次の方法で共有


sp_update_proxy (Transact-SQL)

既存のプロキシのプロパティを変更します。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_update_proxy 
    [ @proxy_id = ] id,
    [ @proxy_name = ] 'proxy_name',
    [ @credential_name = ] 'credential_name' ,
    [ @credential_id = ] credential_id ,
    [ @new_name = ] 'new_name' ,
    [ @enabled = ] is_enabled ,
    [ @description = ] 'description'

引数

  • [ @proxy_id= ] id
    変更するプロキシのプロキシ識別番号を指定します。 proxy_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。

  • [ @proxy_name= ] 'proxy_name'
    変更するプロキシの名前を指定します。 proxy_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

  • [ @credential_name = ] 'credential_name'
    プロキシの新しい資格情報の名前を指定します。 credential_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。 credential_name または credential_id のいずれかを指定できます。

  • [ @credential_id = ] credential_id
    プロキシの新しい資格情報の識別番号を指定します。 credential_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。 credential_name または credential_id のいずれかを指定できます。

  • [ @new_name= ] 'new_name'
    プロキシの新しい名前を指定します。 new_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。 指定した場合は、このプロシージャによってプロキシの名前が new_name に変更されます。 この引数が NULL の場合、プロキシの名前は変更されません。

  • [ @enabled = ] is_enabled
    プロキシが有効かどうかを指定します。 is_enabled のデータ型は tinyint で、既定値は NULL です。 is_enabled が 0 の場合、プロキシは有効でなく、ジョブ ステップで使用できません。 この引数が NULL の場合、プロキシの状態は変更されません。

  • [ @description= ] 'description'
    プロキシの新しい説明を指定します。 description のデータ型は nvarchar(512) で、既定値は NULL です。 この引数が NULL の場合、プロキシの説明は変更されません。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

説明

@proxy_name または @proxy_id のいずれかを指定する必要があります。 両方の引数を指定する場合は、両方とも同じプロキシを参照する必要があります。異なるプロキシを参照する場合、ストアド プロシージャは失敗します。

プロキシの資格情報を変更するには、@credential_name または @credential_id を指定する必要があります。 両方の引数を指定する場合は、両方とも同じ資格情報を参照する必要があります。異なる資格情報を参照する場合、ストアド プロシージャは失敗します。

このプロシージャでプロキシが変更されますが、プロキシへのアクセスは変更されません。 プロキシへのアクセスを変更するには、sp_grant_login_to_proxy および sp_revoke_login_from_proxy を使用します。

権限

このプロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定セキュリティ ロールのメンバーだけです。

使用例

次の例では、プロキシ Catalog application proxy の enabled の値を 0 に設定します。

USE msdb ;
GO

EXEC dbo.sp_update_proxy
    @proxy_name = 'Catalog application proxy',
    @enabled = 0;
GO

関連項目

参照

SQL Server エージェントのストアド プロシージャ (Transact-SQL)

sp_add_proxy (Transact-SQL)

sp_delete_proxy (Transact-SQL)

sp_grant_login_to_proxy (Transact-SQL)

sp_revoke_login_from_proxy (Transact-SQL)

概念

SQL Server エージェントのセキュリティの実装