新しい SQL Server フェールオーバー クラスターの作成 (セットアップ)

SQL Server フェールオーバー クラスターをインストールまたはアップグレードするには、フェールオーバー クラスターの各ノードでセットアップ プログラムを実行する必要があります。 既存の SQL Server フェールオーバー クラスターにノードを追加するには、SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスに追加するノードで SQL Server セットアップを実行する必要があります。 他のノードを管理するアクティブなノードでは、セットアップを実行しないでください。

ノードがクラスター化される方法に応じて、SQL Server フェールオーバー クラスターは次のように構成されます。

  • ノードが同じサブネットまたは同じサブネットのセットにある場合 - IP アドレス リソースの依存関係が AND に設定されます。

  • ノードが異なるサブネット上にある場合 - IP アドレス リソースの依存関係が OR に設定されます。この構成は SQL Server マルチサブネット フェールオーバー クラスター構成と呼ばれます。 詳細については、「SQL Server マルチサブネット クラスタリング (SQL Server)」を参照してください。

SQL Server フェールオーバー クラスターには、次のインストール オプションがあります。

オプション 1: ノードの追加を伴う統合インストール

SQL Server 統合フェールオーバー クラスター インストールは、次の手順で構成されています。

  • 単一ノードの SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスを作成および構成します。 ノードの構成が正常に完了すると、完全に機能するフェールオーバー クラスター インスタンスが完成します。 フェールオーバー クラスターには 1 つのノードしかないので、この時点では高可用性は備わっていません。

  • SQL Server フェールオーバー クラスターに追加する各ノードで、セットアップを実行し、ノードの追加機能を使用して、ノードを追加します。

    • 追加するノードに追加サブネットまたは異なるサブネットがある場合は、セットアップで追加の IP アドレスを指定できます。 追加するノードが別のサブネット上にある場合は、IP アドレス リソース依存関係が OR に変更されることも確認する必要があります。 ノードの追加操作時に発生する可能性のあるさまざまなシナリオの詳細については、「SQL Server フェールオーバー クラスターでのノードの追加または削除 (セットアップ)」を参照してください。

オプション 2: 高度/エンタープライズ インストール

SQL Server 高度/エンタープライズ フェールオーバー クラスター インストールは、次の手順で構成されています。

  • 新しい SQL Server フェールオーバー クラスターの実行可能な所有者となる各ノードで、準備セクションに記載されたフェールオーバー クラスター セットアップの準備手順を実行します。 1 つのノードでフェールオーバー クラスター セットアップの準備が完了すると、指定したすべての設定を含む Configuration.ini ファイルが作成されます。 他のノードで準備を行うときには、同じ手順を実行する代わりに、最初のノードから自動生成された Configuration.ini ファイルを、セットアップ コマンド 詳細については、「構成ファイルを使用した SQL Server 2012 のインストール」を参照してください。 この手順ではノードのクラスター化の準備を行いますが、この手順が終了しても SQL Server のインスタンスは操作できません。

  • ノードをクラスタリング用に準備した後、準備されたいずれかのノードでセットアップを実行します。 この手順で、フェールオーバー クラスター インスタンスを構成し、完了します。 この手順が終了すると、SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスが操作できるようになり、そのインスタンスに対して事前に準備されたすべてのノードが、新しく作成された SQL Server フェールオーバー クラスターの実行可能な所有者となります。

    複数のサブネット上のノードをクラスター化している場合、セットアップによって、SQL Server で準備されたフェールオーバー クラスター インスタンスを持つすべてのノードのすべてのサブネットの和集合が検出されます。 サブネットに複数の IP アドレスを指定することができます。 準備された各ノードは、少なくとも 1 つの IP アドレスを持つ実行可能な所有者であることが必要となります。

    サブネットに指定された各 IP アドレスが、準備されたすべてのノードでサポートされている場合、依存関係は AND に設定されます。

    サブネットに指定された各 IP アドレスが、準備されたすべてのノードでサポートされていない場合、依存関係は OR に設定されます。 詳細については、「SQL Server マルチサブネット クラスタリング (SQL Server)」を参照してください。

    注意

    フェールオーバー クラスターの実行機能には、基になる Windows フェールオーバー クラスターが必要です。 Windows フェールオーバー クラスターが存在しない場合、セットアップはエラーとなって終了します。

既存のフェールオーバー クラスター インスタンスにノードを追加する方法と、既存のフェールオーバー クラスター インスタンスからノードを削除する方法の詳細については、「SQL Server フェールオーバー クラスターでのノードの追加または削除 (セットアップ)」を参照してください。

リモート インストールの詳細については、「サポートされているバージョンとエディションのアップグレード」を参照してください。

Windows フェールオーバー クラスターへの Analysis Services のインストールの詳細については、「SQL Server Analysis Services をクラスター化する方法」を参照してください。

必要条件

作業を開始する前に、次の SQL Server オンライン ブックのトピックを参照してください。

注意

SQL Server セットアップを実行する前に、クラスター アドミニストレーター内の共有ドライブの場所をメモしてください。 この情報は、新しいフェールオーバー クラスターを作成するときに必要になります。

SQL Server の各エディションでサポートされる機能の一覧については、「SQL Server 2012 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。

ノードの追加を伴う統合インストールを使用して新しい SQL Server フェールオーバー クラスターをインストールするには

  1. SQL Server インストール メディアを挿入し、ルート フォルダーの Setup.exe をダブルクリックします。 ネットワーク共有からインストールするには、ネットワーク共有上のルート フォルダーに移動し、Setup.exe をダブルクリックします。 必須コンポーネントをインストールする方法の詳細については、「フェールオーバー クラスタリングをインストールする前に」を参照してください。

  2. インストール ウィザードで SQL Server インストール センターが開始されます。 SQL Server の新しいクラスター インストールを作成するには、インストール ページで [SQL Server フェールオーバー クラスターの新規インストール] をクリックします。

  3. システム構成チェッカーにより、コンピューターで検出処理が実行されます。 続行するには、[OK] をクリックします。 画面に詳細を表示するには、[詳細の表示] をクリックするか、または [詳細レポートの表示] をクリックして HTML レポートを表示します。

  4. 続行するには、[次へ] をクリックします。

  5. [セットアップ サポート ファイル] ページで [インストール] をクリックして、セットアップ サポート ファイルをインストールします。

  6. セットアップを続行する前に、システム構成チェッカーによってコンピューターのシステムの状態が確認されます。 確認が完了したら、[次へ] をクリックして続行します。 画面に詳細を表示するには、[詳細の表示] をクリックするか、または [詳細レポートの表示] をクリックして HTML レポートを表示します。

  7. [プロダクト キー] ページで、SQL Server の無償のエディションをインストールするかどうか、または SQL Server の製品版の PID キーを持っているかどうかを指定します。 詳細については、「SQL Server 2012 のエディションとコンポーネント」を参照してください。

  8. [ライセンス条項] ページで使用許諾契約書を読み、使用許諾条件に同意する場合は対応するチェック ボックスをオンにします。 SQL Server の機能向上に役立てるため、機能の使用状況オプションを有効にしてレポートを Microsoft に送信することもできます。 [次へ] をクリックして次に進みます。 セットアップを終了するには、[キャンセル] をクリックします。

  9. [機能の選択] ページで、インストールするコンポーネントを選択します。 機能名を選択すると、右側のペインに各コンポーネント グループの説明が表示されます。 チェック ボックスはいくつでもオンにできますが、フェールオーバー クラスタリングをサポートしているのはデータベース エンジン、テーブル モードの Analysis Services、および多次元モードの Analysis Services だけです。 他のコンポーネントをオンにした場合、それらのコンポーネントは、セットアップを実行している現在のノードでフェールオーバー機能のないスタンドアロン機能として実行されます。 Analysis Services のモードの詳細については、「Analysis Services インスタンスのサーバー モードの決定」を参照してください。

    選択した機能の必須コンポーネントが、右側のペインに表示されます。 SQL Server セットアップでは、この手順の後半で説明するインストール手順の間に、まだインストールされていない必須コンポーネントをインストールします。

    このページの下部にあるフィールドを使用して、共有コンポーネントのカスタム ディレクトリを指定できます。 共有コンポーネントのインストール パスを変更するには、ダイアログ ボックスの下部に示されているフィールドのパスを更新するか、参照ボタンをクリックしてインストール ディレクトリに移動します。 既定のインストール パスは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\ です。

    SQL Server 2012 では、システム データベース (Master、Model、MSDB、および TempDB) とデータベース エンジンのユーザー データベースをサーバー メッセージ ブロック (SMB) ファイル共有にインストールすることもできます。 SMB ファイル共有をストレージとして使用する SQL Server のインストールの詳細については、「SQL Server をストレージ オプションとして SMB ファイル共有にインストールする」を参照してください。

    共有コンポーネントには絶対パスを指定する必要があります。 フォルダーを圧縮または暗号化しないでください。 マップされたドライブはサポートされていません。 SQL Server を 64 ビット オペレーティング システムにインストールしている場合、次のオプションが表示されます。

    1. 共有機能ディレクトリ

    2. 共有機能ディレクトリ (x86)

    上記の各オプションには異なるパスを指定する必要があります。

    注意

    データベース エンジン サービス機能をオンにすると、レプリケーションとフルテキスト検索の両方が自動的にオンになります。 SQL Server 2012 の最初の累積更新プログラム以降は、データベース エンジン サービス機能をオンにすると、Data Quality Services (DQS) もオンになります。 これらのサブ機能をいずれかをオフにすると、データベース エンジン サービス機能もオフになります。

  10. SQL Server セットアップによって、構成を検証するために、選択した機能に基づく別のルール セットが実行されます。

  11. [インスタンスの構成] ページで、既定のインスタンスまたは名前付きインスタンスをインストールするかどうかを指定します。 詳細については、「インスタンスの構成」を参照してください。

    [SQL Server ネットワーク名]: 新しい SQL Server フェールオーバー クラスターのネットワーク名を指定します。 これは、ネットワーク上でフェールオーバー クラスターを識別するために使用される名前です。

    注意

    このネットワーク名は、以前のバージョンの SQL Server フェールオーバー クラスターでは、仮想 SQL Server 名と呼ばれていました。

    [インスタンス ID]: 既定では、インスタンス名がインスタンス ID として使用されます。 これは、SQL Server のインスタンスのインストール ディレクトリとレジストリ キーを識別するために使用されます。 これは、既定のインスタンスの場合も名前付きインスタンスの場合も同様です。 既定のインスタンスの場合、インスタンス名とインスタンス ID は、MSSQLSERVER になります。 既定以外のインスタンス ID を使用するには、[インスタンス ID] ボックスを選択して、値を指定します。

    注意

    SQL Server の標準的なスタンドアロン インスタンスでは、既定のインスタンスの場合も名前付きインスタンスの場合も、[インスタンス ID] ボックスの値として既定値以外は使用しません。

    [インスタンス ルート ディレクトリ]: 既定では、インスタンス ルート ディレクトリは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\ になります。 既定以外のルート ディレクトリを指定するには、表示されたフィールドを使用するか、参照ボタンをクリックしてインストール フォルダーを検索します。

    [検出された SQL Server インスタンスとこのコンピューターの機能]: セットアップを実行中のコンピューター上にある SQL Server のインスタンスがグリッドに表示されます。 既定のインスタンスが既にコンピューターにインストールされている場合、SQL Server の名前付きインスタンスをインストールする必要があります。 [次へ] をクリックして次に進みます。

  12. [必要なディスク領域] ページでは、指定した機能に必要なディスク領域が計算され、セットアップを実行中のコンピューター上の空き領域と比較されます。 詳細については、「必要なディスク領域」を参照してください。

  13. [クラスター リソース グループ] ページを使用して、SQL Server 仮想サーバー リソースが配置されるクラスター リソース グループ名を指定します。 SQL Server クラスター リソース グループ名を指定するには、2 つのオプションがあります。

    • ドロップダウン リストを使用して、使用する既存のグループを指定します。

    • 作成する新しいグループの名前を入力します。 "使用可能記憶域" という名前はグループ名として有効ではないことに注意してください。

  14. [クラスター ディスクの選択] ページで、SQL Server フェールオーバー クラスターの共有クラスター ディスク リソースを選択します。 クラスター ディスクは、SQL Server データが配置される場所です。 複数のディスクを指定できます。 [使用可能な共有ディスク] グリッドには、使用可能なディスクの一覧、各ディスクが共有ディスクに適しているかどうか、および各ディスク リソースの説明が表示されます。 [次へ] をクリックして次に進みます。

    注意

    最初のドライブはすべてのデータベースの既定のドライブとして使用されますが、これはデータベース エンジンまたは Analysis Services 構成ページで変更できます。

    SMB ファイル共有をデータ フォルダーとして使用する場合は、[クラスター ディスクの選択] ページで共有ディスクの選択を省略できます。

  15. [クラスター ネットワークの構成] ページで、次のように、フェールオーバー クラスター インスタンスのネットワーク リソースを指定します。

    • [ネットワークの設定] : フェールオーバー クラスター インスタンスの IP の種類と IP アドレスを指定します。

    [次へ] をクリックして次に進みます。

  16. このページでクラスターのセキュリティ ポリシーを指定します。

    • Windows Server 2008 以降のバージョン: サービス SID (サーバー セキュリティ ID) が推奨設定であり、既定の設定です。 これをセキュリティ グループに変更することはできません。 Windows Server 2008 のサービス SID 機能については、「Windows サービス アカウントと権限の構成」を参照してください。 これは、Windows Server 2008 R2 のスタンドアロンおよびクラスター セットアップでテストが行われています。

    • Windows Server 2003 では、SQL Server サービスにドメイン グループを指定します。 すべてのリソースの権限は、SQL Server サービス アカウントがグループ メンバーとして含まれる、ドメイン レベルのグループによって制御されます。

    [次へ] をクリックして次に進みます。

    注意

    Windows 2000 混合モード ドメインに SQL Server 2012 フェールオーバー クラスター インスタンスをインストールする場合、SQL Server クラスター化サービスのドメイン グローバル グループを使用する必要があります。

    注意

    Windows 2000 ドメイン コントローラーは、混合モードとネイティブ モードで動作できます。 混合モードの場合は、同じドメインの下位のドメイン コントローラーを使用できます。

  17. このトピックの残りの部分のワーク フローは、インストールするように指定した機能によって異なります。 選択した機能 (データベース エンジン、Analysis Services、Reporting Services) によっては、表示されないページもあります。

  18. [サーバーの構成 - サービス アカウント] ページで、SQL Server サービスのログイン アカウントを指定します。 このページで構成する実際のサービスは、インストール時に選択した機能によって異なります。

    すべての SQL Server サービスに同じログイン アカウントを割り当てることができます。また、各サービス アカウントを個々に構成することもできます。 スタートアップの種類は、すべてのクラスター対応サービス (フルテキスト検索および SQL Server エージェントを含む) に対して手動に設定され、インストール時に変更することはできません。 各サービスに最小の権限を与えるためにはサービス アカウントを個別に構成することをお勧めします。サービス アカウントを個別に構成すると、SQL Server サービスには、サービスでのタスクの実行に必要な最小権限が付与されます。 詳細については、「サーバーの構成 - サービス アカウント」および「Windows サービス アカウントと権限の構成」を参照してください。

    SQL Server のこのインスタンスに含まれるすべてのサービス アカウントに同じログオン アカウントを指定する場合は、ページの下部にあるフィールドに資格情報を指定します。

    セキュリティに関する注意   空白のパスワードは使用しないでください。強力なパスワードを使用してください。

    SQL Server サービスのログイン情報を指定したら、[次へ] をクリックします。

  19. [サーバーの構成 - 照合順序] タブを使用して、データベース エンジンおよび Analysis Services に既定以外の照合順序を指定します。 詳細については、「サーバーの構成 - 照合順序」を参照してください。

  20. [データベース エンジンの構成 - アカウントの準備] ページを使用して、次の項目を指定します。

    • [セキュリティ モード] : SQL Server のインスタンス用に Windows 認証または混合モード認証を選択します。 混合モード認証を選択した場合は、組み込みの SQL Server システム管理者アカウントの強力なパスワードを入力する必要があります。

      デバイスが SQL Server との接続を正常に確立した後のセキュリティ メカニズムは Windows 認証モード、混合モードのどちらの場合も同じです。 詳細については、「データベース エンジンの構成 - アカウントの準備」を参照してください。

    • [SQL Server 管理者] - SQL Server のインスタンスの 1 人以上のシステム管理者を指定する必要があります。 SQL Server セットアップを実行しているアカウントを追加するには、[現在のユーザーの追加] をクリックします。 システム管理者の一覧に対してアカウントを追加または削除するには、[追加] または [削除] をクリックし、SQL Server のインスタンスについて管理者特権を持っているユーザー、グループ、またはコンピューターの一覧を編集します。 詳細については、「データベース エンジンの構成 - アカウントの準備」を参照してください。

    一覧の編集が完了したら、[OK] をクリックします。 構成ダイアログ ボックスの管理者の一覧を確認します。 一覧が完成したら、[次へ] をクリックします。

  21. [データベース エンジンの構成 - データ ディレクトリ] ページを使用して、既定以外のインストール ディレクトリを指定します。 既定のディレクトリにインストールする場合は、[次へ] をクリックします。

    重要な注意事項重要

    既定以外のインストール ディレクトリを指定する場合は、個々のインストール フォルダーがこの SQL Server インスタンスに対して一意であることを確認します。 このダイアログ ボックスのディレクトリは、SQL Server の他のインスタンスのディレクトリと共有できません。 データ ディレクトリは、フェールオーバー クラスターの共有クラスター ディスク上に配置されるようにしてください。

    注意

    サーバー メッセージ ブロック (SMB) ファイル サーバーをデータ ディレクトリとして指定するには、\\Servername\ShareName\... 形式で既定のデータ ディレクトリをファイル共有に指定します。

    詳細については、「データベース エンジンの構成 - データ ディレクトリ」を参照してください。

  22. [データベース エンジンの構成 - FILESTREAM] ページを使用して、SQL Server インスタンスに対する FILESTREAM を有効にします。 FILESTREAM の詳細については、「データベース エンジンの構成 - Filestream」を参照してください。 [次へ] をクリックして次に進みます。

  23. [Analysis Services の構成 - アカウントの準備] ページを使用して、Analysis Services の管理者権限を持つユーザーまたはアカウントを指定します。 Analysis Services のシステム管理者を少なくとも 1 人指定する必要があります。 SQL Server セットアップを実行しているアカウントを追加するには、[現在のユーザーの追加] をクリックします。 システム管理者の一覧に対してアカウントを追加または削除するには、[追加] または [削除] をクリックし、Analysis Services の管理者権限を持つユーザー、グループ、またはコンピューターの一覧を編集します。 詳細については、「Analysis Services の構成 - アカウントの準備」を参照してください。

    一覧の編集が完了したら、[OK] をクリックします。 構成ダイアログ ボックスの管理者の一覧を確認します。 一覧が完成したら、[次へ] をクリックします。

  24. [Analysis Services の構成 - データ ディレクトリ] ページを使用して、既定以外のインストール ディレクトリを指定します。 既定のディレクトリにインストールする場合は、[次へ] をクリックします。

    重要な注意事項重要

    既定以外のインストール ディレクトリを指定する場合は、個々のインストール フォルダーがこの SQL Server インスタンスに対して一意であることを確認します。 このダイアログ ボックスのディレクトリは、SQL Server の他のインスタンスのディレクトリと共有できません。 データ ディレクトリは、フェールオーバー クラスターの共有クラスター ディスク上に配置されるようにしてください。

    詳細については、「Analysis Services の構成 - データ ディレクトリ」を参照してください。

  25. 作成する Reporting Services インストールの種類を指定するには、[Reporting Services の構成] ページを使用します。 フェールオーバー クラスター インストールの場合、このオプションは未構成の Reporting Services インストールに設定されます。 インストールの完了後に、Reporting Services サービスを構成する必要があります。

    Reporting Services の構成モードの詳細については、「Reporting Services 構成オプション (SSRS)」を参照してください。

  26. [エラー レポート] ページで、Microsoft に送信する、SQL Server の機能向上に役立つ情報を指定します。 既定では、エラー レポートのオプションは無効になっています。 詳細については、「エラー報告」を参照してください。

  27. システム構成チェッカーによって別のルール セットが実行され、構成と指定した SQL Server 機能が検証されます。

  28. [インストールの準備完了] ページには、セットアップで指定したインストール オプションのツリー ビューが表示されます。 続行するには、[インストール] をクリックします。 セットアップは、選択した機能の必須コンポーネントを最初にインストールし、その後で機能をインストールします。

  29. インストール中は、セットアップの進行に合わせてインストールの進行状況を監視できるように、[インストールの進行状況] ページに状態が表示されます。

  30. インストールが終了すると、[完了] ページにインストールの概要ログ ファイルへのリンクと、その他の重要な注意事項が表示されます。 SQL Server のインストール プロセスを完了するには、[閉じる] をクリックします。

  31. コンピューターの再起動を求めるメッセージが表示されたら、再起動してください。 セットアップが完了した時点で、インストール ウィザードによるメッセージを確認することが重要です。 セットアップ ログ ファイルの詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルの表示と読み取り」を参照してください。

  32. 作成した単一ノードのフェールオーバーにノードを追加するには、追加する各ノードでセットアップを実行し、AddNode 操作の手順に従います。 詳細については、「SQL Server フェールオーバー クラスターでのノードの追加または削除 (セットアップ)」を参照してください。

    注意

    複数のノードを追加する場合には、構成ファイルを使用してインストールを配置できます。 詳細については、「構成ファイルを使用した SQL Server 2012 のインストール」を参照してください。

    インストールする SQL Server エディションは、SQL Server フェールオーバー クラスター内のすべてのノードで一致している必要があります。 既存の SQL Server フェールオーバー クラスターに新しいノードを追加する場合は、エディションが既存のフェールオーバー クラスターのエディションと一致するように指定してください。

準備

高度/エンタープライズ フェールオーバー クラスターのインストール手順 1: 準備

  1. SQL Server インストール メディアを挿入し、ルート ネットワーク共有からインストールするには、ネットワーク共有上のルート フォルダーに移動し、Setup.exe をダブルクリックします。 必須コンポーネントをインストールする方法の詳細については、「フェールオーバー クラスタリングをインストールする前に」を参照してください。 必須コンポーネントがインストールされていない場合は、インストールするように求められます。

  2. Windows インストーラー 4.5 が必要です。これはインストール ウィザードによってインストールされます。 コンピューターの再起動を促すメッセージが表示された場合は、再起動してから SQL Server セットアップを再実行します。

  3. 必須コンポーネントがインストールされると、インストール ウィザードによって SQL Server インストール センターが起動します。 クラスタリングに対してノードを準備するには、[詳細設定] ページに移動し、[高度なクラスターの準備] をクリックします。  

  4. システム構成チェッカーにより、コンピューターで検出処理が実行されます。 続行するには、[OK] をクリックします。 画面に詳細を表示するには、[詳細の表示] をクリックするか、または [詳細レポートの表示] をクリックして HTML レポートを表示します。

  5. [セットアップ サポート ファイル] ページで [インストール] をクリックして、セットアップ サポート ファイルをインストールします。

  6. セットアップを続行する前に、システム構成チェッカーによってコンピューターのシステムの状態が確認されます。 確認が完了したら、[次へ] をクリックして続行します。 画面に詳細を表示するには、[詳細の表示] をクリックするか、または [詳細レポートの表示] をクリックして HTML レポートを表示します。

  7. ローカライズされたオペレーティング システムでのインストールで、インストール メディアに英語とそのオペレーティング システムに対応する言語の両方の言語パックが含まれている場合は、[言語の選択] ページで SQL Server のインスタンスの言語を指定できます。 言語間サポートとインストールに関する注意点の詳細については、「SQL Server のローカル言語版」を参照してください。

    続行するには、[次へ] をクリックします。

  8. [プロダクト キー] ページで、SQL Server の無償のエディションをインストールするかどうか、または SQL Server の製品版の PID キーを持っているかどうかをクリックして指定します。 詳細については、「SQL Server 2012 のエディションとコンポーネント」を参照してください。

    注意

    同じフェールオーバー クラスターに対して準備するすべてのノードで、同じプロダクト キーを指定する必要があります。

  9. [ライセンス条項] ページで使用許諾契約書を読み、使用許諾条件に同意する場合は対応するチェック ボックスをオンにします。 SQL Server の機能向上に役立てるため、機能の使用状況オプションを有効にしてレポートを Microsoft に送信することもできます。 [次へ] をクリックして次に進みます。 セットアップを終了するには、[キャンセル] をクリックします。

  10. [機能の選択] ページで、インストールするコンポーネントを選択します。 機能名を選択すると、右側のペインに各コンポーネント グループの説明が表示されます。 チェック ボックスはいくつでもオンにできますが、フェールオーバー クラスタリングをサポートしているのはデータベース エンジン、テーブル モードの Analysis Services、および多次元モードの Analysis Services だけです。 他の選択されたコンポーネントは、フェールオーバー機能のないスタンドアロン機能として実行されます。 Analysis Services のモードの詳細については、「Analysis Services インスタンスのサーバー モードの決定」を参照してください。

    選択した機能の必須コンポーネントが、右側のペインに表示されます。 SQL Server セットアップでは、この手順の後半で説明するインストール手順の間に、まだインストールされていない必須コンポーネントをインストールします。

    このページの下部にあるフィールドを使用して、共有コンポーネントのカスタム ディレクトリを指定できます。 共有コンポーネントのインストール パスを変更するには、ダイアログ ボックスの下部に示されているフィールドのパスを更新するか、参照ボタンをクリックしてインストール ディレクトリに移動します。 既定のインストール パスは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\ です。

    注意

    データベース エンジン サービス機能をオンにすると、レプリケーションとフルテキスト検索の両方が自動的にオンになります。 これらのサブ機能をいずれかをオフにすると、データベース エンジン サービス機能もオフになります。

  11. [インスタンスの構成] ページで、既定のインスタンスまたは名前付きインスタンスをインストールするかどうかを指定します。 詳細については、「インスタンスの構成」を参照してください。

    [インスタンス ID] : 既定では、インスタンス名がインスタンス ID として使用されます。 これは、SQL Server のインスタンスのインストール ディレクトリとレジストリ キーを識別するために使用されます。 これは、既定のインスタンスの場合も名前付きインスタンスの場合も同様です。 既定のインスタンスの場合、インスタンス名とインスタンス ID は、MSSQLSERVER になります。 既定以外のインスタンス ID を使用するには、[インスタンス ID] ボックスを選択して、値を指定します。

    注意

    SQL Server の標準的なスタンドアロン インスタンスでは、既定のインスタンスの場合も名前付きインスタンスの場合も、[インスタンス ID] ボックスの値として既定値以外は使用しないでください。

    重要な注意事項重要

    フェールオーバー クラスターに対して準備されるすべてのノードに対して同じインスタンス ID を使用してください。

    [インスタンス ルート ディレクトリ]: 既定では、インスタンス ルート ディレクトリは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\ になります。 既定以外のルート ディレクトリを指定するには、表示されたフィールドを使用するか、参照ボタンをクリックしてインストール フォルダーを検索します。

    [インストール済みのインスタンス] : セットアップを実行中のコンピューター上にある SQL Server のインスタンスがグリッドに表示されます。 既定のインスタンスが既にコンピューターにインストールされている場合、SQL Server の名前付きインスタンスをインストールする必要があります。 [次へ] をクリックして次に進みます。

  12. [必要なディスク領域] ページでは、指定した機能に必要なディスク領域が計算され、セットアップを実行中のコンピューター上の空き領域と比較されます。 詳細については、「必要なディスク領域」を参照してください。

  13. このページでクラスターのセキュリティ ポリシーを指定します。

    • Windows Server 2008 以降のバージョン: サービス SID (サーバー セキュリティ ID) が推奨設定であり、既定の設定です。 これをセキュリティ グループに変更することはできません。 Windows Server 2008 のサービス SID 機能については、「Windows サービス アカウントと権限の構成」を参照してください。 これは、Windows Server 2008 R2 のスタンドアロンおよびクラスター セットアップでテストが行われています。

    • Windows Server 2003 では、SQL Server サービスにドメイン グループを指定します。 すべてのリソースの権限は、SQL Server サービス アカウントがグループ メンバーとして含まれる、ドメイン レベルのグループによって制御されます。

    [次へ] をクリックして次に進みます。

    注意

    Windows 2000 混合モード ドメインに SQL Server 2012 フェールオーバー クラスター インスタンスをインストールする場合、SQL Server クラスター化サービスのドメイン グローバル グループを使用する必要があります。

    注意

    Windows 2000 ドメイン コントローラーは、混合モードとネイティブ モードで動作できます。 混合モードの場合は、同じドメインの下位のドメイン コントローラーを使用できます。

  14. このトピックの残りの部分のワーク フローは、インストールするように指定した機能によって異なります。 選択した機能によっては、表示されないページもあります。

  15. [サーバーの構成 - サービス アカウント] ページで、SQL Server サービスのログイン アカウントを指定します。 このページで構成する実際のサービスは、インストール時に選択した機能によって異なります。

    すべての SQL Server サービスに同じログイン アカウントを割り当てることができます。また、各サービス アカウントを個々に構成することもできます。 スタートアップの種類は、すべてのクラスター対応サービス (フルテキスト検索および SQL Server エージェントを含む) に対して手動に設定され、インストール時に変更することはできません。 各サービスに最小の権限を与えるためにはサービス アカウントを個別に構成することをお勧めします。サービス アカウントを個別に構成すると、SQL Server サービスには、サービスでのタスクの実行に必要な最小権限が付与されます。 詳細については、「サーバーの構成 - サービス アカウント」および「Windows サービス アカウントと権限の構成」を参照してください。

    SQL Server のこのインスタンスに含まれるすべてのサービス アカウントに同じログオン アカウントを指定する場合は、ページの下部にあるフィールドに資格情報を指定します。

    セキュリティに関する注意   空白のパスワードは使用しないでください。強力なパスワードを使用してください。

    SQL Server サービスのログイン情報を指定したら、[次へ] をクリックします。

  16. [サーバーの構成 - 照合順序] タブを使用して、データベース エンジンおよび Analysis Services に既定以外の照合順序を指定します。 詳細については、「サーバーの構成 - 照合順序」を参照してください。

  17. [サーバーの構成 - FILESTREAM] ページを使用して、SQL Server インスタンスに対する FILESTREAM を有効にします。 詳細については、「データベース エンジンの構成 - Filestream」を参照してください。 [次へ] をクリックして次に進みます。

  18. 作成する Reporting Services インストールの種類を指定するには、[Reporting Services の構成] ページを使用します。 フェールオーバー クラスター インストールの場合、このオプションは未構成の Reporting Services インストールに設定されます。 インストールの完了後に、Reporting Services サービスを構成する必要があります。

    Reporting Services の構成モードの詳細については、「Reporting Services 構成オプション (SSRS)」を参照してください。

  19. [エラー レポート] ページで、Microsoft に送信する、SQL Server の機能向上に役立つ情報を指定します。 既定では、エラー レポートのオプションは有効になっています。 詳細については、「エラー報告」を参照してください。

  20. システム構成チェッカーによって別のルール セットが実行され、構成と指定した SQL Server 機能が検証されます。

  21. [インストールの準備完了] ページには、セットアップで指定したインストール オプションのツリー ビューが表示されます。 続行するには、[インストール] をクリックします。 セットアップは、選択した機能の必須コンポーネントを最初にインストールし、その後で機能をインストールします。

    インストール中は、セットアップの進行に合わせてインストールの進行状況を監視できるように、[インストールの進行状況] ページに状態が表示されます。 インストールが終了すると、[完了] ページにインストールの概要ログ ファイルへのリンクと、その他の重要な注意事項が表示されます。

  22. SQL Server のインストール プロセスを完了するには、[閉じる] をクリックします。

  23. コンピューターの再起動を求めるメッセージが表示されたら、再起動してください。 セットアップが完了した時点で、インストール ウィザードによるメッセージを確認することが重要です。 セットアップ ログ ファイルの詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルの表示と読み取り」を参照してください。

  24. 前の手順を繰り返して、フェールオーバー クラスターの他のノードを準備します。 自動生成された構成ファイルを使用して他のノードの準備を行うこともできます。 詳細については、「構成ファイルを使用した SQL Server 2012 のインストール」を参照してください。

完了

高度/エンタープライズ フェールオーバー クラスターのインストール手順 2: 完了

  1. 準備手順に示されたとおりにすべてのノードの準備を終えたら、準備したノードのいずれかでセットアップを実行します。可能であれば、共有ディスクを所有するノードで実行します。 SQL Server インストール センターの [詳細設定] ページで、[高度なクラスター構成の完了] をクリックします。

  2. システム構成チェッカーにより、コンピューターで検出処理が実行されます。 続行するには、[OK] をクリックします。 画面に詳細を表示するには、[詳細の表示] をクリックするか、または [詳細レポートの表示] をクリックして HTML レポートを表示します。

  3. [セットアップ サポート ファイル] ページで [インストール] をクリックして、セットアップ サポート ファイルをインストールします。

  4. セットアップを続行する前に、システム構成チェッカーによってコンピューターのシステムの状態が確認されます。 確認が完了したら、[次へ] をクリックして続行します。 画面に詳細を表示するには、[詳細の表示] をクリックするか、または [詳細レポートの表示] をクリックして HTML レポートを表示します。

  5. ローカライズされたオペレーティング システムでのインストールで、インストール メディアに英語とそのオペレーティング システムに対応する言語の両方の言語パックが含まれている場合は、[言語の選択] ページで SQL Server のインスタンスの言語を指定できます。 言語間サポートとインストールに関する注意点の詳細については、「SQL Server のローカル言語版」を参照してください。

    続行するには、[次へ] をクリックします。

  6. [クラスター ノードの構成] ページを使用して、クラスタリングに対して準備されたインスタンス名を選択し、新しい SQL Server フェールオーバー クラスターのネットワーク名を指定します。 これは、ネットワーク上でフェールオーバー クラスターを識別するために使用される名前です。

    注意

    このネットワーク名は、以前のバージョンの SQL Server フェールオーバー クラスターでは、仮想 SQL Server 名と呼ばれていました。

  7. SQL Server セットアップによって、構成を検証するために選択した機能に基づく別のルール セットが実行されます。

  8. [クラスター リソース グループ] ページを使用して、SQL Server 仮想サーバー リソースが配置されるクラスター リソース グループ名を指定します。 SQL Server クラスター リソース グループ名を指定するには、 次の 2 つの方法があります。

    • リストを使用して、使用する既存のグループを指定します。

    • 作成する新しいグループの名前を入力します。 "使用可能記憶域" という名前はグループ名として有効ではないことに注意してください。

  9. [クラスター ディスクの選択] ページで、SQL Server フェールオーバー クラスターの共有クラスター ディスク リソースを選択します。 クラスター ディスクは、SQL Server データが配置される場所です。 複数のディスクを指定できます。 [使用可能な共有ディスク] グリッドには、使用可能なディスクの一覧、各ディスクが共有ディスクに適しているかどうか、および各ディスク リソースの説明が表示されます。 [次へ] をクリックして次に進みます。

    注意

    最初のドライブはすべてのデータベースの既定のドライブとして使用されますが、これはデータベース エンジンまたは Analysis Services 構成ページで変更できます。

  10. [クラスター ネットワークの構成] ページで、次のように、フェールオーバー クラスター インスタンスのネットワーク リソースを指定します。

    • [ネットワークの設定]: フェールオーバー クラスター インスタンスのすべてのノードおよびサブネットについて IP の種類と IP アドレスを指定します。 マルチサブネット フェールオーバー クラスターの場合は複数の IP アドレスを指定できますが、サポートされる IP アドレスは、1 つのサブネットにつき 1 つだけです。 準備の対象となるすべてのノードは、少なくとも 1 つの IP アドレスを所有している必要があります。 SQL Server フェールオーバー クラスター内に複数のサブネットが存在する場合、IP アドレス リソースの依存関係を OR に設定するように求められます。

    [次へ] をクリックして次に進みます。

  11. このトピックの残りの部分のワーク フローは、インストールするように指定した機能に応じて異なります。 選択した機能によっては、表示されないページもあります。

  12. [データベース エンジンの構成 - アカウントの準備] ページを使用して、次の項目を指定します。

    • [セキュリティ モード] : SQL Server のインスタンス用に Windows 認証または混合モード認証を選択します。 混合モード認証を選択した場合は、組み込みの SQL Server システム管理者アカウントの強力なパスワードを入力する必要があります。

      デバイスが SQL Server との接続を正常に確立した後のセキュリティ メカニズムは Windows 認証モード、混合モードのどちらの場合も同じです。 詳細については、「データベース エンジンの構成 - アカウントの準備」を参照してください。

    • [SQL Server 管理者] - SQL Server のインスタンスの 1 人以上のシステム管理者を指定する必要があります。 SQL Server セットアップを実行しているアカウントを追加するには、[現在のユーザーの追加] をクリックします。 システム管理者の一覧に対してアカウントを追加または削除するには、[追加] または [削除] をクリックし、SQL Server のインスタンスについて管理者特権を持っているユーザー、グループ、またはコンピューターの一覧を編集します。 詳細については、「データベース エンジンの構成 - アカウントの準備」を参照してください。

    一覧の編集が完了したら、[OK] をクリックします。 構成ダイアログ ボックスの管理者の一覧を確認します。 一覧が完成したら、[次へ] をクリックします。

  13. [データベース エンジンの構成 - データ ディレクトリ] ページを使用して、既定以外のインストール ディレクトリを指定します。 既定のディレクトリにインストールする場合は、[次へ] をクリックします。

    重要な注意事項重要

    既定以外のインストール ディレクトリを指定する場合は、個々のインストール フォルダーがこの SQL Server インスタンスに対して一意であることを確認します。 このダイアログ ボックスのディレクトリは、SQL Server の他のインスタンスのディレクトリと共有できません。 データ ディレクトリは、フェールオーバー クラスターの共有クラスター ディスク上に配置されるようにしてください。

    詳細については、「データベース エンジンの構成 - データ ディレクトリ」を参照してください。

  14. [Analysis Services の構成 - アカウントの準備] ページを使用して、Analysis Services の管理者権限を持つユーザーまたはアカウントを指定します。 Analysis Services のシステム管理者を少なくとも 1 人指定する必要があります。 SQL Server セットアップを実行しているアカウントを追加するには、[現在のユーザーの追加] をクリックします。 システム管理者の一覧に対してアカウントを追加または削除するには、[追加] または [削除] をクリックし、Analysis Services の管理者権限を持つユーザー、グループ、またはコンピューターの一覧を編集します。 詳細については、「Analysis Services の構成 - アカウントの準備」を参照してください。

    一覧の編集が完了したら、[OK] をクリックします。 構成ダイアログ ボックスの管理者の一覧を確認します。 一覧が完成したら、[次へ] をクリックします。

  15. [Analysis Services の構成 - データ ディレクトリ] ページを使用して、既定以外のインストール ディレクトリを指定します。 既定のディレクトリにインストールする場合は、[次へ] をクリックします。

    重要な注意事項重要

    既定以外のインストール ディレクトリを指定する場合は、個々のインストール フォルダーがこの SQL Server インスタンスに対して一意であることを確認します。 このダイアログ ボックスのディレクトリは、SQL Server の他のインスタンスのディレクトリと共有できません。 データ ディレクトリは、フェールオーバー クラスターの共有クラスター ディスク上に配置されるようにしてください。

    詳細については、「Analysis Services の構成 - データ ディレクトリ」を参照してください。

  16. システム構成チェッカーによって別のルール セットが実行され、構成と指定した SQL Server 機能が検証されます。

  17. [インストールの準備完了] ページには、セットアップで指定したインストール オプションのツリー ビューが表示されます。 続行するには、[インストール] をクリックします。 セットアップは、選択した機能の必須コンポーネントを最初にインストールし、その後で機能をインストールします。

  18. インストール中は、セットアップの進行に合わせてインストールの進行状況を監視できるように、[インストールの進行状況] ページに状態が表示されます。

  19. インストールが終了すると、[完了] ページにインストールの概要ログ ファイルへのリンクと、その他の重要な注意事項が表示されます。 SQL Server のインストール プロセスを完了するには、[閉じる] をクリックします。 この手順により、同じフェールオーバー クラスターに対して準備されたすべてのノードが、完成した SQL Server フェールオーバー クラスターの一部となります。

次の手順

新しい SQL Server のインストール内容の構成: システムのセキュリティを向上させるため、SQL Server では、主要なサービスと機能を個別にインストールし、有効化できるようになっています。 詳細については、MSDN の「セキュリティ構成について」を参照してください。

ログ ファイルの場所の詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルの表示と読み取り」を参照してください。

関連項目

概念

コマンド プロンプトからの SQL Server 2012 のインストール