、通知用のクエリ定義を共有するためにデータベース エンジンで使用されるメカニズムです。これらのテンプレートは、パラメータ テーブルと共に作成されます。データベース エンジンでは、クエリ テンプレートの作成時、使用時、または破棄時にこの型のイベントが作成されます。

  • QN:Subscription

    QN:Subscription イベントでは、通知サブスクリプションに関する情報が報告されます。たとえば、このイベントでは、サブスクリプションがいつ登録されたか、サブスクリプションがいつ削除または破棄されたかがレポートされ、クエリ通知サブスクリプションをサポートしている Service Broker 操作についての情報がレポートされます。

これらのイベント クラスのそれぞれの詳細については、「Query Notifications イベント カテゴリ」を参照してください。