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DECRYPTBYASYMKEY (Transact-SQL)

非対称キーを使ってデータの暗号化を解除します。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

DecryptByAsymKey (Asym_Key_ID , { 'ciphertext' | @ciphertext } 
    [ , 'Asym_Key_Password' ] )

引数

  • Asym_Key_ID
    データベース内の非対称キーの ID を指定します。 Asym_Key_ID のデータ型は int です。

  • ciphertext
    非対称キーを使って暗号化されているデータの文字列を指定します。

  • @ciphertext
    非対称キーで暗号化されたデータを含む varbinary 型の変数を指定します。

  • Asym_Key_Password
    データベース内の非対称キーを暗号化するのに使用されたパスワードを指定します。

戻り値の型

varbinary 型 (最大サイズは 8,000 バイト)

説明

非対称キーでの暗号化および暗号化解除は、対称キーの場合に比べて非常に時間がかかります。 テーブル内のユーザー データのような大きなデータセットを扱う場合、非対称キーの使用は推奨されません。

権限

非対称キーに対する CONTROL 権限が必要です。

使用例

次の例では、AdventureWorks2012.ProtectedData04 に格納されている、非対称キー JanainaAsymKey02 を使って暗号化された暗号文の暗号化を解除します。 返されるデータの暗号化は、非対称キー JanainaAsymKey02 を使って解除されます。この非対称キーの暗号化は、パスワード pGFD4bb925DGvbd2439587y を使って解除されます。 プレーン テキストは nvarchar 型に変換されます。

SELECT CONVERT(nvarchar(max),
    DecryptByAsymKey( AsymKey_Id('JanainaAsymKey02'), 
    ProtectedData, N'pGFD4bb925DGvbd2439587y' )) 
AS DecryptedData 
FROM [AdventureWorks2012].[Sales].[ProtectedData04] 
WHERE Description = N'encrypted by asym key''JanainaAsymKey02''';
GO

関連項目

参照

ENCRYPTBYASYMKEY (Transact-SQL)

CREATE ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)

ALTER ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)

DROP ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)

概念

暗号化アルゴリズムの選択

暗号化階層