SQL Server Management Studio に組み込まれているソース管理機能を使用する前に、さまざまな作業環境に合わせて、ソース管理のオプションを設定する必要があります。
ソース管理のオプションを設定するには、[オプション] ダイアログ ボックスを使用し、1 つ以上のソース管理のロールを設定します。 ロールは、SQL Server Management Studio を使用する際の設定を示す一般的な説明と、その設定に関連付けられたソース管理オプションから成っています。
たとえば、個人データベース開発者であれば、ファイルをチェックインした後でチェックアウト状態にしておくことで、通常は他のユーザーとの競合を避けることができます。 そのため、SQL Server Management Studio では個人開発者ロールが定義されています。 このロールでは、SQL Server Management Studio によって、[チェックインするときに項目のチェックアウト状態を保持] オプションがオンに設定されています。
ロールは定義およびカスタマイズできるため、1 つの設定から別の設定に移動するたびにソース管理を完全に再設定する必要はなく、さまざまな環境設定で作業できます。
ソース管理のオプションを設定するには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[オプション] ダイアログ ボックスで、[ソース管理] を展開し、[プラグインの選択] ページをクリックします。
[現在のソース管理プラグイン]
この一覧から、使用するソース管理を選択します。 ソース管理製品クライアントを一覧表示するには、このコンピューターにクライアントがインストールされている必要があります。 ソース管理クライアントがコンピューターにインストールされていない場合、選択できるのは [なし] だけです。 Microsoft Source Safe がインストールされている場合は、次のプラグインが表示されます。Microsoft Visual SourceSafe
Microsoft Visual SourceSafe (インターネット)
使用するソース管理ロールのログイン資格情報を設定します。 このページは、ソース管理プラグインがインストールされている場合のみ使用できます。
[プラグインの設定]
いずれかのロールを選択すると、適切なソース管理オプションが自動的に選択されます。ロール
説明
Visual SourceSafe
Microsoft Visual SourceSafe ユーザーが使用する、一般的な設定を使用することを指定します。
[個人開発者]
独立して作業していることを指定します。
[カスタム]
ロールの設定を変更したことを指定します。
[バックグラウンドで状態の更新]
ソリューション エクスプローラーのソース管理シグナル アイコンを、項目のステータス変更に応じて自動的に更新します。 サーバーに負荷が集中する操作の実行時の遅延、特にソリューションまたはプロジェクトをソース管理から開く場合の遅延については、このチェック ボックスをオフにすることにより、パフォーマンスが向上する場合があります。[ログイン ID]
ソース管理プロバイダーへのログインに使用されるユーザー名を指定します。 ソース管理プロバイダーによってサポートされている場合、この名前は [ログイン] ダイアログ ボックスに自動的に入力され、ソース管理サーバーに到達できます。 このオプションを有効にするには、ソース管理プロバイダーの管理者プログラムを使用して自動ユーザー ログインを無効にしてから、SQL Server Management Studio を再起動します。[詳細設定]
ソース管理に項目を追加するための追加オプションを表示します。 これらのオプションは、ソース管理プロバイダーに応じて異なります。 これらのオプションのヘルプは、ソース管理プログラムによって提供されます。
[環境] ページを選択します。
[ソース管理の環境設定] ボックスで、ソース管理オプションを設定するロールを選択します。
SQL Server Management Studio によって、選択したロールに対する既定のソース管理オプションが自動的に選択されます。 既定のオプションのいずれかをオフにすると、[ソース管理の環境設定] ボックスに [カスタム] オプションが表示され、最初に選択していたロールをカスタマイズしたことが示されます。
[ソース管理の設定]
使用するロールを指定します。 SQL Server Management Studio では、次のロールが定義されています。ロール
説明
Visual SourceSafe
Microsoft Visual SourceSafe ユーザーによって主に使用される設定を使用することを指定します。
[個人開発者]
独立して作業していることを指定します。
[カスタム]
ロールの設定を変更したことを指定します。
いずれかのロールを選択すると、適切なソース管理オプションが自動的に選択されます。
[チェックインするときに項目のチェックアウト状態を保持]
ソース管理ストアを更新するために項目をチェックインするときに項目がチェックアウト状態を保つようにすることを指定します。 特定のチェックインに対してこのオプションを変更するには、[チェックイン] ダイアログ ボックスの [オプション] 矢印をクリックし、[チェックアウト状態を保持] チェック ボックスをオフにします。[チェックイン項目]
チェックアウトされていない項目を編集しようとしたときの SQL Server Management Studio の動作を指定するオプションの一覧を表示します。 使用できるオプションを次の表に示します。[保存]
アクション
説明
[チェックアウトを確認する]
[チェックアウト] ダイアログ ボックスを表示します。
[自動的にチェックアウトする]
[チェックアウト] ダイアログ ボックスを表示せずに項目をチェックアウトします。 これは既定のオプションです。
[名前を付けて保存]
新しいファイルとして保存します。
[編集]
アクション
説明
[チェックアウトを確認する]
[チェックアウト] ダイアログ ボックスを表示します。
[排他的チェックアウトを確認する]
[チェックアウト] ダイアログ ボックスを表示します。
[自動的にチェックアウトする]
[チェックアウト] ダイアログ ボックスを表示せずに項目をチェックアウトします。 既定のオプションです。
[何もしない]
ファイルをチェックアウトしません。
[チェックインしてある項目の編集を許可]
チェックインされている項目をメモリ内で編集できることを指定します。 このチェック ボックスがオンの場合、チェックイン項目を編集しようとすると、[チェックアウト] ダイアログ ボックスに [編集] ボタンが表示されます。 このボタンをクリックすると、項目を編集できるようになります。 項目を保存する場合は、チェックアウトするか、別の場所に保存する必要があります。[リセット]
ソース管理確認ダイアログ ボックスを既定の設定にリセットします。 たとえば、ソース管理ダイアログ ボックスの [今後このダイアログを表示しない] チェック ボックスをオンにしていた場合に [リセット] オプションを選択すると、そのアクションは無効になります。