Open Geospatial Consortium (OGC) の Well-Known Text (WKT) 表現を基に geography インスタンスを返します。 Parse() は、SRID (spatial reference ID) 4326 をパラメーターとして想定する点を除いて、STGeomFromText と同じです。 入力には、オプションとして Z (標高) 値と M (メジャー) 値が含まれる場合があります。
この geography データ型メソッドは、半球より大きい FullGlobe インスタンスまたは空間インスタンスをサポートします。
構文
Parse ( 'geography_tagged_text' )
引数
- geography_tagged_text
返される geography インスタンスの WKB 表現です。 geography_tagged_text は nvarchar 式です。
戻り値の型
SQL Server の戻り値の型: geography
CLR の戻り値の型: SqlGeography
説明
Parse() によって返された geography インスタンスの OGC 型は、対応する WKT 入力に設定されます。
'Null' 文字列は、geography の NULL インスタンスと解釈されます。
このメソッドは、この入力に対蹠点が含まれている場合、ArgumentException をスローします。
使用例
Parse() を使用して geography インスタンスを作成する例を次に示します。
DECLARE @g geography;
SET @g = geography::Parse('LINESTRING(-122.360 47.656, -122.343 47.656)');
SELECT @g.ToString();
関連項目
参照
STGeomFromText (geography データ型)