User クラス
User オブジェクトは、SQL Server ユーザーを表します。
継承階層
System.Object
Microsoft.SqlServer.Management.Smo.SmoObjectBase
Microsoft.SqlServer.Management.Smo.SqlSmoObject
Microsoft.SqlServer.Management.Smo.NamedSmoObject
Microsoft.SqlServer.Management.Smo.ScriptNameObjectBase
Microsoft.SqlServer.Management.Smo.User
名前空間: Microsoft.SqlServer.Management.Smo
アセンブリ: Microsoft.SqlServer.Smo (Microsoft.SqlServer.Smo.dll)
構文
'宣言
<PhysicalFacetAttribute> _
<EvaluationModeAttribute(AutomatedPolicyEvaluationMode.CheckOnSchedule)> _
Public NotInheritable Class User _
Inherits ScriptNameObjectBase _
Implements ISfcSupportsDesignMode, IObjectPermission, ICreatable, IDroppable, _
IAlterable, IRenamable, IExtendedProperties, IScriptable, IUserOptions, _
IDmfFacet
'使用
Dim instance As User
[PhysicalFacetAttribute]
[EvaluationModeAttribute(AutomatedPolicyEvaluationMode.CheckOnSchedule)]
public sealed class User : ScriptNameObjectBase, ISfcSupportsDesignMode,
IObjectPermission, ICreatable, IDroppable, IAlterable, IRenamable,
IExtendedProperties, IScriptable, IUserOptions, IDmfFacet
[PhysicalFacetAttribute]
[EvaluationModeAttribute(AutomatedPolicyEvaluationMode::CheckOnSchedule)]
public ref class User sealed : public ScriptNameObjectBase,
ISfcSupportsDesignMode, IObjectPermission, ICreatable, IDroppable, IAlterable,
IRenamable, IExtendedProperties, IScriptable, IUserOptions, IDmfFacet
[<SealedAttribute>]
[<PhysicalFacetAttribute>]
[<EvaluationModeAttribute(AutomatedPolicyEvaluationMode.CheckOnSchedule)>]
type User =
class
inherit ScriptNameObjectBase
interface ISfcSupportsDesignMode
interface IObjectPermission
interface ICreatable
interface IDroppable
interface IAlterable
interface IRenamable
interface IExtendedProperties
interface IScriptable
interface IUserOptions
interface IDmfFacet
end
public final class User extends ScriptNameObjectBase implements ISfcSupportsDesignMode, IObjectPermission, ICreatable, IDroppable, IAlterable, IRenamable, IExtendedProperties, IScriptable, IUserOptions, IDmfFacet
User 型は、以下のメンバーを公開しています。
コンストラクター
名前 | 説明 | |
---|---|---|
User() | User クラスの新しいインスタンスを初期化します。 | |
User(Database, String) | 指定されたデータベースで、指定された名前を使用して User クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
先頭に戻る
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AsymmetricKey | ユーザーの非対称キーを取得または設定します。 | |
AuthenticationType | ユーザーを認証するためのメカニズムについて説明する文字列値を取得します。 | |
Certificate | ユーザーの証明書を取得または設定します。 | |
CreateDate | データベース ユーザーが作成された日時を取得します。 | |
DateLastModified | データベース ユーザーが最後に変更された日時を取得します。 | |
DefaultLanguage | ユーザーの既定の言語を取得または設定します。 | |
DefaultSchema | データベース ユーザーの既定のスキーマを取得します。 | |
Events | データベース ユーザーに関連付けられたイベントを取得します。 | |
ExtendedProperties | データベース ユーザーの拡張プロパティを取得します。 | |
HasDBAccess | データベース ユーザーがデータベースにアクセスできるかどうかを示す Boolean プロパティを取得します。 | |
ID | データベース ユーザーを一意に識別する ID 値を取得します。 | |
IsSystemObject | データベース ユーザーがシステム オブジェクトであるかどうかを示す Boolean プロパティを取得します。 | |
Login | データベース ユーザーに関連付けられたログインを取得します。 | |
LoginType | データベース ユーザーに関連付けられたログインの種類 (Windows グループであるか SQL Server 標準ログインであるかなど) を取得します。 | |
Name | ユーザーの名前を示す String 値を取得または設定します。 (NamedSmoObject.Name をオーバーライドします。) | |
Parent | User オブジェクトの親である Database オブジェクトを取得します。 | |
Properties | オブジェクトのプロパティを表す Property オブジェクトのコレクションを取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
Sid | データベース ユーザーのセキュリティ ID 番号 (SID) の値を取得します。 | |
State | 参照先のオブジェクトの状態を取得します。 (SmoObjectBase から継承されています。) | |
Urn | オブジェクトを一意に識別する URN (Uniform Resource Name) アドレスの値を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
UserData | 参照先のオブジェクトに関連付けられたユーザー定義データを取得します。値の設定も可能です。 (SmoObjectBase から継承されています。) | |
UserType | ユーザーの種類を取得または設定します。 |
先頭に戻る
メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AddToRole | 指定されたロールにデータベース ユーザーを追加します。 | |
Alter | Microsoft SQL Server のインスタンスの User オブジェクトのプロパティに対する変更をすべて更新します。 | |
ChangePassword(SecureString) | ユーザー パスワードを変更します。 | |
ChangePassword(String) | ユーザー パスワードを変更します。 | |
ChangePassword(SecureString, SecureString) | ユーザー パスワードを変更します。 | |
ChangePassword(String, String) | ユーザー パスワードを変更します。 | |
Create() | SQL Server のインスタンスで、User オブジェクトによる定義に基づいてデータベース ユーザーを作成します。 | |
Create(SecureString) | セキュリティで保護された文字列を使用する指定したパスワードを使用して、SQL Server のインスタンス上でユーザー オブジェクトによる定義に基づいてデータベース ユーザーを作成します。 | |
Create(String) | 指定したパスワードを使用して、SQL Server のインスタンス上でユーザー オブジェクトによる定義に基づいてデータベース ユーザーを作成します。 | |
Deny(ObjectPermissionSet, String) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスを拒否します。 | |
Deny(ObjectPermissionSet, array<String[]) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスを拒否します。 | |
Deny(ObjectPermissionSet, String, Boolean) | データベース ユーザーの指定した権限付与対象ユーザーと、アクセスをその権限付与対象ユーザーから許可された他のユーザーに対し、指定した権限へのアクセスを拒否します。 | |
Deny(ObjectPermissionSet, array<String[], Boolean) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスを拒否します。 | |
Discover | Object 型の一覧を検出します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
Drop | データベースからユーザーを削除します。 | |
EnumObjectPermissions() | データベース ユーザーに対するオブジェクト権限のリストを列挙します。 | |
EnumObjectPermissions(String) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対するオブジェクト権限のリストを列挙します。 | |
EnumObjectPermissions(ObjectPermissionSet) | データベース ユーザーの指定された権限に対するオブジェクト権限のリストを列挙します。 | |
EnumObjectPermissions(String, ObjectPermissionSet) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーと指定された権限に対するオブジェクト権限のリストを列挙します。 | |
EnumOwnedObjects | データベース ユーザーが所有するオブジェクトのリストを列挙します。 | |
EnumRoles | データベース ユーザーがメンバーとして属しているロールのリストを列挙します。 | |
Equals | (Object から継承されています。) | |
FormatSqlVariant | SqlVariant 型としてオブジェクトの書式を設定します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetContextDB | このオブジェクトに関連付けられているコンテキスト データベースを取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetDBName | オブジェクトに関連付けられたデータベース名を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetHashCode | (Object から継承されています。) | |
GetPropValue | SqlSmoObject オブジェクトのプロパティの値を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetPropValueOptional | SqlSmoObject オブジェクトのプロパティの値を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetPropValueOptionalAllowNull | SqlSmoObject オブジェクトのプロパティの値を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetServerObject | SqlSmoObject オブジェクトのサーバーを取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
GetType | (Object から継承されています。) | |
Grant(ObjectPermissionSet, String) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスを許可します。 | |
Grant(ObjectPermissionSet, array<String[]) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスを許可します。 | |
Grant(ObjectPermissionSet, String, Boolean) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスと、アクセスを他のユーザーに許可する権限を許可します。 | |
Grant(ObjectPermissionSet, array<String[], Boolean) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスと、アクセスを他のユーザーに許可する権限を許可します。 | |
Grant(ObjectPermissionSet, String, Boolean, String) | データベース ユーザーの指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスと、アクセスを他のユーザーに許可する権限を許可します。 | |
Grant(ObjectPermissionSet, array<String[], Boolean, String) | 指定された権限付与対象ユーザーに対し、指定された権限へのアクセスと、アクセスを想定したロールに基づいてデータベース ユーザーの他のユーザーに許可する権限を許可します。 | |
Initialize() | オブジェクトを初期化し、プロパティを強制的に読み込ませます。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
Initialize(Boolean) | オブジェクトを初期化し、プロパティを強制的に読み込ませます。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IsMember | データベース ユーザーが、指定されたロールのメンバーであるかどうかを確認します。 | |
IsObjectInitialized | オブジェクトが初期化されたかどうかを確認します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IsObjectInSpace | オブジェクトが孤立しているか、または SQL Server のインスタンスに接続されているかを確認します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
MakeContained | sys.sp_copy_password_to_user ストアド プロシージャを使用して、ログインがマップされているユーザーを、パスワードを持つ包含ユーザーに変換します。 | |
Refresh | スクリプト名を更新します。 (ScriptNameObjectBase から継承されています。) | |
Rename | データベース ユーザーの名前を変更します。 | |
Revoke(ObjectPermissionSet, String) | データベース ユーザーの権限付与対象ユーザーから、以前に許可した権限を取り消します。 | |
Revoke(ObjectPermissionSet, array<String[]) | データベース ユーザーの権限付与対象ユーザーのリストから、以前に許可した権限を取り消します。 | |
Revoke(ObjectPermissionSet, String, Boolean, Boolean) | データベース ユーザーの権限付与対象ユーザーと、アクセスをその権限付与対象ユーザーから許可された他のすべてのユーザーから、以前に許可した権限を取り消します。また、権限付与対象ユーザーに対し、他のユーザーのアクセスを取り消す権限を許可します。 | |
Revoke(ObjectPermissionSet, array<String[], Boolean, Boolean) | データベース ユーザーの権限付与対象ユーザーと、アクセスをその権限付与対象ユーザーから許可された他のすべてのユーザーから、以前に許可した権限を取り消します。また、権限付与対象ユーザーに対し、他のユーザーのアクセスを取り消す権限を付与します。 | |
Revoke(ObjectPermissionSet, String, Boolean, Boolean, String) | データベース ユーザーの権限付与対象ユーザーと、アクセスをその権限付与対象ユーザーから許可された他のすべてのユーザーから、以前に許可した権限を取り消します。また、権限付与対象ユーザーに対し、与えられているロールに基づいて他のユーザーのアクセスを取り消す権限を付与します。 | |
Revoke(ObjectPermissionSet, array<String[], Boolean, Boolean, String) | データベース ユーザーの権限付与対象ユーザーと、アクセスをその権限付与対象ユーザーから許可された他のすべてのユーザーから、以前に許可した権限を取り消します。また、権限付与対象ユーザーに対し、想定したロールに基づいて他のユーザーのアクセスを取り消す権限を付与します。 | |
Script() | データベース ユーザーの再作成に使用できる Transact-SQL スクリプトを生成します。 | |
Script(ScriptingOptions) | スクリプト オプションによる指定に従ってデータベース ユーザーを再作成するために使用できる Transact-SQL スクリプトを生成します。 | |
SetParentImpl | SqlSmoObject の親を newParent パラメーターに設定します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
ToString | 参照するオブジェクトを表す String を返します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
Validate | オブジェクトの状態を検証します。 (SmoObjectBase から継承されています。) |
先頭に戻る
イベント
名前 | 説明 | |
---|---|---|
PropertyChanged | プロパティが変更されるときに発生するイベントを表します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
PropertyMetadataChanged | プロパティ メタデータが変更されたときに発生するイベントを表します。 (SqlSmoObject から継承されています。) |
先頭に戻る
明示的なインターフェイスの実装
名前 | 説明 | |
---|---|---|
IAlienObject.Discover | 依存関係を検出します。このメンバーをコード内で直接参照しないでください。このメンバーは、SQL Server インフラストラクチャをサポートしています。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.GetDomainRoot | ドメインのルートを返します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.GetParent | このオブジェクトの親を取得します。このメンバーをコード内で直接参照しないでください。このメンバーは、SQL Server インフラストラクチャをサポートしています。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.GetPropertyType | 指定したプロパティの種類を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.GetPropertyValue | 指定されたプロパティの値を取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.GetUrn | オブジェクトの Unified Resource Name (URN) を取得します。このメンバーをコード内で直接参照しないでください。このメンバーは、SQL Server インフラストラクチャをサポートしています。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.Resolve | オブジェクトに関する情報を含むインスタンスを、オブジェクトの Unified Resource Name (URN) から取得します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.SetObjectState | オブジェクトの状態を、指定した SfcObjectState 値に設定します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
IAlienObject.SetPropertyValue | プロパティの値を設定します。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
ISfcPropertyProvider.GetPropertySet | このオブジェクトのプロパティ セットへのインターフェイス リファレンスを取得します。このメンバーをコード内で直接参照しないでください。このメンバーは、SQL Server インフラストラクチャをサポートしています。 (SqlSmoObject から継承されています。) | |
ISfcSupportsDesignMode.IsDesignMode | ユーザーがデザイン モードをサポートしているかどうかを示す Boolean 値を取得します。 |
先頭に戻る
説明
User オブジェクトのプロパティは、public 固定サーバー ロールのメンバーが取得できます。
User オブジェクトのプロパティを設定するには、データベースの ALTER ANY USER 権限を持っているか、固定データベース ロール db_owner のメンバーである必要があります。
既定のスキーマを変更するには、指定されたユーザーに対する ALTER 権限を持っているか、そのユーザーの所有者である必要があります。
ユーザーを作成または削除するには、固定サーバー ロールの ALTER ANY USER 権限を持っているか、固定データベース ロール db_owner のメンバーである必要があります。
指定されたユーザーについての権限を他のユーザーに対して許可、拒否、または取り消すには、指定されたユーザーに対する CONTROL 権限を持っている必要があります。
スレッド セーフ
この型の public static (Microsoft Visual Basic では Shared) のすべてのメンバーは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
使用例
スレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) のメンバーはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
関連項目
参照
Microsoft.SqlServer.Management.Smo 名前空間