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レッスン 2: 基本パッケージの機能拡張

レッスン 1: 基本パッケージの作成」では、SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを使用して、基本的な Integration Services パッケージをすばやく作成しました。このパッケージの機能には制限があります。データは Excel ワークブック ファイルのみから抽出され、AdventureWorks サンプル データベースの ProspectiveCustomers テーブルにのみ読み込まれます。

通常、パッケージではデータの操作や変換も行う必要があります。Integration Services には、データのコピー、消去、変更、並べ替え、および集計に使用できるさまざまな変換が用意されています。標準の変換でサポートされていない方法でデータを変換する必要がある場合は、スクリプト変換用スクリプトの作成またはカスタム変換用コーディングを簡単に行って、ニーズを満たすことができます。

このレッスンでは、データの並べ替え、および他の列の値に基づいた、データセットへの新しい列の追加を行って、基本パッケージを拡張します。このシナリオでは、1 つの列に NULL 値が含まれています。この値が原因で、既存の列の値を連結した場合に問題が発生します。この問題を回避し、新しい列の値を生成するために、Integration Services の新機能である式を使用します。Integration Services 式の言語には、複雑な式の作成に使用できる関数、演算子、および型キャストが含まれています。ここでは式を使用して 3 つの列の値を連結し、列の間に条件付きでスペースを挿入し、新しい値を新しい列に追加します。

新しい列はデータセットに追加されるので、ProspectiveCustomers テーブルと OLE DB 変換先を変更してこの列を含める必要があります。新しい列を含めるには、ProspectiveCustomers テーブルを作成した SQL 実行タスク内の SQL ステートメントと、データをテーブルに書き込む OLE DB 変換先の両方を更新します。また、データセットの新しい列をテーブルの新しい列にマッピングします。

このレッスンでは、レッスン 1 で作成した基本パッケージをコピーし、拡張します。前のレッスンを完了していない場合は、チュートリアルに含まれている、レッスン 1 の操作内容が反映されたパッケージをコピーすることもできます。

重要な注意事項重要

このチュートリアルを実行するには、AdventureWorks サンプル データベースが必要です。AdventureWorks をインストール、配置する方法の詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。

レッスンの開始

作業 1: レッスン 1 で作成した基本パッケージのコピー

Integration Services のアイコン (小) 最新の Integration Services の入手

マイクロソフトが提供する最新のダウンロード、アーティクル、サンプル、ビデオ、およびコミュニティで選択されたソリューションについては、MSDN または TechNet の Integration Services のページを参照してください。

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