次の方法で共有


SQL Server フェールオーバー クラスタでノードを追加または削除する方法 (セットアップ)

次の手順を使用すると、既存の SQL Server フェールオーバー クラスタ インスタンスでノードを管理できます。

重要な注意事項重要

SQL Server フェールオーバー クラスタを更新または削除するには、フェールオーバー クラスタのすべてのノードでサービスとしてログインする権限を持つローカル管理者である必要があります。ローカル インストールの場合は、管理者としてセットアップを実行する必要があります。SQL Server をリモートの共有ディレクトリからインストールする場合は、その共有ディレクトリに対する読み取りアクセス許可と実行アクセス許可を持つドメイン アカウントを使用する必要があります。

クラスタ化されたオペレーティング システムでは、セットアップで .NET Framework 3.5 SP1 がインストールされません。セットアップを実行する前に、.NET Framework 3.5 SP1 をインストールする必要があります。

セットアップ プログラムの既知の問題によって影響を受ける場合は、SQL Server 2008 をインストールする前に、元のメディアに対して累積的な更新プログラムの適用が必要となる可能性があります。既知の問題および詳細な手順については、該当トピックを参照してください。

SQL Server フェールオーバー クラスタリングのセットアップ操作がこのリリースで変更されていることに注意してください。SQL Server フェールオーバー クラスタをインストールまたはアップグレードするには、フェールオーバー クラスタの各ノードでセットアップ プログラムを実行する必要があります。

既存の SQL Server フェールオーバー クラスタにノードを追加するには、SQL Server フェールオーバー クラスタ インスタンスに追加するノードで SQL Server セットアップを実行する必要があります。セットアップは、アクティブなノードでは実行しないでください。

既存の SQL Server フェールオーバー クラスタからノードを削除するには、SQL Server フェールオーバー クラスタ インスタンスから削除するノードで SQL Server セットアップを実行する必要があります。

ノードを追加または削除するための手順を表示するには、次のいずれかの操作を選択します。

  • 既存の SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタにノードを追加する

  • 既存の SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタからノードを削除する

重要な注意事項重要

SQL Server のインストール場所に使用されているオペレーティング システムのドライブ文字は、SQL Server フェールオーバー クラスタに追加されるすべてのノードで一致している必要があります。

ノードの追加

既存の SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタにノードを追加するには

  1. SQL Server インストール メディアを挿入し、ルート フォルダの setup.exe をダブルクリックします。ネットワーク共有からインストールするには、ネットワーク共有上のルート フォルダに移動し、Setup.exe をダブルクリックします。必須コンポーネントがインストールされていない場合は、インストールするように求められます。

  2. Windows インストーラ 4.5 が必要です。これはインストール ウィザードによってインストールされます。コンピュータの再起動を促すメッセージが表示された場合は、再起動してから SQL Server 2008 の Setup.exe を再度実行します。

  3. 必須コンポーネントがインストールされると、インストール ウィザードによって SQL Server インストール センターが起動します。既存のフェールオーバー クラスタ インスタンスにノードを追加するには、左側のペインで [インストール] をクリックします。次に、[SQL Server フェールオーバー クラスタにノードを追加します。] を選択します。

  4. システム構成チェッカーにより、コンピュータで検出処理が実行されます。続行するには、[OK] をクリックします。インストール用のセットアップ ログ ファイルが作成されます。ログ ファイルの詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルを表示して確認する方法」を参照してください。

  5. [プロダクト キー] ページで、SQL Server の製品版の PID キーを指定します。このインストールで入力するプロダクト キーは、アクティブ ノードにインストールされている SQL Server 2008 エディションのプロダクト キーと同じにする必要があります。

  6. [使用許諾条件] ページで使用許諾契約書を読み、使用許諾条件に同意する場合は対応するチェック ボックスをオンにします。続行するには、[次へ] をクリックします。セットアップを終了するには、[キャンセル] をクリックします。

  7. インストール ウィザードによって、コンピュータにインストールされていない SQL Server 必須コンポーネントがインストールされます。これらの機能を次に示します。

    • SQL Server セットアップ サポート ファイル

    必須コンポーネントをインストールするには、[インストール] をクリックします。

  8. セットアップを続行する前に、システム構成チェッカーによってコンピュータのシステムの状態が確認されます。確認が完了したら、[次へ] をクリックして続行します。

  9. [クラスタ ノードの構成] ページで、ドロップダウン ボックスを使用して、このセットアップ操作で変更する SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタ インスタンスの名前を指定します。

  10. [サーバーの構成 - サービス アカウント] ページで、SQL Server サービスのログイン アカウントを指定します。このページで構成する実際のサービスは、インストール時に選択した機能によって異なります。フェールオーバー クラスタのインストールでは、アクティブ ノードに指定された設定に基づいて、アカウント名とスタートアップの種類に関する情報がこのページにあらかじめ設定されます。各アカウントのパスワードを入力する必要があります。詳細については、「SQL Server 構成 - サービス アカウント」および「Windows サービス アカウントの設定」を参照してください。

    セキュリティに関するメモ   空白のパスワードは使用しないでください。 強力なパスワードを使用してください。

    SQL Server サービスのログイン情報を指定したら、[次へ] をクリックします。

  11. [エラーと使用状況レポート] ページで、Microsoft に送信する、SQL Server の改善に役立つ情報を指定します。既定では、エラー報告と機能の使用状況のオプションが有効になります。詳細については、「エラー レポートと使用状況レポートの設定」を参照してください。

  12. システム構成チェッカーによって別のルール セットが実行され、コンピュータの構成と指定した SQL Server 機能が検証されます。

  13. [ノード追加の準備完了] ページには、セットアップで指定したインストール オプションのツリー ビューが表示されます。

  14. セットアップの進行に合わせてノード追加の進行状況を監視できるように、[ノード追加の進行状況] ページに状態が表示されます。

  15. インストールが終了すると、[完了] ページにインストールの概要ログ ファイルへのリンクと、その他の重要な注意事項が表示されます。SQL Server のインストール プロセスを完了するには、[閉じる] をクリックします。

  16. コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されたら、再起動してください。セットアップが完了した時点で、インストール ウィザードによるメッセージを確認することが重要です。セットアップ ログ ファイルの詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルを表示して確認する方法」を参照してください。

ノードの削除

既存の SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタからノードを削除するには

  1. SQL Server のインストール メディアを挿入します。ルート フォルダの setup.exe をダブルクリックします。ネットワーク共有からインストールするには、ネットワーク共有上のルート フォルダに移動し、setup.exe をダブルクリックします。[Microsoft SQL Server 2008 セットアップ] ダイアログ ボックスが表示されたら、必須コンポーネントをインストールする場合は [OK] をクリックし、SQL Server 2008 をインストールしない場合は [キャンセル] をクリックします。

  2. Windows インストーラ 4.5 が必要です。これはインストール ウィザードによってインストールされます。コンピュータの再起動を促すメッセージが表示された場合は、再起動してから SQL Server 2008 の setup.exe を再度実行します。

  3. 必須コンポーネントがインストールされると、インストール ウィザードによって SQL Server インストール センターが起動します。既存のフェールオーバー クラスタ インスタンスからノードを削除するには、左側のペインで [メンテナンス] をクリックしてから、[SQL Server フェールオーバー クラスタからノードを削除します] を選択します。

  4. システム構成チェッカーにより、コンピュータで検出処理が実行されます。続行するには、[OK] をクリックします。インストール用のセットアップ ログ ファイルが作成されます。ログ ファイルの詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルを表示して確認する方法」を参照してください。

  5. インストール ウィザードによって、コンピュータにインストールされていない SQL Server 必須コンポーネントがインストールされます。これらの機能を次に示します。

    • SQL Server セットアップ サポート ファイル

    必須コンポーネントをインストールするには、[インストール] をクリックします。

  6. セットアップを続行する前に、システム構成チェッカーによってコンピュータのシステムの状態が確認されます。確認が完了したら、[次へ] をクリックして続行します。

  7. [クラスタ ノードの構成] ページで、ドロップダウン ボックスを使用して、このセットアップ操作で変更する SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタ インスタンスの名前を指定します。削除されるノードが "このノードの名前" フィールドに一覧表示されます。

  8. [削除の準備完了] ページには、セットアップで削除されるオプションのツリー ビューが表示されます。続行するには、[削除] をクリックします。

  9. 削除の操作中に、[ノード削除の進行状況] ページに状態が表示されます。

  10. [完了] ページにノード削除操作の概要ログ ファイルへのリンクと、その他の重要な注意事項が表示されます。SQL Server のノード削除操作を完了するには、[閉じる] をクリックします。セットアップ ログ ファイルの詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルを表示して確認する方法」を参照してください。